朝日杯FS
レース展望

過去10年で1番人気は[2−2−4−2]で4連対。単勝1倍台は[0−1−0−1]、2倍台は[1−1−2−0]、3倍以上は[1−0−2−1]。断然人気でも過信禁物。2番人気は[4−1−1−4]で5連対、3番人気は[1−1−1−7]で2連対。連対馬20頭のうち17頭が5番人気以内。最近5年の馬連は19倍、5倍、49倍、15倍、15倍で中穴決着が多い。本命を押さえながら中穴を狙う馬券作戦が有効。

連対馬20頭のうち17頭が前走3着以内。前走勝ち馬が7勝2着5回。勝った勢いで連勝する馬が多い。前走6着以下は[0−1−0−18]で1連対のみ。惨敗馬が巻き返すのは難しい。中山芝1600mの外枠はコースロスが大きく不利。7枠は[1−0−0−19]、8枠は[0−1−1−18]で各1連対のみ。外枠に人気馬が入ったら高配当狙いの好機。ただし馬場状態&展開次第で不利が緩和されることがある点に注意。

プレイアンドリアルは門別ダ1700m、盛岡芝1600mを圧勝。前走東スポ杯2歳Sは4番手から直線で早めに先頭に立ったが、最後にイスラボニータに差されてクビ差の2着。早めに動いたぶん差されたが、レコードと同タイムで走り、中央の重賞で通用する力があることを示した。その後はホッカイドウ競馬の田部厩舎から川崎の河津厩舎に転厩し、コスモバルクと同様に地方在籍のまま中央クラシックを目指すことになった。

地方馬が中央G1を制したのは、1999年のフェブラリーSを制したメイセイオペラのみ。朝日杯FSではレジェンドハンター2着(1人気)、ネイティヴハート3着(4人気)がある。今年は重賞勝ち馬は牝馬のベルカントのみ。牡馬に重賞勝ち馬はおらず、重賞2着馬はプレイアンドリアルとアトムのみ。プレイアンドリアルが偉業を達成する可能性は十分にある。相馬眼的に来春のG1で岡田氏の夢が実現する可能性がある。

アトムは阪神芝1600mの新馬戦を中団から最速の34.1秒で差し切って快勝。前走デイリー杯2歳Sは中団から最速の34.8秒で伸びて2着。勝ったホウライアキコにクビ差まで迫り、レコードと同タイムで走って能力を示した。池江寿厩舎のディープインパクト産駒。小柄な点にリスクがあるが、馬体が成長すればハットトリックに似たタイプに育つ可能性がある。先週の阪神JFと同様に川田騎手のコース取りがカギになる。

ベルカントは前走ファンタジーSを1分21秒1で逃げ切り勝ち。ラスト3Fは11.3−12.0−12.0秒で最後までラップが落ちなかった。牝馬で本来なら阪神JFだが、メンバー、コース形態を考慮して朝日杯FSに参戦してきた。距離1600mはこなせそうだが、道中絡まれたときにスピードをコントルールできるかがカギ。武豊騎手は勝てば中央G1完全制覇となる。G1で逃げ切ったことはないが、ダブルで決めるか。

千両賞を圧勝したウインフルブルーム、芝1600mで2戦2勝のショウナンワダチ、ダートで2戦2勝のアジアエクスプレス、からまつ賞勝ち馬ショウナンアチーヴ、前走500万条件を勝ったツィンクルソードなどが伏兵か。ウインフルブルームは前走千両賞を逃げて1分33秒9で走って3馬身差で圧勝。距離1F短縮で潜在的なスピードが引き出された印象。先週の阪神FSでホウライアキコで負けた和田騎手は強気な騎乗か。

ショウナンワダチは東京芝1600mの新馬、ベコニア賞を最速上がりで連勝。ローテーションは厳しいが、末脚の威力は魅力。北村宏騎手は朝日杯FSで[0−0−0−7]だが、中山芝1600mは苦手ではない。ツィンクルソードは前走500万条件を最速上がりで快勝。母は桜花賞2着馬ツィンクルブライド。半兄に朝日杯FS3着馬ペールギュントがいる。鞍上は1999年の朝日杯FSで地方馬レジェンドハンターをエイシンプストンで差し切った福永騎手。プレイアンドリアルと同じデュランダル産駒。

★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
阪神JF 3連複6,220円、浜松S 馬連・3連単10,250円的中!

◆MR予想(万馬券MR)
阪神JF 馬連・3連単42,130円的中!穴馬レッドリヴェール優勝!

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

[Home]