フェブラリーS
レース展望

過去10年で1番人気は[5−0−2−3]で5連対。4、5歳馬は初ダートでなければ[4−0−0−0]で勝率100%。4頭には中央ダートG1で勝ち星があり、前走ダート重賞を勝っていた。単勝3倍以上は[1−0−0−2]。混戦で単勝が3倍を超えたら過信禁物。2番人気は[0−3−2−5]で3連対、3番人気は[2−2−2−4]で2連対。連対馬15頭が5番人気以内だが、最近4年のうち3年で7、9、16番人気が連対し、馬連は105倍、103倍、843倍、15倍。人気薄の激走が多く、かなり波乱傾向が強い。

連対馬16頭が前走3着以内、18頭が前走5着以内。前走G1は5着以内、前走G1以外は3着以内が目安になる。ダートG1は芝G1のように前走惨敗馬が巻き返すのは稀。前走ダート重賞で好走した馬を重視したい。連対馬20頭のうち14頭にダートG1勝ち、2頭にG1−2着、1頭にG1−3着があった。前走チャンピオンズC、東京大賞典、川崎記念で好走したG1実績馬が活躍している。関東馬は[0−1−1−19]、関西馬は[10−8−9−102]。関東馬は09年に3番人気で2着に入ったカジノドライヴしか連対がない。

コパノリッキーはダートG1[5−2−0−3]の実力馬。ダ1600mは[3−0−0−0]で勝率100%。フェブラリーSを2番手から押し切って2連覇しており、今年は同一G1・3連覇が懸かる。昨年秋は骨折明けの日本TV盃は4着に終わったが、JBCクラシックを逃げて2馬身半差で圧勝した。チャンピオンズCは途中からハナを逃げったが、直線で一杯になり0.8秒差の7着、東京大賞典は逃げて直線で失速し、1.5秒差の4着に終わった。前2年のフェブラリーSは前半5F60.6秒、60.0秒で前残りの展開だった。今年は前に行く馬が揃っているため、流れが大きなポイントになる。12番枠より外枠では[5−0−0−1]。ただし今年は外枠がアダになる可能性もあるか。3連覇に向けて武豊騎手が勝利の方程式を解いてくるか。

ノンコノユメはダート[5−2−1−1]、ダートG1[1−1−0−0]。東京ダ1600mは[4−0−1−0]で上がりは全てメンバー最速。2走前の武蔵野Sは後方からメンバー最速の35.2秒で猛然と伸びてゴール寸前でタガノトネールを交わしてハナ差で優勝。勝ちタイムは1分34秒7(稍重)。ちなみに翌日の1000万条件も同タイム(重)だった。稍重の脚抜きのいい馬場で2〜4着は2〜4番手につけた馬が入ったが、ノンコノユメは休み明け、初の古馬相手、58キロを克服し、末脚の威力で捻じ伏せている。前走チャンピオンズSはメンバー2位の36.7秒で最内から追い込んで0.2秒差の2着。1枠1番で乗り難しかったが、力のあるところを見せた。休み明けで仕上がりがカギになるが、得意の東京ダ1600mで頂点を極めるか。

モーニンはデビューから4連勝で臨んだ昨年の武蔵野Sで1番人気に支持されたが、4番手から伸び切れず0.3秒差の3着に終わった。前半少しスムーズさを欠き、中盤にラップが落ちたところで押し上げるロスがあった。3走前の秋嶺Sは1分35秒7(良)、武蔵野Sは1分35秒0(稍重)で時計、上がりとも詰めている。前走根岸Sは3番手からメンバー3位の35.4秒で抜け出して重賞初制覇。勝ちタイムは1分22秒0(稍重)。4、5F目に11.8−11.9秒とラップが落ちたことで上がりが速くなり、前に行った馬が有利な展開だった。芝1400mは[3−0−0−0]、芝1600mは[2−0−1−0]。今回は武蔵野Sよりもメンバーが強くなる。石坂厩舎はモーニンにMデムーロ騎手、ベストウォーリアに戸崎騎手を乗せてきた。

昨年のフェブラリーS3着馬で南部杯を連覇したベストウォーリア、昨年のJBCレディクラシック勝ち馬ホワイトフーガ、前走東海Sを勝ったアスカノロマン、同2着馬モンドクラッセ、同3着馬のロワジャルダン、13年のフェブラリーS勝ち馬で前走根岸S3着のグレープブランデー、昨年の南部杯&武蔵野S2着馬タガノトネール、昨年のJBCスプリント勝ち馬コーリンベリー、4連勝中の上がり馬スーサンジョイ、昨年のUAEダービー3着馬ゴールデンバローズ(冬場しか走らないデカ馬、堀厩舎)など。ホッコータルマエはドバイWC出走予定だが、まだ招待状が届いていない模様。招待する側はフェブラリーSの結果を考慮したいのだろう。ホッコータルマエはダ1600m[2−2−0−0]で14年のフェブラリーSで2着がある。出走してくるか。

ベストウォーリアはダ1600mのG1で[2−1−1−1]。一昨年のフェブラリーSは内で揉まれて13着に終わったが、その後は3着以内を確保している。昨年のフェブラリーSは中団からメンバー2位の36.1秒で伸びて0.2秒差の3着。今年は差し切れる位置からのレースに拘るのではないか。ホワイトフーガはダート[6−1−2−1]、地方交流重賞[3−0−2−0]で3着以内を確保。昨年のJBCレディクラシックでサンビスタに5馬身差をつけて圧勝している。サンビスタは次走チャンピオンズCを12番人気で制している。牝馬の優勝はJCダート時代を含め初めて。フェブラリーS(G1)で牝馬は[0−1−2−20]で未勝利。昨年のチャンピオンズCをサンビスタが勝ったことは何を意味するのか。そこに穴のヒントが隠されている。

★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
京都記念 馬連・3連複8,020円、飛鳥S 馬連・3連単24,210円的中!
穴馬はディーマジェスティ、アドマイヤデウス、ロッテンマイヤーが激走!
ころがしプロジェクト・複穴バージョン回収率1368%、1064%。今年のトータル回収率は?

◆MR予想(万馬券MR)
飛鳥S 馬連2,950円 3連単24,210円的中!
穴馬はディーマジェスティ、ロッテンマイヤーが激走!
フェブラリーSは「ここで狙いたい穴馬」がいます。

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