朝日杯FS
レース展望
昨年から阪神芝1600mに変更された。過去10年で1番人気は[3−1−3−3]で4連対。前走重賞勝ち馬は[1−1−1−1]で連対率50%。単勝1倍台は[0−1−0−1]、2倍台は[1−0−2−1]、3倍以上は[2−0−1−1]。単勝1〜2倍台は1勝のみ。2番人気は[3−1−1−5]で4連対、3番人気は[1−0−2−7]で1連対。連対馬20頭のうち15頭が5番人気以内だが、最近3年は7、6、14番人気が連対し、馬連は15倍、77倍、140倍。昨年は14番人気のアルマワイオリが穴をあけた。
連対馬17頭が前走3着以内。前走勝ち馬が12連対と多く、勝った勢いで連勝する馬が多い。残る3頭は前走デイリー杯2歳S4着、東スポ杯2歳S4、9着。前走重賞なら4着以内が目安になる。前走新馬&未勝利は[0−0−0−7]、OP特別は[0−0−2−20]で連対なし。前走500万条件は[4−2−4−38]で6連対。最近4年の連対馬8頭のうち5頭が前走500万条件1着で現在4連勝中。前走デイリー杯2歳Sは[0−2−2−14]、勝ち馬は[0−0−2−2]だが、朝日杯FSが阪神外回りに替わった点に注意。
エアスピネルは阪神芝1600mの新馬戦を3番手からメンバー2位の33.9秒で抜け出して2馬身差で圧勝。直線で鞭を一発入れたが、最後は流す余裕があった。前走デイリー杯2歳Sは好位の外からメンバー最速の34.0秒で抜け出して3馬身半差で圧勝。1番人気のシュウジが大外枠スタートから馬を前に置けず掛かって逃げたこともあるが、全く相手にしなかった。デビューから武豊騎手が騎乗して2戦2勝。阪神芝1600mで勝っており、デイリー杯2歳Sでは稍重の馬場もこなした。死角は少なく、1番人気に支持されそうだ。
母は秋華賞馬エアメサイア。桜花賞とオークスでシーザリア(リオンディーズの母)に負けたが、息子がその雪辱を果たすか。武豊騎手は朝日杯FS[0−3−2−10]で未勝利。1番人気では[0−0−1−0]、2番人気では[0−3−0−1]。朝日杯FSを勝てば、中央G1完全制覇となる。13年のマイルCSをトーセンラーで勝って以降、中央芝G1では[0−0−0−36]。1番人気では[0−0−0−3]、5番人気以内では[0−0−0−15]。先週は香港カップをエイシンヒカリで逃げ切った。最高の騎乗だった。
リオンディーズは京都芝2000mの新馬戦を好位からメンバー最速の33.4秒で抜け出して快勝。最後は流す余裕があった。レースのラスト3Fは11.8−11.1−11.0秒で尻上がり。角居厩舎の管理馬で父キングカメハメハ、母シーザリオでエピファネイアの半弟。キャリア1戦、初マイル、初の阪神と課題が多いが、絶対能力の高さであっさりクリアしてもおかしくない。前走騎乗した岩田騎手がシュウジに騎乗するため、Mデムーロ騎手に乗り替わる。Mデムーロ騎手は角居厩舎のサンビスタ、フルーキーで重賞2連勝中。
サウジアラビアRC2着馬イモータル、小倉2歳S勝ち馬シュウジ、京王杯2歳S勝ち馬ボールライトニング、同2着馬アドマイヤモラール、同3着馬シャドウアプローチ、2連勝中のショウナンライズなど。イモータルは前走ハナ差の2着に負けたが、直線で内を突いた後に前が詰まり、外に持ち出すロスがあった。戸崎騎手から武幸騎手に乗り替わる。シュウジは前走3馬身半差の2着に負けたが、逃げて折り合いを欠いたものでまともに走っていない。今年のG1で橋口厩舎は[0−0−1−10]。岩田騎手の執念と秘策に期待する手もある。
WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM
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