デイリー杯2歳S
レース展望

過去10年で1番人気は[5−2−0−3]で7連対。単勝1倍台は[3−0−0−0]、単勝2倍以上は[2−2−0−3]。単勝4.4倍のマリエンベルクが8着に終わったように混戦で人気が割れたときは危険。2番人気は[0−2−3−5]で2連対、3番人気は[2−3−2−3]で5連対。連対馬20頭のうち17頭が5番人気以内。最近5年の馬連は6倍、16倍、13倍、6倍、57倍で10倍前後の決着が多い。

連対馬20頭のうち15頭が前走1着。前走新馬戦勝ち馬は[3−3−2−13]、未勝利戦勝ち馬は[4−1−3−28]。初勝利直後でも通用している。前走1番人気は[6−5−3−23]、2番人気は[3−2−2−15]、3番人気以下は[1−3−5−54]で1勝のみ。前走1、2番人気だった馬が勝つことが多い。開催初日に移動した昨年は流れが緩んで前残り決着。展開、馬場にもよるが、前残りに注意したい。

ホウライアキコは小倉2歳Sで内ラチ沿いの2番手からメンバー3位の35.5秒で抜け出して快勝。馬体が2キロ減って少し腹目が細く映ったが、持ち前のスピードと地力の高さで押し切った。今年の2歳戦でヨハネスブルグ産駒は14勝でトップ。過去10年で小倉2歳S勝ち馬は1、11、3着(全て牡馬)。距離2F延長がカギになるが、現時点の完成度の高さで克服するか。小倉2歳Sに続き、和田アキコ馬券なるか。

ピークトラムは大外枠スタートから終始外を回り、上がりを33.8秒でまとめて2着にハナ差の3着。デビューから全て芝1600mを使われ、中京でレコード勝ちしたのはダテではなかった。5着マーブルカテドラルは、先週の芙蓉Sを制している。過去10年のデイリー杯2歳Sで橋口厩舎は[3−0−0−3]、小牧騎手では[3−0−0−1]で勝率75%。データ的には買いも人気になるなら軽視する手も一考。

アトムは阪神芝1600mの新馬戦を中団からメンバー最速の34.1秒で差し切って快勝。前半5F62.9秒のスローペースだったため勝ちタイム1分37秒5は平凡だが、素質の高さを感じさせた。池江寿厩舎のディープインパクト産駒。スタートと折り合いに課題があるが、2戦目でクリアできるか。過去10年で1番人気で新馬戦を勝った馬が3番人気以内なら[2−2−1−1]。川田騎手の乗り方がカギになる。

阪神の未勝利戦を圧勝したライザン、前走ききょうS3着のモズハツコイ、函館の新馬戦を勝ったプライマリーコード、函館の未勝利戦を圧勝したアグネスドリーム、カンナS2着馬キンシノキセキなどが伏兵か。ライザンは新馬戦で出遅れてアトムに0.3秒差の3着に終わったが、外からしぶとく伸びていた。前走未勝利戦は逃げてメンバー最速の33.5秒でまとめ、3馬身差で圧勝。陣営は岩田騎手を確保している。

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

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