毎日王冠
レース展望

過去10年で1番人気は[3−2−1−4]で5連対。古馬混合G1で連対がある4、5歳馬は[1−2−0−1]、前走東京芝重賞を勝って直行した馬は[2−2−0−0]で堅実。2番人気は[1−2−1−6]で3連対、3番人気は[1−1−0−8]で2連対。6〜9番人気が6連対と多い。最近5年の馬連は4倍、76倍、8倍、126倍、37倍で堅いか波乱両極端。最近は人気薄3歳馬が波乱を演出している。

連対馬20頭のうち16頭が2ヶ月以上の休み明け。春のG1から直行した馬が活躍している。3歳馬は09年まで[0−0−0−5]で通用しなかったが、10年以降は[2−3−0−2]で6、8、2、1、12番人気が連対。最近4年の連対馬8頭のうち5頭が3歳馬。今年はウインマーレライ、ロサギガンティアが出走予定。東京は開幕週でAコースで行われる。日曜は雨が降る予報が出ている。馬場状態に注意。

ワールドエースはマイラーズCを好位から抜け出して1分31秒4のレコードで制し復活した。前走安田記念は中団から伸び切れず5着。不良馬場で行きっぷりが悪く、大外枠から外を回したことが堪えたが、初めての58キロも影響したのだろう。芝1800mは2戦2勝。きさらぎ賞で大外一気を決めている。関西圏では[4−1−0−0]だが、関東圏では[0−1−0−3]で不振。東京ではダービー4着、白富士S5着、安田記念5着で善戦止まりが続いている。開幕週の馬場はプラス。多少の道悪ならこなせる。マイラーズCのように好位から高速ラップでまとめられれば勝ち負けか。きさらぎ賞で騎乗した小牧騎手に乗り替わる。

ディサイファはオープン入りして福島記念4着、中山金杯3着、大阪城S2着、都大路S2着と勝ち切れないレースが続いたが、前走エプソムCを中団からメンバー最速の33.6秒で差し切って重賞初制覇。2着マイネルラクリマはその後オールカマーを制した。芝1800mは[4−2−0−1]で東京芝1800mは[3−0−0−1]。稍重以上では[2−2−1−0]で渋った馬場もこなせる。過去10年の毎日王冠で前走エプソムC勝ち馬は[1−0−1−3]でダークシャドウが制している。G2初挑戦で前走とはメンバーが違うが、相手なりに堅実に走るタイプ。大崩れはなさそうだが、勝ち切るにはパフォーマンスアップが必要。

ダークシャドウは11年にエプソムC、毎日王冠を連勝し、天皇賞(秋)で2着に入った実力馬。12年の札幌記念を最後に馬券圏内がなく不振が続いていたが、2走前のエプソムCで59キロを背負って0.2秒差の3着、前走函館記念でトップハンデ58キロを背負って0.1秒差の2着に入った。戸崎騎手の駄乗の連続で馬が萎えてしまっていたが、ようやく長いトンネルを抜けて心身ともに復調してきた。東京でG2以下なら[5−0−1−1]。昨年の毎日王冠5着と同様に今年も56キロで出走できる。天皇賞(秋)に向けてもうワンランク、ステップアップできるか重要な一戦になる。[1−2−0−0]のベリー騎手に乗り替わる。

グランデッツァは3走前の都大路Sを2番手からメンバー2位の34.0秒で抜け出して1分43秒9のレコードで圧勝。前走安田記念は不良馬場で1枠1番から馬場の荒れた内を通って伸び切れず11着。初のマイル戦が不良の極悪馬場では厳しかった。前走函館記念は2番手から失速して10着。差し馬向きの展開になったことが堪えたが、距離が微妙に長い面もあるのだろう。芝1800mは[4−1−0−0]で札幌2歳S1着(稍重)、スプリングS1着(重)、都大路S1着(良)がある。芝1800mではまだ崩れていない。芝で56キロ以下では[4−1−1−0]。直線の長い開幕週の東京コースで切れ負けしなければ。

昨年の皐月賞馬で今年は中山記念3着、ドバイDF6着、札幌記念8着のロゴタイプ、鳴尾記念で重賞初制覇を飾ったエアソミュール、昨年のマイルCS2着馬ダイワマッジョーレ、東京芝1800m[3−0−1−0]で現在3連勝中のスピルバーグ、前走NHKマイルC4着のロサギガンティア、前走ラジオNIKKEI賞を制したウインマーレライ、昨年のエプソムC3着馬サンレイレーザーなど伏兵は数多い。スピルバーグはトーセンラーの全弟。重賞は[0−0−2−1]で共同通信杯と毎日杯で3着がある。過去10年で前走1600万条件は[1−0−0−3]で07年にチョウサンが優勝。コース巧者で能力もあるが、格負けしなければ。

★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
シリウスS 馬連・3連複4,280円的中!穴馬トウシンイーグル激走!

◆MR予想(万馬券MR)

WAKUWAKU競馬道場
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