フェアリーS
レース回顧
オメガハートロックは中団から外を回ってメンバー2位の35.4秒で差し切りレースを制した。リラヴァティが逃げて前半3F36.1秒のスローペース。前残りの展開だったが、内が荒れて外を通った馬が伸びる馬場を味方に外から一気に差し切った。勝ちタイム1分36秒3は同日の未勝利戦より0.7秒遅く、レースレベルは高くない。重賞でも出走馬は全て1勝馬だった。オメガハートロックは道中スムーズさを欠き、4コーナーでは外に振られるロスがあり、着差より強い内容。フラワーCを勝ったオメガハートランドの半妹。姉より馬格があり素質は高い。新馬戦の走りから東京コースもこなせる。次走クイーンCに出走したら注意したい。
ニシノアカツキは中団の外からメンバー最速の35.2秒で伸びてクビ差の2着。コースロスのある8枠から終始外を回ったが、馬場のいい外を通った馬が有利な馬場で通常より不利は少なかった。新潟芝1600mの未勝利戦で激しい叩き合いを制した馬。直線の叩き合いでその経験を生かせた印象。オペラハウス産駒で今の時計の掛かる馬場も合うのだろう。ブノワ騎手は乗れたレースと乗れなかったレースの差が大きい。
リラヴァティは前半3F36.1秒のスローペースで逃げて最後までしぶとく粘り0.1秒差の3着。馬体が8キロ減って少し細く映ったが、しぶとく粘って3着を確保。アダムスピークの半妹で石坂厩舎の管理馬。素質はあるが、まだ馬体が幼く成長待ち。まずは500万条件勝ちが目標か。
エクセレントビューは後方からメンバー3位タイの35.6秒で伸びて0.2秒差の4着。内田博騎手が出遅れて位置取りが悪くなり、少しずつ外に出して直線で外から伸びたが、位置取りが後ろ過ぎて届かなかった。最後はいい脚を使っただけにスムーズなら勝ち負けできたかもしれない。
イントロダクションは好位の外から伸び切れず0.2秒差の5着。前半から行きたがって外から上がって行き、そこで脚を使ったぶん直線で伸び切れなかった。小柄なデュランダル産駒。もっと軽い馬場が合う。
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