愛知杯
レース展望
牝馬限定戦で行われた過去9年で1番人気は[1−1−2−5]で2連対。単勝3倍以上は[0−1−2−4]で1連対のみ。混戦メンバーで人気が割れ、押し出されて1番人気になった馬は危険。2番人気は[1−1−3−4]で2連対、3番人気は[0−1−2−5]で1連対。連対馬18頭のうち10頭が6番人気以下。馬連は50倍以上が3回、万馬券が3回とかなり荒れている。10番人気以下が5連対。極端な人気薄に注意。
前走エリザベス女王杯出走馬は[5−2−6−24]で7連対。12月に移動後は7年のうち5年でエリザベス女王杯組が制している。トップハンデは[4−3−3−8]で4番人気以内[4−2−3−3]、5番人気以下[0−1−0−5]。今年のトップハンデは57キロのマイネイサベル。53キロ以下で連対した8頭のうち7頭が7番人気以下。中京新コースで行われた昨年は51キロと52キロで決着。今年も軽量馬に注意。
スマートレイアーは前走秋華賞で2位タイの34.0秒で追い込んで0.2秒差の2着。出遅れて1枠1番を全く生かせなかったが、直線で切れる脚を使って能力の高さを示した。秋華賞後は軽い捻挫でエリザベス女王杯を回避したが、どこまで仕上がってくるか。今回出走する3歳馬の中では最も重い55キロを背負う。過去9年で55キロ以上を背負った3歳馬は[1−0−1−2]で56キロのアドマイヤキッスが制している。
アロマティコは前走エリザベス女王杯で最速タイの34.1秒で追い込んで0.2秒差の3着。道中後方2番手まで下がり、そこからいい脚を長く使ったが、レースのラスト3Fが尻上がりではさすがに厳しかった。芝2000mは[2−0−3−1]で3走前に佐渡Sを1分58秒3で楽勝している。重賞勝ちがないため、前走より1キロ軽い55キロで出走できる。三浦騎手が流れと位置取りをマッチさせられるかがポイント。
前走勝ってオープン入りしたゴールデンナンバー、重賞3勝の実力馬マイネイサベル、昨年の3着馬のオールザットジャズ、秋華賞3着馬リラコサージュ、同6着馬シャトーブランシュ、新潟記念勝ち馬コスモネモシン、昨年の2着馬サンシャイン、前走1600万条件を勝ったコウエイオトメ、前走1000万条件を勝ったウエスタンレベッカなど伏兵は数多い。トップハンデは57キロ、最軽量は49キロでその差は8キロある。
ゴールデンナンバーは前8戦のうち7戦の上がりがメンバー最速。ここにきて馬体が充実して末脚の威力が増している。芝1600mは[4−3−0−1]だが、芝2000mは2戦して7、8着。距離の克服がカギになるが、横山典騎手の追い込みが嵌ると頭もあるか。マイネイサベルは中山牝馬Sを56キロで勝っているが、今回はさらに1キロ重い57キロ。芝2000mは[0−0−1−3]で福島記念(新潟)3着がある。
オールザットジャズは芝1800〜2000mのG3では[2−1−3−1]で休み明けを除くと3着以内を確保。昨年の愛知杯は前残りの展開で3着。今年も56キロを背負うが、陣営はバルザローナ騎手を確保。リラコサージュは前走秋華賞で3着デニムアンドルビーとの激しい叩き合いをハナ差で制して3着。ローズSシンガリ負け、距離1F延長、馬体12キロ減を克服して穴をあけた。秋華賞3着馬が52キロで出走できる。
WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM
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