フィリーズレビュー
レース展望

過去10年で1番人気は[3−2−0−5]で5連対。阪神JF4着以内から直行した馬は[3−1−0−1]だが、今年は該当する馬がいない。2番人気は[1−0−0−9]で1連対、3番人気は[3−1−1−5]で4連対。6番人気以下が9連対と多く、05年以降は8年連続で6番人気以下が連対した。最近5年の馬連は58倍、48倍、31倍、27倍、23倍で中穴決着が続いている。人気馬と人気薄で決着することが多い。

連対馬20頭のうち17頭が前走5着以内。残る3頭は阪神JF12着、エルフィンS6、9着。前走阪神JF、エルフィンSなら巻き返し可能。前走500万条件は1着[2−4−3−27]、2着以下[0−0−0−15]で勝っていることが条件。最近6年で6番人気以下で連対した6頭のうち5頭が道中8番手以下からの差し追い込みだった。激戦になると追い込み馬が突っ込んでくる。末脚の威力がある直線一気タイプに注意。

ホウライアキコは重馬場の小倉2歳Sを2番手から抜け出して快勝。デイリー杯2歳Sは2番手から抜け出して1分33秒2のレコードで制した。前走阪神JFは4番手から伸び切れず0.4秒差の7着。前に行った馬に厳しい流れで早めに動いたことが堪えたが、大外18番枠も影響している。馬体減りを考慮しながらの調整で苦しいところがあったか。スピードがあるため、距離1F短縮はプラスに働く。デビュー当時から時計を出して仕上げていた馬。馬体の成長、気配に注目したい。過去10年で阪神JF最先着馬は[3−1−1−5]、1番人気なら[3−1−0−2]で連対率66.7%。小柄な牝馬で仕上がりは早そうなタイプ。本番前にどこまで仕上げてくるか。

ベルカントは小倉2歳Sで前半3F33.1秒で逃げて0.2秒差の2着。直線でホウライアキコに差されたが、内が有利な馬場で外枠からハイペースで飛ばしてしぶとく粘っている。ファンタジーSは前半3F34.3秒で逃げて、上がりを35.3秒でまとめて1分21秒1で快勝。前半からガツンと飛ばさずにスピードをコントロールできた。スピードと完成度の高さを生かしての勝利。ただし、例年よりメンバーレベルが低かったのではないか。前走朝日杯FSは10着に終わったが、牡馬相手の芝1600mでは仕方ない。スピードタイプで距離短縮はプラス。小柄ではないが、気のいい馬で仕上がりは早そうなタイプ。ホウライアキコを完封する秘策はあるのだろうか。

ヤマノフェアリーは新馬戦でアドマイヤメテオに負けたが、3着には9馬身差をつけた。未勝利戦は逃げて軽く仕掛けただけで楽勝。断然人気で力の違いを見せつけた。前走春菜賞は好位から差し切って1分21秒7(重)で快勝。馬体が10キロ減って細く映ったが、最後は底力と根性で捻じ伏せた。前走芝1400mで先行して勝ったことは今回に繋がる。デニムアンドルビーの全妹。前走馬体が減ったため、当日の馬体重に注意。過去10年のフィリーズレビューで岩田騎手は[0−0−0−6]。昨年は1番人気のサンブルエミューズで11着に終わった。ただし11年以降の阪神芝1400mで岩田騎手は3番人気以内なら[14−6−5−8]で連対率60.8%。人気馬なら堅実。

ファンタジーS3着、紅梅S2着のアドマイヤビジン、新馬戦とジュニアCを連勝したエスメラルディーナ、芝1400m[2−2−1−0]のホッコーサラスター、前走阪神芝1400mの500万条件を勝ったダンスアミーガ、芝1400で2勝しているリアルヴィーナスなどが伏兵か。ダンスアミーガは東京芝1400mの新馬戦を逃げて5馬身差で圧勝。紅梅Sは出遅れて後方からメンバー2位の33.6秒で追い込んで0.1秒差の4着。頭を抱えたくなるような駄乗でまともに走っていない。前走500万条件は中団からメンバー最速の36.0秒で差し切った。過去10年のフィリーズレビューで中1週できた馬は[0−0−1−9]。社台はMデムーロ騎手を乗せてきた。

★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
チューリップ賞 馬単540円 3連単3,730円的中!

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◆MR予想(万馬券MR)
チューリップ賞 馬連480円 3連単3,730円的中!

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