フェブラリーS
レース展望
過去10年で1番人気は[5−0−2−3]で5連対。最近3年は連対なく不振。4、5歳馬が初ダートでなければ[4−0−0−0]で勝率100%。2番人気は[0−3−2−5]で3連対、3番人気は[2−2−1−5]で4連対。連対馬20頭のうち15頭が5番人気以内だが、最近3年は7、9、16番人気が連対し波乱傾向が強まっている。最近5年の馬連は8倍、11倍、105倍、103倍、843倍で堅いか波乱両極端。昨年は最低16番人気のコパノリッキーが勝って大穴をあけた。今年も極端な人気薄の激走に注意。
連対馬16頭が前走3着以内、18頭が前走5着以内。前走G1でなければ3着以内が目安。最近6年の1〜3着馬18頭のうち16頭が前走3着以内。前走ダート重賞、特に前走G1で好走した馬が活躍している。連対馬20頭のうち13頭にダートG1勝ち、3頭にG1で2着、1頭にG1で3着があった。一線級が揃うため、G1で実績のある馬を重視。過去10年で6〜8枠に入った馬が8勝を挙げている。外枠からスムーズなレースをした馬が勝つことが多い。1枠と3枠は各1連対で率が低い。3〜5枠は1着がなく2着止まり。
コパノリッキーは昨年ダートG1で[3−2−0−1]で出遅れて12着に終わったチャンピオンズCを除き連対を確保。フェブラリーS、かしわ記念、JBCクラシックを勝ったように左回りを得意にしている。昨年のフェブラリーSは2番手から直線で早めに先頭に立ち、メンバー4位の35.3秒でまとめてホッコータルマエを完封した。昨年は最低人気で勝ったが、今年は1番人気で史上初の2連覇を目指す。前走東海Sは58キロを背負って2番手から4コーナーで先頭に立ち、メンバー2位タイの37.5秒でまとめて4馬身差で圧勝。一頭だけ次元の違うレースぶりでG1−3勝の実績がダテではないことをあらためて証明した。勝った後は連勝することが多いタイプ。
ダ1600mは[2−0−1−0]でフェブラリーSとかしわ記念を制している。エスポワールシチーと同じゴールドアリュール産駒。ダ2000mもこなしているが、最後に詰めが甘くなって差されることが多い。その点でダ1600mの方が合っているのではないか。昨年11月に復帰してから休みなく使われて今回が5戦目。盛岡、大井など遠征競馬が続いているため、状態面に注意したい。武豊騎手は中央のダート重賞で逃げたときは[1−0−0−9](6頭が1、2番人気)で1勝のみ。枠順やスタートにもよるが、コーリンベリーを行かせて2番手からのレースか。昨年の中央G1で武豊騎手は[0−0−0−20]で馬券圏内なし。今年初のG1で目覚めるのだろうか。
ワイドバッハは昨年の武蔵野Sを最後方からメンバー最速の35.7秒で直線一気を決めて重賞初制覇。上がりは2位を1.0秒上回った。チャンピオンズCはスローの前残りの展開で最後方からメンバー最速の35.4秒で追い込んで6着。チャンピオンズCで差して届かなかった馬は、4着サンビスタがTCK女王盃1着、7着カゼノコが川崎記念2着、10着インカンテーションが東海S3着、12着コパノリッキーが東海S1着と結果を出している。前走根岸Sはメンバー最速の34.7秒で大外から追い込んで1馬身差の2着。昨年の武蔵野S(良)は前半3F34.2秒、5F58.2秒に対し、根岸S(稍重)は前半3F35.3秒、5F59.5秒。追い込み馬には厳しい展開だった。
東京ダートは[2−2−0−2]、昨年5月以降は[2−2−0−0]で全てメンバー最速上がり(34.7秒、35.5秒、35.7秒、34.7秒)で連対を確保している。脚質的に昨年の武蔵野Sのように流れが速くなった方が力を発揮できるタイプ。前走のように流れが緩んでも極限の上がりで伸びてくるが、メンバーが揃うG1で展開を覆して突き抜けるのは簡単なことではない。最近は調教で動かなくなってきており、地味に映ることが多いが、前走くらい動いていれば割り引かなくて良さそう。武豊騎手がコパノリッキーに騎乗するため、蛯名騎手に乗り替わる。昨年以降の中央G1で蛯名騎手は[4−2−1−11]、5番人気以内なら[4−2−0−5]で連対率54.5%。
昨年の南部杯勝ち馬ベストウォーリア、昨年のみやこS勝ち馬で前走東海S3着のインカンテーション、昨年のJDD勝ち馬で前走川崎記念2着のカゼノコ、昨年のチャンピオンズC3着馬ローマンレジェンド、前走TCK女王盃を圧勝したサンビスタ、昨年のユニコーンS勝ち馬レッドアルヴィス、同2着馬コーリンベリー、13年のフェブラリーS勝ち馬グレープブランデー、フェブラリーSで3着が2回あるワンダーアキュート、東京大賞典&川崎記念4着のハッピースプリントなど伏兵は多士済々。前走根岸Sを勝ったエアハリファは右前肢の傷腫れで回避した。チャンピオンズCを勝ったホッコータルマエ、同2着のナムラビクターも出走しない。例年よりメンバーは軽くなったか。
ベストウォーリアは東京ダ1600m[3−1−1−1]の巧者。昨年のアハルテケSでは勝ったエアハリファより0.5キロ重い57.5キロを背負ってクビ差の2着に入った。昨年のフェブラリーSは3番人気に支持されたが、中団から全く伸びずに13着。中1週、内で揉まれたことが影響したのか。前2走は5、11着に終わったが、距離が長かった。休み明けは[3−1−1−0]。南部杯はメンバーが弱かったため、ここが正念場となる。今年のメンバーで中央のダートG1馬はコパノリッキー(5歳)とグレープブランデー(7歳)、2着はワンダーアキュート(9歳)とシルクフォーチュン(9歳)。昨年は最低人気のコパノリッキーが優勝。今年も穴の神が降臨するかもしれない。
★先週の予想結果
◆競馬道場(競馬アナリストGM)
雲雀S 3連単25,580円、テレビ山梨杯 3連単10,510円的中!
◆MR予想(万馬券MR)
雲雀S 馬連2,860円 3連単25,580円的中!
◆先週の無料公開予想(金欠サラリーマン馬券・MR)
★1500円→28440円(回収率1896%)
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