ヴィクトリアマイル
レース展望

過去9年で1番人気は[3−2−0−4]で5連対。単勝1倍台は[2−1−0−0]、2倍台は[0−1−0−2]、3倍以上は[1−0−0−2]。単勝1倍台なら軸で狙える。前走ドバイを使った1番人気は[2−2−0−0]だが、今年は該当馬がいない。2番人気は[2−0−0−7]で2連対、3番人気は[0−2−2−5]で2連対。過去9年のうち6年で7番人気以下が連対して荒れている。過去5年の馬連は24倍、2倍、27倍、80倍、、84倍で中穴決着が多い。古馬牝馬の一線級が揃うが堅くない。人気薄の激走に注意。

年齢別では4歳[6−7−3−66]、5歳[3−2−4−39]、6歳[0−0−2−20]、7歳以上[0−0−0−9]で連対は4、5歳馬のみ。6歳以上は人気でも割り引きが必要。7番人気以下で連対した7頭のうち5頭が4歳馬。穴で人気の盲点になった4歳馬に注意。前走芝重賞勝ち馬は[1−1−2−17]、3番人気以内は[0−0−1−5]で3着止まり。前走重賞を勝って人気になった馬は不振が続いている。今年はヌーヴォレコルトが該当馬。単勝1倍台の1番人気は連対するデータで相殺できるか。今年も大波乱に注意。

ヌーヴォレコルトは昨年桜花賞3着、オークス1着、秋華賞2着、エリザベス女王杯2着。秋華賞はスタートで寄れて位置取りが悪くなったことが堪えている。エリザベス女王杯はクビ差の2着に終わったが、勝ったラキシスは大阪杯でキズナを子供扱いしている。前走中山記念は内ラチ沿いの3番手から最内を突いてメンバー最速タイの35.6秒で差し切って優勝。並の馬ではあの狭いスペースを捌いて来れない。器用さもあるが、精神面の強さも兼ね備えている。好位からのレースができるため紛れは少ないが、死角がない訳ではない。渋った馬場をこなすため、宝塚記念でJRAが散水してもラキシスと一緒にゴールドシップを負かす可能性がある。

ディアデラマドレは昨年マーメイドS、府中牝馬S、愛知杯を最速上がりで優勝。エリザベス女王杯はメンバー最速タイの33.1秒で大外から追い込んで0.2秒差の3着。2着ヌーヴォレコルトとは通ったコースに差があり、かつ2キロ重い56キロを背負っていた。前走マイラーズCは出遅れて最後方からメンバー最速の31.9秒で大外から追い込んで0.4秒差の7着。極限の末脚を繰り出したが、同じ良馬場でも天皇賞(春)とは全く違う超高速馬場で上がりが速過ぎて届かなかった。母ディアデラノビアは重賞3勝、国内G1では[0−0−3−3]でヴィクトリアマイルは3、6着。ヌーヴォレコルトを差せる位置につけられるかがカギ。

前走阪神牝馬Sを勝ったカフェブリリアント、同2着馬ベルルミエール、昨年のヴィクトリアマイル2着馬メイショウマンボ、同3着馬ストレイトガール、同6着馬ケイアイエレガント、同7着馬デニムアンドルビー、同8着馬スマートレイアー、昨年の秋華賞馬ショウナンパンドラ、昨年の桜花賞2着馬レッドリヴェール、フラワーC勝ち馬バウンスシャッセ、福島牝馬S勝ち馬スイートサルサ、豪オールエイジドS勝ち馬ハナズゴール、昨年のサマースプリントシリーズ優勝のリトルゲルダなど伏兵は多士済々。例年以上に各路線から多彩なメンバーが揃った印象。過去10年で10番人気以下は[2−2−1−75]で4連対。極端な人気薄に注意。

カフェブリリアントは堀厩舎に転厩してから[5−1−0−2]で3連勝で阪神牝馬Sを制覇。芝1600mは[3−1−0−1]で東京では節分Sで直線一気を決めている。昨年以降のG1で福永騎手は[0−3−1−17]、3番人気以内[0−3−0−2]、4番人気以下[0−0−1−15]。ストレイトガール(6歳)は昨年のヴィクトリアマイルで中団からメンバー2位タイの33.2秒で最後に猛然と追い込んで2着に頭差の3着。直線でごちゃついて追い出しが遅れるロスがあった。昨年騎乗した岩田騎手はヌーヴォレコルト、ストレイトガールはテン乗りの戸崎騎手に乗り替わる。ヌーヴォレコルトがいても昨年並のレースレベルになれば。

★先週の予想結果

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