ＡＪＣＣ
レース展望
過去１０年で１番人気は［２−０−０−８］で２連対。単勝１倍台は［２−０−０−１］、２倍以上は［０−０−０−７］。昨年は単勝１．３倍のゴールドシップが７着に終わった。２番人気は［３−３−２−２］で６連対、３番人気は［１−０−２−７］で１連対。連対馬１５頭が５番人気以内だが、最近７年のうち５年で６番人気以下が連対している。最近５年の馬連は２２倍、３倍、３３倍、１４９倍、１１９倍で荒れている。
年齢別では４歳［１−３−１−１２］、５歳［３−０−４−１８］、６歳［３−１−３−２９］、７歳［３−２−１−２３］、８歳以上［０−４−１−１７］で高齢馬が活躍している。最近８年の連対馬１６頭のうち１２頭が６歳以上の高齢馬。中山芝重賞で実績のある高齢馬に注意。１枠は［０−１−１−１１］、２枠は［０−０−２−１１］で計１連対のみ。最終週で内枠は不振が続いているが、今年は馬場造園課の設定に注意。
ディサイファは重賞３勝の実力馬。昨年は札幌記念を正攻法のレースで制し、毎日王冠２着、金鯱賞２着とＧ２で活躍した。前走金鯱賞は内ラチ沿いの３番手からメンバー６位の３４．９秒で伸びて０．２秒差の２着。外から捲られて１枠がアダになりかけたが、地力で２着を確保した。天皇賞(秋)の最終調教は動き、気配が地味だったが、金鯱賞では活気が戻っていた。中山芝は［０−２−２−３］で昨年のＡＪＣＣでは好位から伸び切れず０．４秒差の５着。勝ち星のない中山と距離２２００ｍがカギ。武豊騎手に乗り替わる。
サトノラーゼンは昨年のダービー２着馬。２走前のセントライト記念は中団の後ろに控え、メンバー２位タイの３４．５秒で伸びて０．３秒差の７着。前半５Ｆ６１．１秒のスローペースで前残りになったが、内枠を引いたのにも関わらず、最初から控えるレースに徹していた。菊花賞は中団の内からメンバー５位タイの３５．３秒で伸びて０．５秒差の４着。セントライト記念と同じようなレースをしたが、結果的に位置取りが後ろ過ぎた。ひと息入れたため、どこまで仕上がってくるか。岩田騎手からＦベリー騎手に乗り替わる。
前走中山金杯２着のマイネルフロスト、同４着のライズトゥフェイム、同５着のステラウインド、前走ジャパンＣ１２着のショウナンバッハ、前走１６００万条件を勝ったヤマニンボワラクテ、前走ディセンバーＳ２着のスーパームーン、同３着のクランモンタナ、昨年の京都記念２着馬スズカデヴィアス、柴田大騎手のマイネルメダリストなど。マイネルフロストは前走中山金杯は前半５Ｆ６２．３秒のスローペースで大逃げという特殊な展開で０．１秒差の２着。競馬ファンに熱いレースを見せたいという姿勢が見てとれる松岡騎手が強気な騎乗で持ってくるか。
ライズトゥフェイムは前走中山金杯（大外枠）で後方からメンバー最速の３２．６秒で伸びて０．４秒差の４着。直線の短い中山でかなりいい脚を使っているが、特殊な展開で前に迫るところまでいかなかった。箱型体型のパワータイプで中山が合うタイプ。勝てば石川騎手は重賞初制覇となる。ショウナンバッハは前走ジャパンＣで最後方からメンバー最速の３３．７秒で追い込んで０．５秒差の１２着。前６戦のうち５戦で最速上がりを繰り出している。菊花賞馬で中山巧者キタサンブラックの半兄でステイゴールド産駒。国本氏はショウナンマイティと２頭出し。
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