天皇賞(秋)
レース展望

過去10年で1番人気は[4−3−1−2]で7連対。牡馬は[2−2−0−0]。牝馬は[2−1−1−2]、4歳馬なら[2−1−0−0]。2番人気は[0−2−3−5]で2連対、3番人気は[0−0−2−8]で連対なし。3番人気以内の決着は1回のみ。7番人気以内の組み合わせで中穴決着になることが多い。最近5年の馬連は164倍、10倍、70倍、32倍、11倍で中穴決着が多い。最近5年の勝ち馬は5、1、7、5、5番人気。G1馬が揃うが、5番人気前後が勝つことが多い。昨年は5番人気のジャスタウェイが制した。

連対馬20頭のうち14頭が前走連対。連対馬19頭が前走G2以上で5着以内を確保していた。前走6着以下は[1−0−2−55]で唯一連対したのはダービー馬エイシンフラッシュ。前走G3は[0−0−2−8]で3着止まり。年齢別では、3歳[0−3−2−12]、4歳[5−4−3−30]、5歳[4−3−3−41]、6歳[0−0−2−26]、7歳以上[1−0−0−34]で4、5歳馬が活躍している。3歳馬は4番人気以内[0−2−2−2]、5番人気以下[0−1−0−10]。6歳以上は[1−0−2−60]で不振。

ジェンティルドンナはG1[6−2−1−1]で今年はドバイシーマクラシックを制した。前走宝塚記念は全く見せ場なく1.2秒差の9着。海外遠征明け、前年より時計の掛かる馬場が影響したのかもしれないが、それにしても走らな過ぎ。闘志が薄れて繁殖モードになってしまったのか。東京のG1では[3−1−0−0]でジャパンCを連覇している。これまで新馬戦を含め休み明けは[1−3−1−2]に対し、中2〜5週では[8−0−0−0]でG1−6勝。昨年の天皇賞(秋)は休み明けでジャスタウェイに0.7秒差の2着に終わった。今回は休み明けでテン乗りの戸崎騎手に乗り替わる。今年のG1で戸崎騎手は[0−1−0−11]で東京芝では[0−0−0−5]でカモ。ジェンティルドンナの最大目標はジャパンC3連覇。叩き台と見るのが正解か。

フェノーメノはG1[2−2−0−2]で天皇賞(春)を連覇。2走前の日経賞は仕上がり不足で5着に終わったが、ひと叩きされた天皇賞(春)では中団から差し切って2連覇を達成。絶好調ではなかったが、ウインバリアシオン、キズナ、ゴールドシップを完封し底力を見せつけた。その後は宝塚記念を使わず、今秋は天皇賞(秋)、ジャパンC、有馬記念を使う予定。ハープスターが出走するジャパンCが最難関になりそうだが、社台&状態面次第で3連勝もあるか。3歳時に出走した天皇賞(秋)は1番人気に支持され、4番手から抜け出す正攻法のレースで0.1秒差の2着に踏ん張った。今は当時よりかなり地力が強化されている。蛯名騎手はイスラボニータを手放すだけに負けられない一戦になる。蛯名騎手はイスラボニータのウィークポイントを知っている。

イスラボニータは[6−2−0−0]で先着を許したのは新潟2歳Sのハープスター、ダービーのワンアンドオンリーのみ。当初は菊花賞に向かうと発表されたが、距離適性を考慮して天皇賞(秋)に変更。先週の菊花賞を見る限り、天皇賞(秋)にして正解だったか。初の古馬相手でジェンティルドンナ、フェノーメノ、エピファネイアなどが相手になるが、古馬の一線級はみな休み明けだけに一度使われたのはアドバンテージになる。東京では[4−1−0−0]でダービーを除き勝っている。好位につけて直線で抜け出す安定したレースぶり、蛯名騎手からルメール騎手に乗り替わり、1番人気に支持されそうだ。先週の菊花賞でダービー馬ワンアンドオンリーが惨敗したのは気になるが、イスラボニータは安定感がある。社台はG1で勝負のとき外国人騎手を乗せる。

昨年皐月賞2着、ダービー2着、菊花賞1着のエピファネイア、オールカマー勝ち馬マイネルラクリマ、新潟記念勝ち馬マーティンボロ、小倉記念勝ち馬サトノノブレス、函館記念勝ち馬ラブイズブーシェ、毎日王冠3着馬スピルバーグ、同4着馬ディサイファ、12年の天皇賞(秋)5着馬カレンブラックヒル、昨年のジャパンC2着馬デニムアンドルビー、11年の天皇賞(秋)2着馬ダークシャドウ、市川海老蔵さんが頭で買うと宣言した武豊騎乗のヒットザターゲットなど伏兵は多士済々。エピファネイアは昨年のクラシックで戦ったメンバーはキズナを除くと強くなかったか。今年のG1で福永騎手は[0−0−1−9]、9月以降の重賞では[0−0−0−9]で熟睡中。先週の富士Sでは1番人気のダノンシャークが7着に終わった。日曜の東京は曇り時々雨の予報。馬場状態に注意。

★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)

◆MR予想(万馬券MR)
ブラジルC 馬連6,000円、ディープインパクトC 3連単5,260円的中!
穴馬はブラジルC・マイネルバイカ(9人、単勝34.3倍)優勝!

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