府中牝馬S
レース展望

エリザベス女王杯の前哨戦。過去10年で1番人気は[2−2−3−3]で4連対。前走連対馬は[2−1−1−0]、前走3着は[0−1−1−0]、前走4着以下は[0−0−1−3]。前走4着以下に負けたG1実績馬は危険。2番人気は[1−0−2−7]で1連対、3番人気は[0−3−2−5]で3連対。最近4年は7、14、10番人気が連対し、馬連は51倍、271倍、29倍、187倍。かなり波乱傾向が強い。

連対馬20頭のうち16頭が前走4着以内。前走5着以下から連対した4頭のうち3頭に芝1800m重賞で3着以内があった。芝1800m重賞で実績がある馬なら巻き返し可能。最近8年の連対馬16頭のうち9頭に芝1800m以上で重賞勝ち、残る7頭に芝1800m以上で重賞3着以内があった。芝中距離重賞で実績がある馬しか通用していない。穴で芝1800m重賞で3着以内があり、前走負けて人気を落とした馬に注意。

アロマティコは昨年の秋華賞3着馬。今年は福島牝馬S4着、ヴィクトリアマイル10着、マーメイドS3着などメンバー最速の末脚で追い込んで届かないレースが続いている。前走佐渡Sは後方からメンバー最速の33.4秒で伸びて2馬身半差で圧勝。直線の長い新潟、少頭数、1600万条件の楽なメンバーで馬なりのまま楽勝した。最近は確実に最速上がりを繰り出すが、重賞では3、4着が多い。展開と位置取りがカギになる。

マイネイサベルは昨年以降、良馬場では府中牝馬S1着、中山牝馬S1着、福島牝馬S1着、ヴィクトリアマイル3着、安田記念4着と堅実に走っている。前走安田記念では牡馬の一線級を相手に0.4秒差の4着に入った。昨年の府中牝馬Sは中団から33.0秒で抜け出して1分45秒5で勝っている。昨年の府中牝馬Sは叩き3戦目だったが、今年は秋のG1を目指して休み明けで臨んできた。どこまで仕上がってくるか。

京都牝馬S勝ち馬ハナズゴール、前走関屋記念4着のドナウブルー、新潟記念勝ち馬コスモネモシン、ヴィクトリアマイルで1、2着があるホエールキャプチャ、マーメイドS勝ち馬マルセリーナ、前走長岡Sを勝ったスイートサルサなど伏兵は数多い。ハナズゴールは2番人気に支持されたヴィクトリアマイルで0.3秒差の6着に終わったが、直線でスムーズさを欠いたことが堪えた。今回はテン乗りの武豊騎手に乗り替わる。

ドナウブルーはヴィクトリアマイル5着、中京記念4着、関屋記念4着と善戦止まりが続いている。最近は闘争心が薄れた感があるが、今回はテン乗りのメンディザバル騎手に乗り替わる。コスモネモシンは前走52キロで新潟記念を優勝。芝1800mの牝馬限定G3では[0−4−1−3]で連対率50%。スイートサルサは前走長岡Sを関屋記念より0.8秒速い1分31秒7で快勝。前走と同じ52キロで出走できる。

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

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