桜花賞
レース展望

牝馬クラシック第一弾。過去10年で1番人気は[3−4−0−3]で7連対。前走良馬場で上がり3Fが1、2位なら[2−3−0−0]で連対率100%。2着が多い点に注意。2番人気は[3−3−0−4]で6連対、3番人気は[1−1−1−7]で2連対。外回り変更後の連対馬16頭のうち13頭が4番人気以内。08年は12番人気のレジネッタと15番人気のエフティマイア、13年は7番人気のアユサンが激走した。最近5年の馬連は14倍、6倍、18倍、33倍、3倍。上位人気馬が堅実で中穴までに収まる傾向。

連対馬20頭のうち18頭が前走4着以内。前走6、7着から連対した2頭はOP以上で勝ち星があり、外枠に入っていた。外回り変更後は18−14番、15−18番、9−18番、9−8番、8−16番、10−15番、7−14番、18−12番枠で決着。連対馬は全て7番枠より外枠に入っていた。1〜3枠は[0−0−1−47]で連対がなく不振が続いている。連対馬20頭のうち15頭が前走3番人気以内。前走6番人気以下は[1−1−3−64]、09年以降は[0−0−2−41]。前走人気にならなかった馬は不振。

ルージュバックは新馬、百日草特別、きさらぎ賞をメンバー最速上がりで3連勝。百日草特別は大外からメンバー最速の33.3秒で差し切り、2分00秒8のレコードで2馬身半差で圧勝。2着ベルーフはその後京成杯を制した。前走きさらぎ賞は3番手からメンバー最速の34.4秒で抜け出して2馬身差で圧勝。牝馬がきさらぎ賞を制したのは51年ぶりで芝では初めて。ラスト3Fは11.7−11.6−11.6秒の尻上がり持続ラップ。2着ポルトドートウィユは若葉Sで4着、3着アッシュゴールドは毎日杯で15着に終わった。

きさらぎ賞で長距離輸送、右回りを克服し、好位からのレースで自在性があることも示した。皐月賞からダービーを使っても面白そうだが、社台の牡馬との兼ね合いがあるのだろう。単勝2倍前後の1番人気になるそうだが、初の距離1600m、阪神コース、多頭数、今の阪神の重い馬場、未経験の前半5F60秒を切る流れなど課題はそれなりにある。前走で長距離輸送をこなしたが、また長距離輸送があるため、当日の馬体重に注意したい。ただし馬体が減っても根性で走るかもしれない。枠順と桜花賞特有の馬場傾向に注意したい。

クイーンズリングは新馬、菜の花賞、フィリーズレビューを3連勝。菜の花賞は不利な大外15番枠から終始外を回ってメンバー最速タイの34.6秒で差し切り2馬身差で圧勝。最後はまだ余裕があった。前走フィリーズレビューは出遅れて後方から外を回ってメンバー最速の34.9秒で差し切って優勝。馬体が20キロ減っていたが、能力の違いを見せつけた。中3週で馬体を維持できるかがポイントになる。今年の重賞でMデムーロ騎手は[2−0−2−5]で9Rのうち6Rで出遅れている。先入れの奇数枠では出遅れ率100%。

ココロノアイは[3−1−1−0]でメンバー唯一の重賞2勝馬。アルテミスS(稍重)では向こう正面で掛かって3番手に押し上げたが、直線でひと脚使ってレッツゴードンキの追撃をハナ差凌ぎ切った。阪神JFは中団からメンバー3位の34.5秒で内からしぶとく伸びて0.2秒差の3着。2着レッツゴードンキとは半馬身差。前走チューリップ賞(重)は中団の外からメンバー2位の35.9秒で差し切り、最後は抑える余裕があった。母系にマックスビューティ、マックスジョリーがいる一族。チューリップ賞では5番人気だった。

レッツゴードンキは[1−2−2−0]で札幌2歳S3着、アルテミスS2着、阪神JF2着、チューリップ賞3着。阪神JFは中団からメンバー2位の34.3秒で伸びて半馬身差の2着。最後にショウナンアデラに差されたが、タフなレースで持ち前の底力を発揮。アルテミスSで負けたココロノアイに半馬身先着した。前走チューリップ賞は逃げてメンバー6位の36.8秒で上がって0.3秒差の3着。前に行った馬が壊滅状態になる中、1頭だけしぶとく粘り込んだ。今回は差すレースをするのだろう。キングカメハメハ産駒。

チューリップ賞3着のアンドリエッテ、同6着のコンテッサトゥーレ、同11着のクルミナル、クイーンC勝ち馬キャットコイン、同2着馬ミッキークイーン(抽選対象)、フィリーズレビュー2着馬ペルフィカ、同3着馬ムーンエクスプレス、アネモネS勝ち馬テンダリーヴォイス、フェアリーS勝ち馬ノットフォーマル、同2着馬ローデッドなど伏兵は多士済々。アンドリエッテは阪神芝1600mは[1−1−0−0]で2戦とも上がりは最速。チューリップ賞では物凄い脚を使っている。鞍上は昨年ハープスターで大外一気を決めた川田騎手。

今開催の阪神は馬場が重く、時計、上がりが掛かっているため、重い馬場の適性が問われる。中山が高速化したようにこの時期は芝の成長が早いため、馬場傾向が変わることが多い。桜花賞は切れ味優先の外差し馬場になる傾向があるため、土曜のレースで馬場傾向の見極めが重要になる。今年のメンバーは馬場適性にかなり差があり、馬場次第でパフォーマンスを上げる馬、下げる馬が存在する。馬場造園課がどういう馬場を造ってくるか注目したい。過去10年の桜花賞で1〜3枠は連対がないが、馬場設定次第で内枠の馬も注意したい。

★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
大阪杯 馬連840円[穴・○◎]、マーガレットS 3連単9,700円など的中!
4週連続で重賞レースは本線的中。マーチS 馬単13,190円(2点)など。
今週の桜花賞、ニュージーランドT、阪神牝馬Sは3年連続で的中。

◆MR予想(万馬券MR)
大阪杯 馬単2,940円 3連単16,620円[○◎△]的中!穴馬ラキシス優勝!
重賞の穴馬はデニムアンドルビー、イッシンドウタイ、ラキシスと3週連続で激走!
桜花賞は穴馬レジネッタ(12人)、アユサン(7人)が優勝!今年も穴馬で一発を狙います!

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