京都牝馬S
レース展望
過去10年で1番人気は[3−2−2−3]で5連対。最近4年は[2−2−0−0]で堅実。2番人気は[2−1−2−5]で3連対、3番人気は[0−1−2−7]で1連対。6〜9番人気が7連対と多く、人気馬と人気薄で決着することが多い。最近5年の馬連は97倍、27倍、21倍、10倍、6倍。最近は堅い決着が多くなった。稍重以上で行われた3年の連対馬6頭のうち4頭が6〜9番人気。馬場が渋ると荒れる傾向がある。
前走1000万条件は[1−0−0−12]、1600万条件は[1−2−2−14]。前走条件戦に出走した馬でも通用している。前走1600万条件から3着以内に入った5頭は7〜10番人気。穴で前走1600万条件出走馬に注意。最近5年の連対馬10頭のうち8頭が道中10番手以下からメンバー3位以内の上がりを繰り出していた。直線の長い京都外回りで末脚の威力が問われる。決め手のある馬の突っ込みに注意したい。
ドナウブルーは12年[2−1−2−2]、13年[0−1−0−6]で成績が落ちた。昨年のマイル重賞では詰めが甘く4、5着が多かった。京都芝1600mは[3−0−1−2]で京都牝馬S1着、マイルCS3、5着がある。牝馬限定G3なら能力上位だが、56キロでは安田記念10着、ダービー卿CT10着、中京記念4着。得意の京都なら56キロをこなすか。ジェンティルドンナの全姉。引退レースで有終の美を飾れるか。
ゴールデンナンバーは前走愛知杯で最後方から最速の33.9秒で追い込んで13着に終わったが、スローペースで隊列が縦長になる展開では厳しかった。前9戦のうち8戦が上がり最速。末脚の切れ味は牝馬トップレベル。芝1600mは[4−3−0−1]で休み明けを除くと[4−3−0−0]で連対率100%。京都芝は2戦2勝。条件は揃ったが、京成杯3着のアデイインザライフと馬主、騎手、調教師が同じ。最後方ポツンか。
ローズS3着馬ウリウリ、前走ターコイズS2着のノボリディアーナ、同3着のミッドサマーフェア、前走1600万条件を勝ったノーブルジュエリー、昨年の桜花賞3着馬プリンセスジャック、前走愛知杯3着のコスモネモシン、一昨年の阪神JF勝ち馬ローブティサージュ、ギュイヨン騎手を乗せてきたアドマイヤセプター、昨年のフェアリーS勝ち馬クラウンロゼ、前走1000万条件を勝ったエアジェルブロワなど伏兵は数多い。
ウリウリは前走1000万条件を勝ったばかりで格上挑戦になるが、ローズSでデニムアンドルビーに0.1秒差の3着がある。相手なりに堅実に走るタイプ。最軽量の52キロで出走できる。浜中騎手が内から捌いてくるか。ノボリディアーナは重馬場のローズSは8着、芝2000mの秋華賞は14着に終わったが、前走ターコイズSでハナ差の2着に入った。京都芝1800m以下では3戦3勝。持ち前の先行力でどこまで踏ん張るか。
ノーブルジュエリーは[5−7−2−4]で大崩れなく走っている。京都芝1600mは[0−3−0−1]。詰めは甘いが相手なりに走る。大型馬でも休み明けは[2−3−0−0]で久々は苦にしない。池江厩舎はルメール騎手を乗せてきた。エアジェルブロワは[4−3−1−2]で前走1000万条件を快勝。3走前の夕月特別でスマートレイアーに0.2秒差の2着がある。前走初の芝1400mで自身最速上がりを繰り出した。
WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM
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