京成杯
レース展望

過去10年で1番人気は[4−2−2−2]で6連対。10年まで3着以内を確保していたが、11年以降は12、3、10着で不振。1〜4枠は[0−1−2−1]、5〜8枠は[4−1−0−1]。内枠に入った馬は不振傾向。2番人気は[4−0−1−5]で4連対、3番人気は[1−2−0−7]で3連対。最近3年は1番人気が崩れて8、5、7番人気が連対し、馬連は66倍、18倍、45倍で中穴決着が続いている。

前走新馬戦は[0−0−0−13]で不振。前走未勝利戦は[1−2−1−25]で前走芝2000mなら[1−2−0−8]。500万条件は1、2番人気なら[3−1−1−4]だが、3番人気以下は[0−0−3−13]。前走重賞4着以内は[3−4−1−2]だが、今年は前走東スポ杯2歳S4着のラングレーしかいない。この時期の2歳重賞はコースや多頭数など経験が問われる。中山芝2000mで連対がある馬に注意。

エアアンセムは新馬、ホープフルSを連勝。前走ホープフルSは内枠から好位の内をロスなく回り、ルメール騎手が内から捌いて抜け出し快勝。0.1秒差の3着クラリティシチーは大外17番枠から大外を回ったのに対し、エアアンセムは1枠2番から終始内をロスなく回っていた。コース取りに大きな差があったが、キャリア1戦、距離2F延長で好メンバーを相手に勝ったように力は持っている。新馬戦で騎乗した後藤騎手に戻る。

プレイアンドリアルは東スポ杯2歳Sで2着に入り、前走朝日杯FSで2番人気に支持されたが、3番手から伸び切れず7着に終わった。外枠スタートで馬を前に置けず、道中頭を上げて折り合いを欠いたことが影響している。デビューから馬体が増え続けているように転厩初戦で多少太かったことも微妙に影響したか。東スポ杯2歳S2着の走りから能力はあるが、馬を前に置いて折り合えるかがカギ。今回も柴田大知騎手が騎乗する。

ラングレーは東京芝2000mの新馬戦を勝ち、東スポ杯2歳Sでムーア騎手が騎乗し、好位からしぶとく伸びて0.3秒差の4着。まだ心身ともに幼い面が残っているが、切れより地力タイプで距離は長い方が合いそう。陣営はギュイヨン騎手を確保。キングズオブザサンは前走葉牡丹賞を好位から抜け出し2馬身半差で圧勝。ウインフェニックスを相手にしなかった。芝2000mは2戦2勝。前走勝った大野騎手が持ってくるか。

前走百日草特別を勝ったピオネロ、前走葉牡丹賞2着のディアデルレイ、前走エリカ賞2着のヴォルシェーブ、萩S勝ち馬デリッツァリモーネ、京都2歳S2着馬アグネスドリーム、百日草特別3着馬アルバート、新馬戦を楽勝したアデイインザライフなど伏兵は多士済々。今年は例年より素質のある馬が揃った印象。同コースの皐月賞に繋がるレースになる可能性がある。今の中山は馬場適性が問われる。重い馬場をこます馬を重視。

アルバートは百日草特別で0.1秒差の3着、ベコニア賞で0.4秒差の6着に終わったが、直線で前が壁になって外に持ち出すロスがあった。先週のフェアリーSを勝った戸崎騎手&堀厩舎のコンビ。アデイインザライフは中山芝2000mの新馬戦を大外から捲って直線で楽々と差し切った。スローペースで勝ちタイムは遅いが、レースのラスト3Fは12.3−12.1−11.8秒で尻上がり。横山典騎手は最後方ポツンか。

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

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