みやこS
レース展望

過去3年で1番人気は[2−1−0−0]。3頭は2番、6番、4番枠で全て内枠に入っていた。単勝1倍台は[2−0−0−0]で勝率100%。2番人気は[1−0−0−2]、3番人気は[0−1−0−2]で各1連対。過去3年は1番人気と2〜4番人気で決着し、馬連は4倍、9倍、6倍で全て10倍以下の堅い決着。人気のダート重賞実績馬が活躍し堅く収まる傾向。3着は9、5、5番人気で3連単は1万円台止まり。

連対馬6頭のうち5頭が前走連対。残る1頭は前走南部杯4着でダートG1−5勝の実力馬だった。ダートG1実績馬を除き、前走連対していることが目安。1〜3着馬9頭は全て前走4着以内。前走ダート重賞で好走した馬に注目。1〜4枠は[3−3−2−16]、5〜8枠は[0−0−1−22]で内枠に入った馬しか連対がない。過去3年のデータのため、絶対的に内枠が有利とは思わないが、内めの枠に入った馬を重視したい。

ローマンレジェンドは昨年のみやこS勝ち馬。直線で前が壁になって狭い内を突き、先に抜け出したニホンピロアワーズを差し切った。次走のジャパンCダートは4着に終わったが、続く東京大賞典でG1初制覇を飾った。今年はかしわ記念が0.5秒差の3着、帝王賞が2.1秒差の6着と精彩を欠いている。京都ダ1800mは4戦4勝の得意コース。今年は昨年より2キロ重い59キロを背負うが連覇を飾れるか。鞍上は岩田騎手。

グレープブランデーは東海S、フェブラリーSを連勝して完全復活を果たしたが、右第1指骨剥離骨折で休養入り。復帰戦の南部杯は3番手から伸び切れず1.0秒差の4着に終わった。ひと叩きされてどこまで上向いてくるか。昨年のみやこSは58キロを背負い、7枠13番から外々を回って伸び切れず6着。今年は昨年より1キロ重い59キロを背負う。58キロではシリウスS3着、みやこS6着。Mデムーロ騎手に乗り替わる。

ケイアイレオーネはユニコーンS3着、JDD3着、レパードS3着と詰めが甘く勝ち切れないレースが続いたが、前走シリウスSを後方からメンバー最速の35.7秒で差し切った。1枠からロスなく回って脚をタメたことで詰めの甘さを解消できた。幸騎手は手の内に入れている。シリウスSはハンデ戦で53キロだったが、今回は別定戦で55キロを背負う。ジャパンCダートに向けてステップアップできるか試金石の一戦になる。

前走シリウスS2着のナイスミーチュー、同3着のグランドシチー、前走エルムS3着のブライトライン、レパードS勝ち馬インカンテーション、前走BSN賞2着のタイムズアロー、前走レディスプレリュードS3着のレッドクラウディア、前走平城京Sを勝ったヴァンヌーヴォーなど伏兵は多士済々。ナイスミーチューはダート重賞で1800m[0−0−0−3]、1900m以上[1−2−0−0]。ダ1800mの高速決着に対応できるかがカギ。

グランドシチーは前走シリウスSで58.5キロを背負って0.2秒差の3着。スタートを決めて好位につけたことが今回に繋がれば。ブライトラインはダート[2−0−2−0]。前走エルムS3着は直線で前が壁になって外に持ち出すロスがあった。インカンテーションは前走ラジオ日本賞は中団から伸び切れず6着。前走と同じ右回りで巻き返せるか。ヴァンヌーヴォーは京都ダ1800mで3戦3勝。3連勝で本格化を示すか。

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

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