セントライト記念
レース展望

菊花賞トライアル。過去10年で1番人気は[3−2−1−4]で5連対。関東馬は[2−1−0−0]、関西馬は[0−1−1−4]で関東馬なら堅実。単勝4倍以上は[0−0−0−2]。関西馬と単勝4倍以上の1番人気は過信禁物。2番人気は[1−2−1−6]、3番人気は[1−2−0−7]で各3連対。6番人気以下が6連対と多く、最近5年の馬連は31倍、23倍、20倍、49倍、91倍で中穴決着が続いている。

ダービーから直行した馬は[3−3−2−14]で6連対。関東馬は[3−2−0−6]、関西馬は[0−1−2−8]。ダービーから直行した関西馬の不振が波乱要因のひとつだが、今年はダービー組が関東馬1頭しかいない。前走条件戦から連対した8頭は全て前走芝2000m以上に出走し、7頭が3着以内を確保していた。春の重賞から直行した実績馬が強いが、前走条件戦で好走した馬にもチャンスがある。穴で要注意。

ユールシンギングは552キロでデビューした勢司厩舎の大型馬。近親に青葉賞とステイヤーズSを勝ったペインテドブラックがいる。前走は後方からメンバー最速の34.0秒で差し切って2馬身半差で圧勝した。前3走の上がりはメンバー1、2、1位でいい脚を長く使える。中山芝2200mの未勝利戦6着は直線でスムーズさを欠いたことが堪えている。左回りに実績が集中しているが、乗り方次第で中山はこなせるのでは。

ヒラボクディープは青葉賞を内ラチ沿いの4番手から34.0秒で抜け出して優勝。スローペースで前の3頭が大逃げの形になり、4番手はまさに絶好位だった。勝ちタイム2分26秒2は平凡。前走ダービーは後方のまま見せ場なく0.7秒差の13着。青葉賞より0.7秒速い2分25秒0で走っている。中山芝2200mの水仙賞を勝っておりコースはこなせる。青葉賞馬が力の違いを見せつけるか。国枝厩舎は中山重賞に強い。

ラジオNIKKEI賞勝ち馬ケイアイチョウサン、青葉賞7着馬アドマイヤスピカ、ラジオNIKKEI賞6着馬ダービーフィズ、前走積丹特別を逃げて大差勝ちしたバンデ、前走500万条件を勝ったサイモンラムセス、前走500万条件4着のレッドルーファスなどが伏兵か。ケイアイチョウサンはラジオNIKKEI賞を勝ったが、展開とコース取りが嵌った感が強い。中山では京成杯3着がある。成長力あるステイゴールド産駒。

アドマイヤスピカは青葉賞で7着に終わったが、スローの上がり勝負で直線に向いたときに既に致命的な位置取りだった。今回は福永騎手から戸崎騎手に乗り替わる。中山では若竹賞2着がある。バンデは前走逃げて2着に2.8秒差をつけて大差勝ち。同型のアポロソニックの回避はプラスに働く。レッドルーファスは函館芝2000mの未勝利戦を好位から抜け出して3馬身半差で圧勝。藤沢和厩舎の管理馬で馬体の造りは目立つ。

★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
京成杯AH 馬連1,500円 3連単28,410円的中!

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