北九州記念
レース展望
06年に芝1200mのハンデ戦に変更され、サマースプリントシリーズの第3戦になった。過去7年で1番人気は[1−0−2−4]で1連対のみ。前走重賞勝ち馬は[1−0−2−0]だが、前走重賞以外は[0−0−0−2]、前走負けた馬は[0−0−0−3]で不振。2番人気は[0−2−1−4]、3番人気は[0−2−0−5]で各2連対。連対馬14頭のうち7頭が6番人気以下。馬連は107倍、386倍、15倍、31倍、65倍、30倍、365倍でかなり荒れている。ハンデ戦で人気薄の連対が多く波乱傾向が強い。
6番人気以下で連対した7頭のうち5頭が52キロ、そのうち3頭が牝馬。52キロは[4−3−1−12]で関西牝馬なら[3−2−1−4]で連対率50%。穴で52キロ前後の関西牝馬に注意。連対馬14頭のうち9頭に小倉芝1200mで勝ち星があった。昨年は小倉2歳S3着馬スギノエンデバーが勝ち、小倉2歳S勝ち馬エピセアロームが3着。小倉2歳Sで好走経験のある馬に注意。過去7年の勝ち馬は11、11、1、8、5、8、8番人気。前走OP特別または条件戦に出走した8〜11番人気に注意。強気な馬券作戦が有効。
マイネルエテルネルは芝1200m[3−0−0−1]、小倉芝1200mは2戦2勝で昨年の小倉2歳Sを制している。昨年秋以降は芝1400m以上を使って不振が続いたが、函館スプリントSで0.2秒差の6着に入り、前走バーデンバーデンCをメンバー最速タイの35.5秒で差し切って完全に復活した。ただしハンデ52キロが稍重でより生かせた感もある。今回は2キロ増の54キロ。斤量自体はこなせるが、他馬との斤量差が少なくなる点がどう出るか。小倉2歳S勝ち馬だけに要注意だが、人気なら疑ってかかる手もなくはない。
バーバラは芝1200mで4連勝してオープン入り。CBC賞は好位につけて勝ちに行ったが、前に行った馬に33秒台で上がられては厳しかった。上位2頭には地力負けしたが、馬場が向かなかった感もある。前走佐世保Sは単勝1.8倍の断然人気で2番手から押し切って優勝。降級戦で力の違いを見せつけた。佐世保Sは開幕週だったが、勝ちタイム1分6秒9は昨年の北九州記念と同タイム。馬場が軽く時計が出やすい小倉は合っている。ハンデは2キロ減の53キロ。浜中騎手が騎乗停止のため、テン乗りの高倉騎手に乗り替わる。
サドンストームは降級戦の水無月Sを中団からメンバー2位タイの34.7秒で差し切って快勝。前走CBC賞は後方からメンバー最速の32.9秒で伸びて0.4秒差の3着。大外から鋭く伸びたが、前残りの展開で届かなかった。高速決着に対応できるかと差し馬向きの展開になるかがカギ。スギノエンデバーは小倉芝1200m[4−0−1−1]の巧者。昨年の北九州記念をメンバー2位タイの33.8秒で大外一気を決めている。前走2走は力を出し切っていない。昨年より2キロ重い57キロと前走出遅れた福永騎手の乗り方がカギ。
バーデンバーデンC2着馬ハノハノ、前走CBC賞4着のザッハトルテ、前走九州スポーツ杯を1分6秒9で勝ったニンジャ、小倉芝1200m[3−2−2−2]のアイラブリリ、芝1200m重賞で[0−0−1−6]のツルマルレオン、マーガレットSで直線一気を決めたローガンサファイアなど伏兵は数多い。ハノハノは馬体が充実し、少しずつ地力強化。小倉芝1200mで酒井騎手なら[3−0−0−4]。西園厩舎は2頭出し。ローガンサファイアはマーガレットSの直線一気が強烈だった。メンバー唯一のノーザンファーム生産馬。
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競馬アナリストGM
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