皐月賞
レース展望
過去１０年で１番人気は［３−２−１−４］で５連対。前走良馬場で４コーナー４番手以内につけた馬は［２−２−１−０］だが、５番手以下は［０−０−０−２］で不振。前走渋った馬場で前につけて勝った馬も［０−０−０−２］で不振。２番人気は［１−２−２−５］で３連対、３番人気は［１−０−３−６］で１連対のみ。６〜９番人気が６連対、１０番人気以下が３連対。人気薄の連対が多く、馬連万馬券が４回出ているが、最近４年は４番人気以内で決着し、馬連は１２倍、１２倍、８倍、９倍で１０倍台までに収まっている。最近は堅く収まっているが、トリッキー中山で波乱要素は多数ある。穴で極端な人気薄に注意したい。
連対馬２０頭のうち１９頭が前走４着以内。前走８着から連対したサンツェッペリンは同コースの京成杯を勝っていた。最近５年の連対馬１０頭のうち８頭が前走１着。前走重賞を勝った馬が活躍している。スプリングＳは１着［４−０−０−６］、２、３着［０−１−１−１５］、４着以下［０−１−０−２５］。弥生賞は１着［２−２−１−５］、２〜４着［１−２−２−１８］、５着以下［０−０−１−９］。スプリングＳと弥生賞は勝ち馬が活躍している。６番人気以下で連対した９頭のうち６頭が前走トライアルで２〜４着に負けていた。トライアルは力関係を反映していないことが多い。穴で前走トライアルで３着前後に負けた馬に注意。
キタサンブラックは新馬、５００万、スプリングＳを３連勝。東京芝１８００ｍの新馬戦は中団からメンバー２位の３４．２秒で差し切って快勝。東京芝２０００ｍの５００万条件は大逃げした馬の２番手から抜け出して３馬身差で圧勝。前走スプリングＳは２番手から早めに抜け出してリアルステーィルをクビ差完封。朝日杯ＦＳ勝ち馬ダノンプラチナを相手にしなかった。レースのラスト３Ｆは１１．８−１１．２−１１．５秒。北村宏騎手が騎乗停止のため、浜中騎手に乗り替わる。リアルスティール、ダノンプラチナは芝２０００ｍが初めてだが、キタサンブラックは５００万条件で圧勝している。ただし今の馬場傾向など課題もある。枠は２枠３番か。
リアルスティールは新馬、共同通信杯を連勝し、スプリングＳ２着。共同通信杯は１枠１番から内ラチ沿いの好位からメンバー３位の３４．０秒で差し切った。内ラチ沿いをロスなく回ったこと、ドゥラメンテが折り合いを欠いたことが味方したが、キャリア１戦で勝ったことの方を評価すべきか。前走スプリングＳは中団からメンバー最速タイの３３．６秒で伸びてクビ差の２着。馬体６キロ増で余裕残しの仕上げ。そのあたりを考慮してどれくらいの末脚を繰り出せるかという乗り方だった。目標はダービーのため、皐月賞でどこまで攻めてくるか。福永騎手は皐月賞で３番人気以内なら［０−３−１−１］で複勝率８０％。中枠の偶数枠（社台）か。
サトノクラウンは新馬、東スポ杯２歳Ｓ、弥生賞を３連勝。東スポ杯２歳Ｓは直線で前が壁になったが、最後に馬群を割ってメンバー最速タイの３３．８秒で突き抜けた。前走弥生賞は中団から早めに上がって４コーナーで先団に取りつき、メンバー２位の３５．７秒で抜け出して快勝。道中少しフワフワしていたが、バネの利いたフットワークで一瞬のうちに突き抜けた。初の２０００ｍ、中山を克服した。デビューから３連勝で弥生賞制覇は無敗の３冠馬ディープインパクトと同じ。福永騎手がリアルスティールに騎乗するため、ルメール騎手に乗り替わる。ルメール騎手で信頼度は高く映るが、外国人騎手がいつも上手く乗るとは限らない。８枠１５番か。
共同通信杯２着馬ドゥラメンテ、札幌２歳Ｓ勝ち馬で前走弥生賞２着のブライトエンブレム、朝日杯ＦＳ勝ち馬で前走スプリングＳ３着のダノンプラチナ、京成杯勝ち馬で前走スプリングＳ４着のベルーフ、デイリー杯２歳Ｓ勝ち馬で前走弥生賞３着のタガノエスプレッソ、毎日杯勝ち馬ミュゼエイリアン、同２着馬ダノンリバティ、京都２歳Ｓ勝ち馬ベルラップ、いちょうＳ勝ち馬クラリティスカイ、３連勝ですみれＳを勝ったスピリッツミノルなど伏兵は多士済々。ドゥラメンテは出遅れと折り合い、ブライトエンブレムは追い込み＆大外ブン回し、ダノンプラチナは距離＆高速決着、ベルーフは高速決着など課題があるが、克服できる馬はいるのだろうか。
有馬記念は前半５Ｆ６３．０秒のスローペースで３番手につけたジェンティルドンナ、フェブラリーＳは前半５Ｆ６０．０秒のスローペースで２番手につけたコパノリッキー、高松宮記念は前半３Ｆ３４．０秒（同日の１０００万条件より０．５秒遅い）のスローペースで２番手につけたエアロヴェロシティ、桜花賞は前半５Ｆ６２．５秒の超スローペースで逃げたレッツゴードンキが優勝。最近のＧ１は流れが緩んで前残りになる傾向。競馬はスローペースになると紛れが生じやすい。逃げて３連勝したスピリッツミノルの前半５Ｆは６２．１秒、６２．６秒、６３．３秒だった。皐月賞も最近の傾向通り前残りになるのだろうか。それとも誰か根性を見せてくれる騎手がいるのだろうか。横山典騎手のクラリティスカイは大逃げしたら面白いかもしれない（笑）
★先週の予想結果
◆競馬道場（競馬アナリストＧＭ）
ニュージーランドＴ 馬連・３連単２９，６６０円［▲◎○］的中！穴馬ヤマカツエース優勝！
阪神牝馬Ｓ 馬連５，２８０円的中！穴馬ベルルミエール激走！
５週連続で重賞本線的中！（マーチＳ馬単１３，１９０円２点買いなど）儲け過ぎに注意！
◆ＭＲ予想（万馬券ＭＲ）
桜花賞 馬連７，８６０円的中！穴馬クリミナル激走！
阪神牝馬Ｓ 馬連・３連単６８，９５０円的中！穴馬カフェブリリアント優勝！
ニュージーランドＴ 馬連２，９４０円 ３連複３，３４０円的中！
皐月賞は「自信の穴馬」で高自信度で勝負する予定。アンタレスＳはボーナス狙いです！
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