マイルCS
レース展望

秋のマイル王決定戦。過去10年で1番人気は[4−3−1−2]で7連対。G1馬は[4−1−0−2]、G1馬以外は[0−2−1−0]で1着があるのはG1馬のみ。4〜10番枠は[4−2−0−1]、13〜18番枠は[0−1−1−1]。枠順に注意。2番人気は[1−0−2−7]で1連対、3番人気は[1−2−0−7]で3連対。09〜11年に10番人気以下が連対して荒れたが、それを除くと5番人気以内で決着。最近5年の馬連は66倍、142倍、128倍、25倍、19倍で中穴以上の決着が続いている。

年齢別では3歳[0−1−2−31]、4歳[3−6−3−25]、5歳[5−3−4−44]、6歳[1−0−1−30]、7歳以上[1−0−0−17]で4、5歳馬が活躍。3歳馬は10年前に4番人気のダンスインザムードが連対したのみ。6歳以上は[2−0−1−47]で天皇賞(秋)勝ちがあるダイワメジャーとカンパニーが制している。最近3年は3−1枠、1−4枠、2−3枠で決着。以前は馬場の内側が荒れて内枠は不振だったが、近年は馬場が改良され、内枠が不利でなくなった。基本は内枠重視も馬場状態に注意。

トーセンラーは昨年のマイルCSを後方からメンバー最速の33.3秒で大外から豪快に差し切ってG1初制覇を飾った。初のマイル戦で切れ味がアップした。今年は京都記念2着、安田記念14着、京都大賞典3着。不良馬場の安田記念は惨敗したが、得意の京都では崩れていない。京都では[4−2−4−1]で4着以内を確保。前走京都大賞典で0.3秒差の3着というのは昨年と同じステップ。雨で馬場が渋ると良くないが、週末は雨は降らない予報。今秋のG1は内枠からロスなく回った馬しか連対していないが、昨年のように大外一気を決められるのかどうか。今週からCコースに変更されることもポイントになる。あとは6歳という年齢的なものか。武豊騎手はマイルCSをサダムパテック、トーセンラーで制しており、今年は3連覇が懸かる。

ミッキーアイルは不良馬場の安田記念で16着に終わったが、良馬場では[6−1−0−0]。NHKマイルCは平均ペースで逃げ、上がりを34.8秒でまとめて逃げ切った。勝ちタイム1分33秒2は同日の1600万条件より0.4秒遅い。2、3、4着馬はその後連対がない。ただし最後の直線が強い向かい風で逃げたミッキーアイルに不利に働いたことを付け加えておく。前走スワンSは前半3F35.1秒の緩い流れで途中から先頭に立ち、上がりを33.9秒でまとめて押し切った。勝ちタイムは1分20秒3は翌日の1600万条件より0.1秒速い。京都芝は3戦3勝。2歳時に内回りの芝1600mを1分32秒3のレコードで圧勝している。前走から1キロ減の56キロ、得意の京都で逃げ切れるか。まだ激しい先行争いを経験していない。

フィエロは1000万、1600万、六甲Sを3連勝し、マイラーズCを1分31秒6で走って2着に入った。安田記念は8着に終わったが、不良の極悪馬場では仕方ない。前走スワンSは後方からメンバー最速の33.2秒で伸びて0.1秒差の3着。逃げ切ったミッキーアイルの上がりを0.7秒上回ったが、馬体を併せるところまで行かなかった。1番人気のミッキーアイルが逃げて高速ラップでまとめると考えれば、あれほど控える必要はあったのだろうか。今年9月以降の重賞で福永騎手は[0−0−2−13]、1、2番人気では[0−0−2−3]、5番人気以内では[0−0−2−7]で人気を裏切り続けている。特別レースでも位置取り負けを連発している。フィエロは馬体の造りはG1レベルだが、まだ本当に厳しいレースを経験していない。

マイラーズC勝ち馬ワールドエース、関屋記念と京成杯AHを連勝したクラレント、安田記念2着&スプリンターズS4着のグランプリボス、昨年のマイルCS3着馬ダノンシャーク、都大路Sを1分43秒9のレコードで圧勝したグランデッツァ、スワンS2着馬サンライズメジャー、富士S3着馬レッドアリオンなど、伏兵を挙げたらキリがない。ワールドエースは京都[2−1−0−0]できさらぎ賞とマイラーズCを勝っている。マイラーズCは4番手から早めに抜け出し、メンバー3位タイの33.2秒でフィエロを完封し1分31秒4のレコードで制した。前走毎日王冠は13着に終わったが、叩き2戦目、得意の京都で一変してもおかしくない。

クラレントは関屋記念、京成杯AHを連勝し、サマーマイルシリーズを優勝。好位から抜け出して押し切るレースが板についている。京都芝1600mでは昨年マイラーズC8着、マイルCS11着に終わった。G1では[0−0−1−4]でNHKマイルC3着があるのみ。G1の壁を越えられるか。エキストラエンド(社台RH)はビュイック騎手、エクセラントカーヴ(吉田照氏)はムーア騎手、ロゴタイプ(吉田照氏)はルメール騎手、ワールドエース(サンデーR)はブドー騎手。社台は外国人騎手を確保している。フルゲート18頭でごちゃつきやすいレースだけに外国人騎手が読みと技術で持ってくる可能性がある。注意しておきたい。

今秋のG1はスプリンターズS・スノードラゴン、秋華賞・ショウナンパンドラ、菊花賞・トーホウジャッカル、天皇賞(秋)・スピルバーグ、エリザベス女王杯・ラキシスと5戦全て重賞未勝利馬がG1制覇というパターンが続いている。今回の該当馬はサンライズメジャー、サンレイレーザー、フィエロ、レッドアリオン。今秋の京都G1は6−4番枠、2−4番枠、1−5番枠で全て内枠からロスなく回った馬で決着。エクイターフを導入するなど馬場改良が進み、内が荒れても内が不利にならなくなっている。今週からB→Cコースに変更されるため、まずは土曜の競馬で馬場傾向を掴みたい。今の京都は外部条件(馬場、枠順)に左右されやすい。

★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
エリザベス女王杯 3連複3,030円、晩秋S 3連単5.650円的中!
今週の有料版は3日間で2日間消化。1日お得です!ヽ(^o^)丿

◆MR予想(万馬券MR)
エリザベス女王杯 馬連970円 3連単15,570円的中!
土日に無料公開予想(金欠サラリーマン馬券)を公開中!今週は当てたい!(^○^)

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