マイラーズC
レース展望
過去10年で1番人気は[3−1−1−5]で4連対。単勝3倍以下は[3−1−0−2]、3倍以上は[0−0−1−3]。混戦メンバーで人気が割れたときは危険。2番人気は[0−2−0−8]で2連対、3番人気は[4−1−2−3]で5連対。最近4年の連対馬8頭のうち5頭が6番人気以下の人気薄。馬連は37倍、704倍、35倍、128倍でかなり荒れている。G2でメンバーレベルは高いが堅くない。京都外回りの開幕週で行われた過去2年は逃げ−追込、差し−追込で決着。2着に追い込み馬が突っ込んでいる点に注意。今年はG1馬の出走がなく、古馬G2勝ち馬はサンカルロ(阪神カップ)のみ。例年より実績馬が少ない点を考慮したい。ディープインパクト産駒の位置づけがポイントになる。
エキストラエンド(社台RH)は芝1600m[1−1−0−0]で京都金杯1着、東京新聞杯2着。芝1600mを使われてパフォーマンスを引き上げた。京都金杯は後方の内から最速の33.5秒で差し切り勝ち。1枠からグリーンベルトを通って直線でスムーズに捌いてきた。社台の馬にルメール騎手が騎乗して1枠2番。JRAは社台にお年玉か。前走東京新聞杯は中団から伸びて0.2秒差の2着。Cデムーロ騎手が直線で上手く捌いてきた。ローエングリンの半弟が芝1600mを使って素質が開花。京都外回りは2戦2勝、開幕週の京都芝1600mは京都金杯と同じ。今回は川田騎手に乗り替わる。先週の皐月賞で川田騎手はトゥザワールドに騎乗し、社台RHのイスラボニータに上手く負けている。
フィエロは芝1600mの1000万、1600万、OP特別を3連勝してきた上がり馬。前走六甲Sは後方から最速の35.6秒で差し切り2馬身半差で圧勝。後方から2位の36.1秒で追い込んだサトノギャラントの上がりを0.5秒上回った。芝1600mは[4−0−0−1]で長期休み明けを除くと4戦4勝。重馬場で2勝しており渋った馬場もこなせるが、新春Sを1分32秒8で勝ったように高速決着にも対応できる。ディープインパクト産駒で馬主は金子氏。当歳時にセレクトセールで4000万円で取り引きされた馬が本格化してきた。重賞初挑戦がG2というのは楽ではないが、今年はG1馬がいない。今回から武豊騎手が騎乗する。勝って賞金を加算して安田記念で1番人気になれるか。
オースミナインは芝1600m[3−4−1−0]、京都芝内外1600m[1−3−0−0](外回りは1戦2着)。芝1600mではまだ馬券圏内を外していない。2走前のゴールデンホイップTは中団から差し切って1分33秒1で快勝。ガチンコ勝負になるWSJSのレースを勝った馬は出世する馬が多い。前走京都金杯は後方から2位タイの33.6秒で伸びて2着。オープン入りした直後の馬が重賞初挑戦で1番人気に支持され2着を確保した。0.2秒差はエキストラエンドほどスムーズに捌けなかった差か。京都金杯はエキストラエンドより1キロ軽かったが、今回は同斤の56キロを背負う。オースミナインで[1−3−2−1]の福永騎手から、[2−1−0−0]の池添騎手に乗り替わる。
一昨年の皐月賞2着馬ワールドエース、前走ダービー卿CTを2番人気でESP(蛯名スペシャル)発動で14着に終わったレッドアリオン、前走ダービー卿CT2着のカオスモス、同3着のエールブリーズ、前走1600万条件を勝ってオープン入りしたアドマイヤドバイ、前走六甲S2着のラトルスネークなど伏兵は多士済々。ワールドエースは長期休み明けの白富士Sは0.4秒差の5着。京都外回りではきさらぎ賞で直線一気を決めている。叩いてどこまで上向いてくるか。上位人気4頭はみなディープインパクト産駒。強烈な決め手比べが見られそうだ。前走ダービー卿CTで芝1600mにメドを立てたエールブリーズ(社台RH)は戸崎騎手からテン乗りの酒井騎手に乗り替わる。社台の仕掛けを解くべし。
★先週の予想結果
◆競馬道場(競馬アナリストGM)
皐月賞、アンタレスS的中!鹿野山特別 馬単3,510円[厳選◎○]的中!コメントあり!
◆MR予想(万馬券MR)
皐月賞 馬連920円、鹿野山特別 馬連2,580円など的中!福島牝馬Sは得意の穴レース!
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