ダイヤモンドS
レース回顧

トゥインクルは中団を進み、3コーナーから外を回ってスパートし、直線入り口で先頭に立つと後続を引き離し、2着に4馬身差をつけて圧勝した。雨が降って発表の稍重以上のタフな馬場。他馬が渋った馬場に苦しむ中、1頭だけ水を得た魚のようなにスイスイと上がって後続を引き離した。不良馬場で行われた東京芝2400mの未勝利戦を中団から捲って早め先頭から2着に8馬身差をつけて圧勝した馬。そのときの再現VTRを見るかのようなレースぶりだった。勝浦騎手もそのレースをイメージして強気なレースをしたのだろう。道悪は鬼のレベル。近親のレインボーダリアは重馬場のエリザベス女王杯を勝っている。前走万葉Sは1番人気で5着に終わったが、馬体が10キロ増えて太め残りだった。陣営はハンデ戦のダイヤモンドSを意識して仕上げに余裕を持たせたのだろう。今回は輸送したこともあるが、馬体が14キロ絞れていた。ステイゴールド産駒が本格化気配。この走りなら天皇賞(春)でも馬場が渋ればやれそうだ。

フェイムゲームは後方を進み、3コーナーで外に出して進出してきたが、最後までトゥインクルを捕まえられず0.7秒差の2着。海外遠征明けで勝った馬より3.5キロ重いトップハンデ58.5キロを背負い、いい脚を長く使ったが、直線で差を詰められなかった。最後まで止まっていないだけにもっといい位置につけて早めにスパートしていれば、差は詰まったかもしれないが、大外枠でこれまでのレースぶりを考えると仕方ないか。ダイヤモンドS3連覇は逃したが、次走に向けてレース内容は悪くない。昨年の天皇賞(春)はゴールドシップにクビ差の2着。昨年は7番人気だったが、今年に人気で挑むことになりそうだ。

ファタモルガーナは中団の内からメンバー3位の37.5秒でしぶとく伸びて1.5秒差の3着。2着フェイムゲームとは5馬身差。前の2頭には離されたが、最後までしぶとく伸びて3着を確保。これで渋った馬場では[1−0−3−0]。こなせなくはないが、ここまで悪くなると良くないのだろう。1600万条件以上で勝ったことはないが、長距離重賞では相手なりに安定して走っている。

タンタアレグリアは中団から早めに上がったが、最後に一杯になって4着。走法的に道悪はこなせそうな馬だが、初めての道悪に戸惑った面もあるのだろう。休み明けでも太め感なく仕上がっていたが、いい時の活気がなかった。調教の動き、気配は良かったが、まだ中身が伴っていなかったのではないか。切れより地力タイプ。時計、上がりの速い馬場では切れ負けする可能性がある点を考慮したい。

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