京都牝馬S
レース展望

今年から2月に移動し、距離が1400mに変更された。過去10年で1番人気は[3−3−1−3]で6連対。外国人騎手または元地方騎手が騎乗すると[2−2−1−1]で堅実。2番人気は[3−1−1−5]で4連対、3番人気は[0−0−2−8]で連対なし。6〜9番人気が7連対、10番人気以下が1連対。最近5年の馬連は21倍、10倍、6倍、8倍、864倍。昨年は9−15−8番人気で大波乱になった。京都牝馬Sは馬場が渋ると荒れる傾向がある。土曜の京都は曇り時々雨の予報。

ウリウリは芝1400m[1−1−1−2]で安土城S(京都)を1分19秒0のレコードで勝ち、阪神牝馬S2、3着、阪神カップ4、5着がある。芝1400mで牝馬限定戦なら能力上位だが、他馬より重い57キロを背負う。昨年のCBC賞を55.5キロを背負って勝っているが、57キロがどう影響するか。春は高松宮記念が目標。57キロを背負ってここが目一杯ということはない。過去10年の牝馬限定重賞で57キロを背負った馬は[2−1−1−11]、08年以降は[0−0−0−9]。

クイーンズリングは昨年牝馬3冠で桜花賞4着、オークス9着、秋華賞2着。秋華賞では後方からメンバー最速の34.1秒でミッキークイーンにクビ差の2着に入った。前走エリザベス女王杯は直線で不利があり、0.3秒差の8着。前2走は距離をこなしたが、春はヴィクトリアマイルが目標のため、距離を短くしてきた。芝1400mではフィリーズレビューを出遅れて後方からメンバー最速の34.9秒で差して勝っている。寒い時期の方が走るが、休み明けでどこまで仕上がってくるか。Mデムーロ騎手に戻る。

前走京都牝馬Sを勝ったウインプリメーラ、前走スプリングS3着のウキヨノカゼ、前走京洛S3着のレッドオーヴァル、昨年の阪神牝馬S2着馬ベルルミエール、前走愛知杯2着のリーサルウェポン、前走節分Sを勝ってオープン入りしたマジックタイム、距離を短くしてきたディープジュエリー、前走同コースの1000万条件を勝ったスナッチマインドなど。ウインプリメーラは京都芝[5−1−1−2]の巧者。前走から2キロ増の55キロはこなせるが、初の芝1400mをこなせるかと展開がカギになる。

ウキヨノカゼはキーンランドCで豪快な大外一気を決め、スプリンターズSで後方からメンバー最速の32.8秒で0.2秒差の3着に入った。父オンファイアはディープインパクトの全弟。ウキヨノカゼはディープインパクト産駒のような持続力と切れ味を兼ね備えた末脚が武器。先週復帰していきなり勝利した四位騎手が大外から持ってくるか。人気になるウリウリ、クイーンズリング、ウキヨノカゼは休み明けで差しタイプ。ウインプリメーラは先行タイプだが、芝1400mが初めて。少し波乱の匂いがする。

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