神戸新聞杯
レース展望

菊花賞トライアル。07年に外回りの2400mに変更された。過去10年で1番人気は[6−2−0−2]で8連対。前走ダービーを勝った馬は[4−2−0−0]で連対率100%。2番人気は[1−1−5−3]で2連対、3番人気は[2−3−1−4]で5連対。連対馬17頭が5番人気以内、残る3頭は7、8、7番人気。9番人気以下は[0−0−0−60]で出番なし。最近5年のうち3年で7、8番人気が連対し、馬連は37倍、2.4倍、2.7倍、52倍、17倍。ダービーで連対した2頭が出走するとガチガチになる。

前走ダービーを勝った馬は[4−2−0−0]、5着以内は[9−6−1−4]に対し、6着以下は[0−0−3−23]で3着止まり。先週のセントライト記念にはダービー2、3、4、5、6着馬が出走したが、神戸新聞杯にはダービーで上位馬はワンアンドオンリーしか出走しない。近年の神戸新聞杯はこのパターンが多い。前走1000万条件勝ち馬は[0−1−2−14]で1連対、2着以下は[0−0−1−14]で連対なし。昨年は前走1000万条件連対馬が2、3着に入った。今年もメンバー的に1000万条件組に注意。

ワンアンドオンリーは弥生賞、皐月賞で後方からメンバー最速の35.5秒、34.3秒で追い込んで2、4着に終わったが、前走ダービーを5番手からメンバー2位の34.0秒で抜け出し、イスラボニータとの叩き合いを制した。内&前が有利な馬場&展開で横山典騎手騎手が1枠からスタートを決めて押して内ラチ沿いの好位につけたことがかなり大きかった。阪神芝は[2−1−0−0]でラジオNIKKEI杯2歳Sを勝っている。外回りの阪神芝2400mは末脚の威力があれば差し切れるコースだが、ダービーで正攻法のレースをした横山典騎手はどう乗るのだろう。橋口厩舎のハーツクライ産駒。秋になってどこまで馬体が成長してくるか注目したい。来年は父ハーツクライが3着に終わったキングジョージ(英G1)に挑戦するプランを温めている模様。

サトノアラジンは東スポ杯2歳S、ラジオNIKKEI杯2歳S、共同通信杯で3着に終わり、クラシックに乗れなかったが、ひと息入れて夏に復帰し、500万、1000万条件を連勝した。前走九州スポーツ杯は3番手からメンバー最速の34.9秒で抜け出して3馬身差で圧勝。馬場状態は違うが、勝ちタイム1分58秒9は翌日の小倉記念より0.9秒速かった。3歳秋に500万、1000万条件を連勝し、エリザベス女王杯で2着に入ったラキシスの全弟。3走前のゆきやなぎ賞(阪神芝2400m)で単勝1.2倍で2着に負けたことが少し気になるが、最近は折り合いに進境を見せつつある。前2走のように先行して高速ラップでまとめてワンアンドオンリーを完封する作戦か。阪神芝2400mでディープインパクト産駒は2、3着に負けることが多い。

トーセンスターダムはデビューから3連勝できさらぎ賞を1分47秒6(稍重)で制したが、皐月賞は荒れ馬場が堪えて11着、ダービーは最後の直線で内ラチに激突するアクシデントがあり16着に終わった。きさらぎ賞を1分47秒台で制したドリームパスポートは皐月賞2着、ダービー3着、トーセンラーは菊花賞3着、ワールドエースは皐月賞2着とクラシックで馬券圏内を確保している。まともに走れば、あんな無様な負け方をする馬ではないが、前走の負け方が酷かっただけに精神面に何らかの影響がなければいいのだが・・・。3連勝は全て京都。直線が平坦なコースの方が合うのかもしれないが、今の阪神は全面野芝でそれほど重い馬場ではない。セレクトセールで2億6250万円で取り引きされた馬。今後に向けてかなり重要な一戦になる。

皐月賞3着馬ウインフルブルーム、京都新聞杯勝ち馬ハギノハイブリッド、同2着馬サウンズオブアース、500万、1000万を連勝したヴォルシェーブ、青葉賞3着馬ヤマノウィザード、プリンシパルS2着馬キネオペガサスなど伏兵は数多い。ウインフルブルームは[2−3−2−0]、阪神芝は[1−2−0−0]で若葉S2着がある。ダービーを左肩跛行で取り消したが、どこまで仕上げてくるか。ヴォルシェーブはセントポーリア賞でクラリティシチー、ショウナンラグーンに勝っている。リルダヴァルの半弟だが、スタミナはある。新馬戦のラスト3Fは11.9−11.4−11.1秒で尻上がり。自分が馬主なら単に入れたい気分(笑)

★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
セントライト記念 馬単330円、阪神ジャンプS 馬単・3連単8,690円的中!

◆MR予想(万馬券MR)
阪神ジャンプS 3連単8,690円、ラジオ日本賞 3連単3,700円など的中!

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