フェアリーS
レース展望

芝1600mで行われた過去5年で1番人気は[2−0−1−2]で2連対。前走阪神JFは[2−0−0−0]だが、前走阪神JF以外は[0−0−1−2]で不振。2番人気は[0−1−2−2]、3番人気は[1−0−0−4]で各1連対のみ。5年のうち4年で7番人気以下が連対し、馬連は19倍、90倍、18倍、331倍、391倍で全て中穴以上。キャリアの浅い3歳牝馬同士の争いでかなり波乱傾向が強い。

前走勝ち馬が6連対。新馬&未勝利戦勝ち馬でも通用している。前走新馬戦勝ち馬は[1−3−0−12]で4連対。前走新馬戦で0.4秒以上の差で圧勝した馬が5番人気以内なら[0−3−0−2]で連対率60%。中山芝1600mはスタート後すぐにコーナーがあるため、外枠はロスが大きく不利。8枠は[0−0−1−9]で1番人気の3着があるのみ。8枠は割り引きが必要。人気馬が8枠に入ったらの穴狙いの好機。

グリサージュは中山芝1600mの新馬戦を2番手から抜け出して快勝。前走朝日杯FSは最後方からメンバー2位の35.4秒で追い込んで0.7秒差の9着。スタートで挟まれて位置取りが悪くなったが、最後までしぶとく伸びて牡馬一線級を相手に善戦した。先行して新馬戦を勝ったように本来は切れより地力タイプ。今回はスタートを決めて前につけるのだろう。プリンセスメモリーの半妹。内枠を引けるかがカギになる。

オメガハートロックは東京芝1600mの新馬戦を5番手からメンバー5位の33.9秒で抜け出して快勝。直線で前が壁になって追い出しが遅れたが、外に持ち出すとあっさり差し切って最後はまだ余裕があった。2着とは0.1秒差だったが、着差以上の内容だった。フラワーC勝ち馬オメガハートランドの半妹。姉より馬格があり素質は高い。2ヶ月ぶり、初の中山など課題はあるが、戸崎騎手&堀厩舎はマイル重賞に強い。

エクセレントビューは中山芝1600mの新馬戦を中団からメンバー2位タイの35.9秒で差し切って快勝。戸崎騎手が内ラチ沿いをロスなく回って切れ味を引き出した。同コースで勝った経験を生かせれば。内田博騎手に乗り替わる。リラヴァティは阪神芝1600mの未勝利戦を好位からメンバー2位タイの34.3秒で差し切って優勝。ラジオNIKKEI杯勝ち馬アダムスピークの半妹。浜中騎手から蛯名騎手に乗り替わる。

前走新馬戦を勝ったホットランナー、前走未勝利戦を勝ったイントロダクション、シーロア、アンジュデュバンなどが伏兵か。出走馬は全て1勝馬で500万条件以上で3着以内に入った馬はいない。ニシノミチシルベ、ワイレアワヒネの回避でメンバーレベルが下がっている。まだ能力を見せていない馬の激走に注意したい。今の中山は時計の掛かるタフな馬場で芝1600mは枠順に左右される。内から捌ける馬、騎手に注意。

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

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