京都金杯
レース展望
トップハンデはグランデッツァ、メイショウナルトの57.5キロ。57キロはエキストラエンド、レッドデイヴィス、56キロはアーデント、シェルビー、フルーキー。過去10年で56キロは[1−2−1−29]、57キロは[5−2−0−13]、57.5キロは[0−1−1−5]、今回はいないが58キロは[0−1−1−5]。57キロで連対した馬は3、1、7、1、5、7、1番人気。京都金杯2連覇が懸かるエキストラエンドは要注意か。最近5年の連対馬10頭のうち4頭が54、55キロで人気は3、2、6、1番人気。ある程度人気になる54、55キロを背負った馬に注意。今年はウインフルブルーム、アズマシャトルあたりか。
フルーキーは芝1600m[3−1−1−1]、芝1800m[2−1−0−0]。芝1600mの1000万、1600万条件を連勝して臨んだ前走チャレンジCは中団からメンバー3位タイの34.9秒で伸びてデウスウルトと2着同着。逃げた1番人気のエイシンヒカリを意識して早めに仕掛けたぶん直線で弾けなかったが、最後までしぶとく伸びて2着同着に持ち込んだ。年が明けると6歳になるが、まだ10戦しかしておらず、本格化はこれから。以前から相馬眼的に注目している馬で来年はマイル路線でフィエロとの好勝負を見込んでいる馬。過去10年で岩田騎手は[2−1−4−1]、角居厩舎は[2−1−0−2]。あっさりもあるか。
グランデッツァは都大路Sを1分43秒9のレコードで圧勝したが、安田記念11着、函館記念10着、毎日王冠5着に終わった。前走マイルCSは3番手から直線でしぶとく伸びて0.2秒差の3着。前半3F33.7秒の速い流れで前に行った馬の中で粘ったのはこの馬だけ。都大路Sも強かったが、右回りで3、4コーナーに下りがある京都が合うようだ。京都ならマイルでやれるとみた陣営は京都金杯に使ってきた。重賞2勝馬で前走マイルCS3着もあり、トップハンデ57.5キロを課せられた。これまで芝で56キロ以下では[4−1−1−1]、57キロ以上では[0−0−1−4]。時計的に押し切り可能もハンデが少し気になるところ。
エキストラエンドは京都芝1600mで京都金杯1着、マイラーズC3着、マイルCS5着。着順を落としているが、格が上がりメンバーが強くなったもので自分の力は出している。前走マイルCSは中団の後ろの内をロスなく進み、メンバー3位タイの34、3秒で伸びて0.4秒差の5着。3着グランデッツァとは0.2秒差。直線で前が壁になって外に持ち出すロスがあった。7〜12月は[1−0−0−7]だが、1〜3月は[3−1−0−4]でこの時期に走るタイプ。昨年の京都金杯よりハンデは2キロ重くなって57キロを背負うが、実績的に仕方ない。鞍上は未勝利戦1着以来となる福永騎手。角居厩舎はフルーキーと2頭出しになる。
あとは芝1600m[5−3−1−2]で前走キャピタルSを勝ったシェルビー、芝1600m[1−1−1−0]で朝日杯FS3着、シンザン記念2着があるウインフルブルーム、芝1600m[1−2−0−0]でポートアイランドS2着があるアズマシャトル、前走不良馬場のリゲルSを逃げ切ったアーデント、京成杯AH2着馬ブレイズアトレイル、一昨年のデイリー杯2歳S勝ち馬ホウライアキコなど。シェルビーは富士Sで15着に惨敗したが、叩き2戦目のキャピタルSで巻き返した。京都芝1600mは[2−3−1−0]の巧者。新春Sで1分32秒8で走ってフィエロにクビ差の2着がある。内枠に入って武豊騎手が捌ければ頭もあるか。
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