宝塚記念
レース展望

過去10年で1番人気は[3−3−2−2]で6連対。前走天皇賞(春)は[3−1−0−0]で連対率100%。最近7年は[2−3−2−0]で複勝率100%。2番人気は[2−2−1−5]で4連対、3番人気は[1−2−2−5]で3連対。1、2番人気の決着は1回のみ。6番人気以下が5連対と多く、1番人気と6番人気以下、または2〜5番人気の組み合わせで中穴決着になることが多い。最近5年の馬連は51倍、16倍、10倍、51倍、89倍。3強対決となった過去2年は3頭のうち2頭が連対を外し中穴決着になった。

連対馬20頭のうち11頭にG1勝ち、4頭にG1−2着、5頭にG2勝ちがあった。前走天皇賞(春)出走馬を除くと連対馬11頭は全て前走4着以内に入っていた。前走好走したG1、G2実績馬を重視したい。年齢別では3歳[0−0−0−3]、4歳[6−3−4−30]、5歳[2−4−3−34]、6歳[2−2−2−21]、7歳以上[0−1−1−28]で4、5歳馬が活躍。4歳馬は3番人気以内なら[4−3−3−5]で複勝率66.7%。7歳以上は07年以降[0−0−0−22]で3着以内がなく不振が続いている。

ゴールドシップは阪神芝[6−1−0−0]で連対率100%。ラジオNIKKEI杯2歳Sで2着に負けたが、それ以降は全て勝っており、宝塚記念2連覇、阪神大賞典3連覇を達成。阪神の重い馬場の適性が高く、どんなレースになっても崩れていない。阪神では行きっぷりが良く、ある程度前につけることが多い。過去2年の宝塚記念は4番手からメンバー最速の35.2秒で抜け出して3馬身半差、3馬身差で圧勝している。前走天皇賞(春)は最後方から向こう正面で大外から上がって先団に押し上げ、最後は力で捻じ伏せた。

天皇賞(春)は中盤にラップが緩んで後半に速くなり、追い込み馬はラップが速くなる後半で進出を開始すると直線で伸び切れないことが多い。そのあたり考慮して横山典騎手が早めに動いて先団に押し上げたことが功を奏した。JRA馬場造園課が散水してゴールドシップ向きの馬場を用意したこともかなり大きかった。1週前調教は栗CWで好タイムを出したが、前捌きが少し硬く映った。故障知らずのタフな馬だが、ここにきて故障リスクが少し増している。陣営は見抜けるか。阪神は金・土曜が曇り時々雨、日曜が曇り。今年も緩い馬場か。

ラキシスは昨年のエリザベス女王杯で内ラチ沿いの7番手につけ、直線で先に抜け出したヌーボレコルトをメンバー5位の33.4秒でクビ差交わしてG1初制覇。レースのラスト3Fは11.5−11.3−11.3秒で尻上がり&持続ラップ。ヌーヴォレコルトは次走中山記念を制した。有馬記念は好位から伸び切れず0.2秒差の6着に終わったが、勝ったジェンティルドンナと上がりは同じだった。前走大阪杯は後方からメンバー最速の35.9秒で上がって2馬身差で圧勝。不良馬場でキズナを内から差し切って子供扱いした。

これまで好位からのレースをしていたが、不良馬場に悪化したため、ルメール騎手は下げて外から差すレースに切り替えた模様。昨年のエリザベス女王杯で完璧なレースをしたヌーヴォレコルトに勝ったことはダテではなかった。引き続き鞍上はルメール騎手。今度はゴールドシップを沈めるか。角居厩舎はラキシス、ディアデラマドレ、デニムアンドルビーの3頭出し。過去10年で牝馬は[1−2−2−9]でスイープトウショウが勝ち、ブエナビスタが2着(2回)。角居厩舎は大阪杯を勝ってから重賞では[0−0−0−13]で爆睡中。

ヌーヴォレコルトは昨年桜花賞3着、オークス1着、秋華賞2着、エリザベス女王杯2着。中山記念は内ラチ沿いの3番手から最内を突いてメンバー最速タイの35.6秒で差し切って優勝。並の馬ではあの狭いスペースを捌いて来れない。器用さもあるが、精神面の強さも兼ね備えている。前走ヴィクトリアマイルは好位から伸び切れず6着。マイルのハイペースでスピード負け。スローペースで切れ負けの懸念があったが、ハイペースにも死角が潜んでいた。芝1800m以上では[3−2−0−0]。JRAが内枠を提供するかがカギ。

昨年の日本ダービー馬で前走ドバイシーマクラシック3着のワンアンドオンリー、昨年の宝塚記念2着馬で前走天皇賞(春)3着のカレンミロティック、今年の中山金杯、京都金杯、鳴尾記念勝ち馬ラブリーデイ、昨年の菊花賞をレコード勝ちしたトーホウジャッカル、豪G1ランヴェットS2着に入ったトーセンスターダム、牝馬限定重賞3勝のディアデラマドレ、阪神大賞典2着馬デニムアンドルビーなど多彩なメンバーが揃った。時期的に雨が降ることが多く、過去10年で稍重が3回、重が1回。今年も馬場状態、馬場適性がポイントになる。

ワンアンドオンリーは日本ダービー、神戸新聞杯を連勝した後、菊花賞9着、ジャパンC7着、有馬記念13着に終わったが、ドバイシーマクラシックで3着に入った。阪神芝は[3−1−0−0]の巧者。橋口厩舎のハーツクライ産駒。鞍上はMデムーロ騎手。デニムアンドルビーは阪神大賞典でゴールドシップに0.2秒差の2着。前走天皇賞(春)は後方のまま10着。昨年はドバイシーマクラシック、ヴィクトリアマイル、宝塚記念、天皇賞(秋)、ジャパンC、有馬記念を使ったが、これは10年のブエナビスタと同じローテーション。

角居調教師はデニムアンドルビーの絶対能力の高さを評価しているのではないか。阪神芝は[2−1−0−1]で昨年の宝塚記念5着を除き連対を確保。阪神芝2000mの未勝利戦を勝ったときの末脚は、クローバー賞を勝ったときのアドマイヤムーンとダブる。レースのラスト3Fは12.0−11.8−11.3秒で尻上がりだった。昨年は1番人気のゴールドシップが勝ち、2着に9番人気のカレンミロティック、3着に8番人気のヴィルシーナが入り、馬連89倍、3連単2514倍。宝塚記念は人気馬と人気薄で決着することが多い。

★最近の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
安田記念 馬連1,740円 3連複40,690円 3連単127,190円的中!穴馬クラレント激走!
春G1ラストの宝塚記念も穴馬で高配当を狙います!

◆MR予想(万馬券MR)
安田記念 3連複40,690円、アハルテケS 3連複61,770円的中!
宝塚記念は穴馬スイープトウショウ、ショウナンマイティ、ダノンバラードが激走!
今年も「自信の穴馬」がいます。私はここで春最後の大勝負をかけます!!!

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