エルムS
レース展望

過去10年で1番人気は[3−1−2−4]で4連対。単勝1倍台は[2−1−0−1]、2倍台は[1−0−1−1]、3倍以上は[0−0−1−2]。信頼度は単勝オッズに比例する。2番人気は[4−1−1−4]で5連対、3番人気は[1−1−1−7]で2連対。最近5年のうち3年で7番人気以下が連対しており、馬連は21倍、142倍、17倍、28倍、3倍。人気馬と人気薄で中穴決着になることが多い。

連対馬20頭のうち14頭が前走4着以内。前走5着以下から連対した5頭のうち4頭は休み明けでダート重賞実績があった。夏場に行われる重賞らしく前走好走馬が活躍している。年齢別では3歳[1−1−1−5]、4歳[5−1−2−17]、5歳[3−5−3−24]、6歳[1−1−4−26]、7歳以上[0−2−0−25]で4、5歳馬が活躍している。ダートのOP以上で実績のある4、5歳馬を重視したい。

ブライトラインは前走マリーンSを1分43秒4で4馬身差の圧勝。2番手から早めに先頭に立ち、メンバー最速タイの37.1秒でまとめて大楽勝。芝ではファルコンSを勝っているが、ダート適性はかなり高く、陣営の選択は正解だった。ダートで一戦ごとに距離を延ばして3、1、1着。ダートではまだ底を見せていない。今回はテン乗りの福永騎手に乗り替わる。函館ダ1700mで福永騎手は[1−1−2−9]。

グランドシチーはダートのOP特別[2−2−1−1]、重賞[1−1−2−1]で堅実に走っている。3走前のマーチSでは58キロを背負い、メンバー2位タイの37.0秒で直線一気を決めて重賞初制覇を飾った。ダ2000m以上は[0−2−2−2]。前2走は3、4着に終わったが、微妙に距離が長かったか。昨年のエルムSは最後方からメンバー最速の35.8秒で追い込んで3着。津村騎手の乗り方がカギになる。

2連勝中のフリートストリート、ダノンゴールド、ダ1700mで7勝のエーシンモアオバー、前走マリーンS3着のツクバコガネオー、4連勝でオープン入り後2戦惨敗したジョヴァンニなど伏兵は数多い。フリートストリートは一時期大不振に陥ったが、2連勝して復調してきた。ダ1700mは2戦2勝。前走のパフォーマンスではブライトラインに遊ばれそうなだけに、もうワンランクパフォーマンスアップできれば。

ダノンゴールドはダ1700mを連勝してオープン入り。函館ダ1700mは2戦2勝。四位騎手では2戦2勝。函館→小倉→函館への輸送がどう出るか。エーシンモアオバーはダ1700m[7−2−2−5]の巧者。前3年のエルムSは逃げて3、3、4着。今年は前3年とはステップが違い、岩田騎手が騎乗する。ブライトラインが福永騎手なら可愛がって貰えるかもしれない。ツクバコガネオーはダ1700m[2−1−2−1]。レベルの高いメンバーの方が力を出せるタイプ。スピードがあるジョヴァンニは現時点では除外対象。

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

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