フェアリーS
レース展望

芝1600mで行われた過去7年で1番人気は[3−0−1−3]で3連対。前走阪神JFは[2−0−0−0]で6、9着馬が巻き返して勝っている。前走500万条件は[0−0−1−2]で不振。2番人気は[0−1−2−4]、3番人気は[1−0−1−5]で各1連対。6〜9番人気が2連対、10番人気以下が5連対。7年のうち5年で10番人気以下が連対して荒れている。最近5年の馬連は18倍、331倍、391倍、91倍、322倍で3年が万馬券。かなり波乱傾向が強い。

前走勝ち馬が8連対。新馬&未勝利戦勝ち馬でも通用している。前走6着以下から連対した5頭のうち3頭は前走阪神JFに出走していた。阪神JF組は着順に関係なく3番人気以内なら[2−0−1−0]で堅実。今年の阪神JF組は13着のクードラパンしかいない。中山芝1600mはスタート後すぐにコーナーがあるため、外枠はロスが大きく不利。8枠は[0−1−0−9]で1連対のみ。8枠に入った馬は人気でも過信禁物。過去7年の勝ち馬は4〜9番枠。10番枠より外は未勝利。

リセエンヌは阪神芝1800mの未勝利戦を好位からメンバー最速の34.1秒で差し切って優勝。前走サウジアラビアRCは5番手からメンバー8位の34.0秒で上がって0.1秒差の4着。418キロの牝馬が牡馬を相手に直線で見せ場を作ったが、最後は決め手のある馬に交わされた。今回は牝馬限定戦で2勝馬はクードラパンしかおらず、前走よりメンバーは楽になる。阪神で勝っているが、9月の全面野芝の馬場だった。小柄なため、タフな中山をこなせるかがカギ。引き続き蛯名騎手が騎乗する。

クードラパンは新潟芝1600mの未勝利戦を中団からメンバー最速の33.4秒で差し切って2馬身差で圧勝。サフラン賞は3番手からメンバー2位タイの35.1秒で差し切り、2連勝を飾った。前走阪神JFは内枠スタートから好位につけたが、直線で全く伸びずに2.3秒差の13着。内が荒れた馬場が影響したのか、見せ場すらない大敗だった。メンバー唯一の2勝馬、かつ阪神JF組。中山芝1600mのサフラン賞を勝っているのはアドバンテージ。鞍上は腰痛で休養していた田辺騎手。

前走東京芝1600mの未勝利戦を勝ったシーブリーズラブ、前走東京芝1400mの未勝利戦を勝ったアルジャンテ、ダイワダッチェス、前走赤松賞3着のビービーバーレル、前走中山芝1800mの未勝利戦を勝ったルミナスティアラ、前走中山芝1600mの新馬戦を勝ったコパノマリーン、前走東京芝1600mの未勝利戦を勝ったラブリーアモン、前走ひいらぎ賞4着のレッドシルヴィ、[1−4−0−0]のダイワダッチェスなど伏兵は数多い。フェアリーSは10番人気以下の激走が多い点に注意。

シーブリーズラブは未勝利戦を5番手からメンバー最速タイの34.2秒で差し切って快勝。カジノドライヴ産駒で半兄にフルーキー。池上昌厩舎は勝てば重賞初制覇となる。横山典騎手が持ってくるか。アルジャンテは前走未勝利戦を大外枠から外々を回ってメンバー2位の34.7秒で差し切った。2着カトルラポールは次走中山芝1600mの未勝利戦を勝っている。ディープインパクト産駒。鞍上は戸崎騎手。ビービーバーレルは新潟の未勝利戦を逃げて1分34秒2で勝っている。昨年はノットフォーマル(11人気)が逃げ切っている。

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

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