札幌記念
レース展望

過去10年で1番人気は[4−4−0−2]で8連対。G1馬は[1−3−0−0]、単勝3倍以下は[3−4−0−0]で連対率100%。単勝3.4倍以上は[0−0−0−2]で不振。2番人気は[1−1−3−5]で2連対、3番人気は[0−0−3−7]で連対なし。1番人気以外の人気馬は不振が続いている。最近5年は1番人気と4〜7番人気で決着し、馬連は15倍、16倍、16倍、15倍、9倍で10倍台までに収まっている。3連単は186倍、374倍、391倍、185倍、105倍。100〜300台が狙い目。

3歳[2−1−0−7]、4歳[3−2−2−17]、5歳[4−5−5−24]、6歳[1−1−0−24]、7歳以上[0−1−3−33]で4、5歳馬が活躍。7歳以上は不振。4歳馬は4番人気以内[0−0−2−8]で連対がなく、5〜7番人気[3−1−0−6]で4連対。穴で5〜7番人気の4歳馬に注意。関東馬は[1−5−4−41]、関西馬は[9−5−6−64]で現在関西馬が現在9連勝中。牡馬は[6−8−8−96]、牝馬は[4−2−2−9]。5番人気以内の関西牝馬は[3−1−2−0]で複勝率100%。

ロゴタイプは皐月賞を1分58秒0のレコードで優勝。前半5F58.0秒のハイペースで中団から徐々に進出して、最後は力で捻じ伏せた。心肺機能が高く、末脚に持続力がある。前走ダービーは好位から伸び切れず0.3秒差の5着。前に行った馬は消耗戦に近い形になり、結果的に距離適性の差が出た印象。今回は初の古馬相手になるが、G1馬が54キロで出走できるのは有利。休み明けは2戦2勝。皐月賞の走りから芝2000mにも不安はない。札幌&函館では[1−0−1−2]で4着以内を確保。元主戦の村田騎手に乗り替わる。

トウケイヘイローは鳴尾記念、函館記念を連勝。鳴尾記念は前半5F60.4秒、後半5F58.5秒、函館記念は前半5F58.8秒、後半5F59.8秒。鳴尾記念はマイペースでラスト5Fを高速ラップでまとめ、函館記念は速い流れでも最後までラップが大きく落ちなかった。函館記念をトップハンデ57.5キロを背負って1分58秒6で勝ったようにかなり力をつけている。今回はロゴタイプにマークされそうだが、持ち前の持続力で粘り切れるか。今年の重賞で武豊騎手は3番人気以内なら[6−3−0−5]で現在4戦連続連対中。

ルルーシュは昨年のAR共和国杯勝ち馬。有馬記念は8着、AJC杯は7着に終わったが、立て直した目黒記念は好位から早めに抜け出して2着に入った。勝ったムスカテールとは斤量、枠順、コース取りの差か。左回りでは[4−2−0−0]だが、右回りでは[2−1−1−4]。右回りでは北海道[2−1−0−1]、中山[0−0−0−3]、阪神[0−0−1−0]で北海道では4着以内を確保。昨年の札幌日経オープンを3番手から抜け出してレコードで圧勝している。先週の関屋記念を制した藤沢和厩舎は重賞勝ちで勢いがつくか。

一昨年の札幌記念勝ち馬トーセンジョーダン、中山金杯勝ち馬タッチミーノット、前走函館記念2着のアンコイルド、前走ヴィクトリアマイル2着のホエールキャプチャ、クイーンSを連覇したアイムユアーズ、前走クイーンS3着のオールザットジャズ、同4着のマルセリーナ、昨年のエリザベス女王杯勝ち馬レインボーダリア、前走函館記念で1番人気のエアソミュール、芝2000m[4−4−1−1]のラブイズブーシェなど伏兵は数多い。今年は牝馬が過去10年で最多の5頭が出走予定。昨年はフミノイマージンが大外捲りで制している。

トーセンジョーダンは昨年のジャパンC6着以来になるため、どこまで仕上がってくるか。休み明けは[2−1−1−3]。陣営は戸崎騎手を確保。タッチミーノットは右回りの芝2000m重賞で良馬場なら[1−1−0−1]。柴崎調教師が亡くなって菊川厩舎に転厩したが、今回が元の柴崎厩舎のメンバーで仕上げる最後のレースになる模様。エアソミュールは芝2000m[0−0−0−5]。前走函館記念は1番人気に支持されたが、掛かって自滅し10着に終わった。2走前に巴賞を勝ったときの松田騎手(今年ブレイク中)に乗り替わる。

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

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