新潟記念
レース展望
サマー2000シリーズはトウケイヘイローの優勝が確定している。過去10年で1番人気は[0−1−0−9]で1連対。最近8年連対なし。前走重賞3着以内は[0−0−0−9]で不振。2番人気は[1−1−0−8]で2連対、3番人気は[3−1−0−6]で4連対。最近7年は6番人気以下が必ず連対している。最近5年は147倍、45倍、117倍、108倍、114倍で4年が万馬券。ハンデ戦でかなり波乱傾向が強い。
トップハンデは[1−0−2−9]で1連対のみ。ナリタクリスタルが57.5キロで勝ったが、トップハンデは過信禁物。トップハンデに限らず57キロ以上は[2−0−4−22]で2連対のみ。今年は58キロのトレイルブレイザー、57キロのエクスペディションが該当する。年齢別では4歳[4−2−0−20]、5歳[3−5−6−40]、6歳[1−1−4−34]、7歳以上[2−2−0−31]。4、5歳馬を重視したい。
トレイルブレイザーはG2を2勝している実力馬。前走七夕賞は近走不振、休み明けで7番人気だったが、6番手から徐々に進出し、直線でしぶとく伸びて2着を確保。休み明けで馬体、気配は地味に映ったが、58キロを背負って地力を示した。距離は長い方が合うが、芝2000mは[1−1−2−3]で前走の走りからも守備範囲。直線の長い新潟で切れ負けの懸念があるが、近年の新潟記念は前に行った馬が踏ん張っている。
ダコールはハンデG3では福島記念3着(稍重)、小倉大賞典2着、新潟大賞典3着(休み明け、直線で不利)、七夕賞5着(良発表でも緩い馬場)、小倉記念4着(稍重)で5着以内を確保。前走小倉記念は後方から直線で外に出してメンバー最速の33.9秒で伸びて4着。丸田騎手が上手く捌いて切れる脚を使ったが、差し馬には厳しい実質上がり勝負で届かなかった。今回も馬場状態がカギになる。陣営は内田博騎手を確保。
エクスペディションは芝2000m[3−2−1−6]で小倉記念1着、鳴尾記念2着がある。前2走は7、6着に終わったが、緩い馬場が影響している。昨年の新潟記念は中団からメンバー3位タイの32.6秒で伸びて0.1秒差の4着。57キロは楽ではないが、良馬場なら侮れない。ニューダイナスティは1600万条件を2連勝。前走は負かしたメイショウナルトは次走小倉記念をレコードで制した。陣営は戸崎騎手を確保。
前走七夕賞6着のファタモルガーナ、前走勝ってオープン入りしたカルドブレッサ、サンシャイン、前走1000万条件を勝ったブリッジクライムなどが伏兵か。ファタモルガーナは前走七夕賞でメンバー最速の35.3秒で追い込んで6着。高速決着に課題があるが、直線が長いコースに替わるのはプラス。カルドブレッサは前走日本海Sをメンバー2位の35.4秒で差し切って快勝。左回りでは[2−1−1−0]で複勝率100%。
サンシャインは前走マレーシアCを中団からメンバー最速の34.3秒で差し切り、1分57秒9で優勝。前走とはメンバーが違うが、3キロ減の52キロで出走できる。今年の重賞で石橋脩騎手は[0−0−2−21]。ブリッジクライムは前走1000万条件を2馬身半差で圧勝。秋華賞4着馬でも51キロで出走できる。ゼンノロブロイ産駒に横山典騎手が騎乗し、芝2000mで5番人気以内なら[4−3−0−3]で連対率70%。
WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM
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