函館スプリントS
レース展望

サマースプリントシリーズの第1戦。過去10年で1番人気は[3−3−0−4]で6連対。単勝1倍台は[1−1−0−0]、牝馬は[2−1−0−0]、前走高松宮記念3着以内は[3−3−0−1]で堅実。2番人気は[4−0−1−5]で4連対、3番人気は[1−1−2−6]で2連対。6〜9番人気が5連対と多い。最近5年の馬連は37倍、9倍、8倍、3倍、90倍。堅い決着が続いていたが、昨年は前走高松宮記念3着馬で1番人気のドリームバレンチノ(59キロ)が7着に終わり、6−5番人気で波乱になった。

牡馬は[3−8−7−97]で11連対、牝馬は[7−2−3−19]で9連対。牝馬は3番人気以内なら[6−1−1−2]、前走3着以内なら[5−1−1−0]で複勝率100%。人気の牝馬は信頼度高い。連対馬20頭のうち17頭に芝1200mで重賞3着以内またはOP特別連対があった。芝1200mのOP以上で実績のある馬を重視したい。函館芝1200mはスタート後の坂と独特の洋芝で時計が掛かるコースで適性の差が出やすい。函館スプリントSで連対がある馬と函館芝1200mで好走実績のある馬に注意。

ストレイトガールは昨年以降[6−2−2−0]で3着以内を確保。今年はシルクロードSを好タイムで圧勝し、1番人気に支持された高松宮記念は0.7秒差の3着、ヴィクトリアマイルは0.1秒差の3着に入った。高松宮記念は不良馬場で馬格&パワーがある牡馬2頭に先着を許したが力負けではない。ヴィクトリアマイルは久々の芝1600mが不安視されたが、牝馬限定G1馬を相手に接戦し、G1で通用する能力があることを示した。函館芝1200mは[5−2−0−1]の巧者。単勝1倍台の断然人気になりそうだ。

最大目標は次のスプリンターズS、G1連戦後のレース、初めて背負う56キロ、現在のコース状態などにリスクがあるが、コース巧者だけにあっさりもあるか。昨年のキーンランドCは中団からメンバー2位の36.0秒で伸びが、逃げたフォーエバーマークにクビ差で負けている。当時は同斤の54キロだったが、今回はフォーエバーマークが55キロで斤量1キロ差がある。枠順と乗り方次第で捕まえられないケースがあるか。岩田騎手とは[4−2−2−0]の好相性。後藤騎手の件を払拭して強気な騎乗ができるかがカギ。

フォーエバーマークは函館芝1200m[3−0−1−0]の巧者。昨年の函館スプリントは1枠1番から逃げて0.1秒差の3着。キーンランドCは1枠1番から逃げてストレイトガールをクビ差完封して重賞初制覇。函館芝1200mの1000万、1600万条件は8枠から2番手につけて勝っている。昨年のスプリンターズSは16着に終わったが、休み明けの韋駄天Sを2番手から2着に粘って復調を示した。昨年の函館重賞2戦より1キロ重い55キロを背負うが、馬格のある馬で斤量はこなせる。同型との兼ね合いがカギ。

オーシャンS勝ち馬スマートオリオン、昨年の函館2歳S勝ち馬クリスマス、船橋Sと韋駄天Sを連勝してきたセイコーライコウ、昨年の京阪杯勝ち馬アースソニック、重賞3勝の実力馬ガルボ、阪神牝馬S3着馬ローブティサージュなど伏兵は数多い。別定戦だが、50キロのクリスマスから58キロのガルボまで斤量差が大きい点に注意。スマートオリオンは芝1200m[5−3−0−1]で高松宮記念7着を除き連対を確保。函館芝1200mは2戦2勝。今年5月以降重賞[0−0−0−10]で爆睡中の武豊騎手に乗り替わる。

クリスマスは芝1600m以上で不振が続いたが、新馬、函館2歳Sを連勝した函館芝1200mに使ってきた。過去10年で3歳牝馬は[1−0−0−5]で51キロのグランプリエンゼルが勝っている。転厩など色々あったが、得意コース&50キロで巻き返せるか。セイコーライコウは前走韋駄天Sを馬なりのままメンバー最速タイの32.7秒で抜け出して楽勝した。休み明けのフォーエバーマークを子供扱いしたが、今回は斤量関係が逆転する。7歳馬だが、今充実期か。穴は馬場、枠順、脚質がマッチする馬。特に枠順に注意。

★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
多摩川S 馬連2,680円 3連単23,690円的中!厳選予想3戦3勝!

◆MR予想(万馬券MR)
エプソムC 馬連2,360円、江ノ島特別 馬連・3連単11,260円的中!
穴馬はエプソムCでマイネルラクリマが激走!

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