阪神カップ
レース展望

過去7年で1番人気は[2−1−0−4]で3連対。最近3年はゴールスキーが5着、リアルインパクトが10着、アドマイヤセプターが7着に終わった。2番人気は[1−0−1−5]、3番人気は[1−0−0−6]で各1連対のみ。3番人気以内の決着は1回もない。連対馬15頭のうち7頭が6番人気以下。馬連は53倍、60倍、30倍、29倍/46倍、30倍、56倍、131倍で全て中穴以上の決着。人気薄の連対が多く、かなり波乱傾向が強い。3連単は7年のうち6年が1000倍以上。3連単は強気に高配当狙いに徹したい。

過去5年の1〜3着馬21頭のうち19頭に芝1600mで連対があった。ハイペースで1200mを走った後にもう1F踏ん張る底力が要求される。芝1600mで連対がある馬を重視したい。前走マイルCS組は6、3、10、12、13、13、7、16着馬が6、1、10、11、2、5、3、14番人気で連対した。芝1400mで実績のある馬の巻き返しに注意。今年はマイルCSから2着ダイワマッジョーレ、4着コパノリチャード、7着サダムパテック、10着リアルインパクト、11着クラレント、14着ガルボが出走する。

ダイワマッジョーレは前走マイルCSで内ラチ沿いの3番手から34.1秒で伸びて0.1秒差の2着。前半緩い流れで内ラチ沿いの絶好の位置につけて直線で抜け出したが、トーセンラーに切れ負けした。安田記念では58キロを背負って高速決着で9着に終わったが、芝1400〜1600mで57キロ以下なら[2−4−1−1]で堅実に走っている。芝1400mは[1−1−0−0]で京王杯SC1着、スワンS2着がある。前走マイルCS2着と芝1400m実績が評価されて1番人気になりそうだ。今の阪神の重い馬場がカギ。

コパノリチャードは前走マイルCSで前半5F35.1秒の緩い流れで逃げて0.6秒差の4着。スピードコントロールが難しい馬だが、マイペースで進めて1分33秒0で走った。3歳でこれだけ走れれば、来年のマイルCSのメドは立ったか。芝1400mは[2−0−0−0]でスワンSを1分20秒8(稍重)で逃げ切っている。過去7年の阪神カップで逃げ馬は[0−1−0−6]でレッドスパーダの2着があるのみ。冬場は安定して走っているが、流れが速くなって差しが決まりやすいレースだけに自分のペースで行けるかがカギ。

サンカルロは阪神芝1400m[3−1−2−2]で重賞3勝。阪神カップは2、6、1、1着で今年は3連覇が懸かる。昨年の阪神カップは後方からメンバー最速の34.4秒で豪快に差し切った。今年は馬券圏内がないが、冬場走るタイプで得意コースだけに侮れない。ラトルスネークはスワンS6着、京阪杯5着と追い込んで届かないレースが続いている。前5走の上がりは全て最速で必ず切れる脚を使っている。阪神芝1400mは[2−1−0−1]の巧者。コースは合うため、まだ日本慣れしていないバルザローナ騎手がカギ。

前走スワンS5着のマジンプロスパー、昨年の5着馬クラレント、昨年のマイルCS勝ち馬サダムパテック、前走オーロC2着のテイエムオオタカ、ムーア騎乗のリアルインパクト、昨年の2着馬ガルボなど伏兵は数多い。マジンプロスパーは阪神芝1400m[2−1−0−1]で阪急杯1、2着がある。前走スワンSは56キロが有利だったが、直線で伸び切れず5着。馬体が6キロ増えていたことが影響したのか。ガルボは寒い時期に走るタイプで11〜1月のG2以下、良馬場なら[2−5−0−3]。今年は岩田騎手を確保している。

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

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