中山金杯
レース展望

過去10年で1番人気は[3−0−1−6]で3連対。前走重賞連対馬は[3−0−0−1]だが、前走連対を外した馬は[0−0−1−4]で不振。2番人気は[2−2−1−5]で4連対、3番人気は[2−0−1−7]で2連対。6番人気以下が5連対と多いが、最近6年の連対馬12頭のうち11頭が5番人気以内。最近6年の馬連は17倍、28倍、22倍、33倍、25倍、11倍で20倍前後の中穴決着が多い。最近5年の3連単は2327倍、2487倍、581倍、423倍、94倍。3連単は3着に人気薄が来て荒れることが多い。

トップハンデは[3−2−0−12]で6、7、10、4、2番人気が連対。人気薄の激走に注意。最近6年の連対馬12頭のうち9頭が56キロ以上、3頭が55キロ。54キロ以下は[0−0−2−31]で3着止まり。54キロ以下はマックスドリーム、カルドブレッサ、メイショウサミット、サムソンズプライド、ドリームヒーロー、コスモラピュタ、イケドラゴン。1枠は[1−0−0−17]、8枠は[0−1−1−17]で各1連対のみ。1枠は荒れた内を通らされ、8枠は外々を回るロスがある。最近は2枠と6枠に入った馬が活躍。

ディサイファは前6戦4勝の上がり馬。前走福島記念は後方から捲って0.1秒差の4着。先行した馬がレコードで勝つ展開で大外捲りでは厳しかったが、重賞初挑戦でメドを立てた。前半5F57.5秒のハイペースでいつもより位置取りが悪くなったが、速い流れを経験したことは今後に繋がるのではないか。芝2000mは[2−4−2−3]、中山芝2000mは[0−2−1−2]。2走前のレインボーSでは好位からしぶとく伸びてクビ差の2着に入った。ハンデは前走と同じ54キロ。四位騎手では[3−1−0−1]で連対率80%。

ケイアイチョウサンは3走前のラジオNIKKEI賞で重賞初制覇。後方3番手から最内を突いて押し上げ、メンバー最速の34.3秒で差し切った。展開とコース取りがズバリ嵌った感が強いが、いい脚を長く使っている。セントライト記念は0.3秒差の5着、菊花賞は1.1秒差の5着に終わったが、メンバー最速の末脚を繰り出している。中山芝では3、3、4、5着だが、京成杯で大外から捲って3着に入ったように中山芝2000mをこなす下地はある。成長力あるステイゴールド産駒。横山典騎手は新年早々に最後方に控えるのだろうか。

前走ステイヤーズS2着のユニバーサルバンク、一昨年の有馬記念2着馬オーシャンブルー、前走ディセンバーS2着のセイクリッドバレー、同5着のサクラアルディート、プリンシパルS勝ち馬サムソンズプライドなど伏兵は数多い。ユニバーサルバンクは前走ステイヤーズSで中団からしぶとく伸びて0.6秒差の2着。11年の京都新聞杯以来2年半ぶりに重賞で連対を果たした。11〜2月は[2−5−0−2]で寒い時期に走るタイプ。芝2000mは[2−4−0−4]で重賞では14、8、14着。テン乗りの戸崎騎手に乗り替わる。

オーシャンブルーは前3走オールカマー7着、天皇賞(秋)13着、金鯱賞10着と不振が続いている。芝2000mは[4−0−0−4]で勝つか負けるか両極端。トップハンデ57.5キロを背負うが、叩き4戦目、ベリー騎手でどこまで変わるか。サクラアルディートは前走ディセンバーSで中団の内から伸びて0.2秒差の5着。直線でごちゃついたこともあるが、長期休み明けの影響もあったか。芝2000mは[2−1−0−0]で500万条件を2勝。皐月賞2着馬サクラプレジデントの半弟。小島太厩舎のディサイファを追いかけてくる。

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

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