京都金杯
レース展望

過去10年で1番人気は[2−3−0−5]で5連対。単勝1倍台は[1−0−0−0]、単勝2倍台は[0−3−0−1]、3倍以上は[1−0−0−4]。押し出されて1番人気になった馬は危険。2番人気は[0−1−3−6]で1連対、3番人気は[2−2−0−6]で4連対。ハンデ戦らしく6番人気以下が9連対と多い。10番人気以下は[0−1−2−66]で1連対のみ。最近5年の馬連は40倍、13倍、44倍、13倍、21倍で中穴決着が多い。連対の多い6〜9番人気を絡めて20倍前後の中穴を狙う馬券作戦が妙味。

トップハンデは[1−2−0−14]で3連対。1番人気は[0−1−0−2]、2〜5番人気は[1−0−0−4]、6番人気以下は[0−1−0−8]。人気にならないトップハンデは不振。連対馬20頭のうち8頭が前年のマイルCSに出走していたが、今年はガルボしかいない。6番人気以下で連対した9頭のうち5頭が前走芝1600mを勝っていた。条件戦組も連対しておりクラスは問わない。前走芝1600mを勝った馬が6〜9番人気なら[2−2−1−1]で複勝率83.3%。穴で前走芝1600mを勝ってきた馬に注意。

マイネルラクリマは前4走ハンデG3で1、3、2、4着。前走朝日CCは2番手から早めに抜け出したが、外から交わされて0.2秒差の4着。直線の長い外回り、トップハンデ58キロで切れ負けした。直線に坂があるコースでは[0−1−2−7]だが、平坦コースでは[5−3−2−0]で複勝率100%。今回は直線が平坦な京都で12年には京都金杯を55キロで制している。中山金杯ではなく、京都金杯を使うのは直線の坂を考慮したのだろう。トップハンデ58キロを背負うため、切れ負けしないようになだれ込めるかがカギ。

メイケイペガスターは共同通信杯勝ち馬。皐月賞は9着、ダービーは11着に終わったが、復帰戦のキャピタルSで3番手から粘って0.1秒差の3着に入った。2着トリップは次走リゲルSを制している。今回もマイル戦で折り合えるかがポイント。藤田騎手は手の内に入れたか。オースミナインは芝1600m[3−3−1−0]の巧者。前走ゴールデンホイップTを中団から差し切って快勝。レースを使われながら着実に力をつけている。重賞初挑戦のため、54キロで出走できる。過去10年の京都金杯で福永騎手は[0−2−0−6]。

前走阪神カップ2着のガルボ、一昨年のエプソムC勝ち馬トーセンレーヴ、ひと叩きされたプリムラブルガリス、富士S3着馬シャイニープリンス、2連勝でオープン入りしたサンライズメジャー、ネオウィズダムなど伏兵は数多い。ガルボは2年連続阪神カップで2着に入り波乱を演出。京都芝1600mは[1−1−0−3]でシンザン記念1着、京都金杯2着がある。58キロでは5、8、5、7着。トップハンデ58キロの克服がカギだが、寒い時期に走るタイプ。過去10年の京都金杯で[2−1−3−1]の岩田騎手が持ってくるか。

トーセンレーヴは昨年の京都金杯で7着に終わったが、内を通った馬が有利な馬場で大外16番枠だった。デビューから全て外国人騎手が騎乗していたが、今回は武豊騎手が騎乗する。休み明けでどこまで仕上げてくるか。プリムラブルガリスは前走リゲルSで9着に終わったが、休み明けで馬体が18キロ増えていた。叩き2戦目、54キロでどこまで変わるか。サンライズメジャーは芝1600m[4−0−3−1]で京都では3戦3勝。過去10年で前走1600万条件は[1−2−0−8]。メンバーレベルが高い方が力を発揮しそうなタイプ。

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

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