中山記念
レース展望
過去10年で1番人気は[2−1−1−6]で3連対のみ。1〜3枠は[1−1−1−1]に対し、6〜8枠は[1−0−0−5]で不振。7枠からヴィクトワールピサが勝ったが、単勝1.4倍の断然人気だった。2番人気は[3−1−1−5]、3番人気は[2−2−2−4]で各4連対。6〜9番人気が4連対、10番人気以下が2連対と多い。最近5年の馬連は6倍、61倍、13倍、27倍、8倍で中穴までに収まっている。
年齢別では4歳[2−0−4−20]、5歳[3−4−2−24]、6歳[1−5−1−25]、7歳以上[4−1−3−35]。高齢馬の活躍が目立つ。6番人気以下で連対した6頭のうち3頭が6歳馬、残る3頭が7、8歳馬。穴で高齢馬に注意。前走G2に出走した馬は[0−1−4−16]で1連対のみ。前走G1に出走した馬は[5−3−1−16]、国内G1出走馬が4番人気以内なら[5−3−1−2]で連対率72.7%。
ドゥラメンテは皐月賞、ダービーを圧倒的なパフォーマンスで勝ったが、両前トウ骨遠位端骨折で休養し、9ヶ月ぶりの出走となる。以前から故障リスクの高い走法をしている馬。最終調教の動きは悪くなかったが、両前脚の骨折明けで中身がどこまで仕上がってくるか。斤量規定が変わり、4歳G1馬は57キロで出走できる。ドバイシーマCの招待状が届いており、中山記念のレース内容次第でドバイに遠征するかどうか決める予定。
リアルスティールは皐月賞2着、ダービー4着、菊花賞2着。ダービーで初めて連対を外したが、レース中に前脚第1指骨の剥離骨折があった。ドゥラメンテには1勝2敗で共同通信杯を勝っている。ドゥラメンテより2キロ軽い55キロで出走できるが、今年[1−4−4−17]で勝率3.8%の福永騎手次第か。イスラボニータは毎日王冠、天皇賞(秋)、マイルCSで全て0.2秒差の3着。昨年の毎日王冠より仕上がりは良さそう。
アンビシャスは毎日王冠6着、天皇賞(秋)5着に終わったが、3歳馬だけに内容は悪くない。共同通信杯で0.3秒差の3着がある。ドゥラメンテ、リアルスティールとの差をどこまで詰められるか。中山は初めてになる。ルメール騎手でとは3戦3勝の好相性。ロゴタイプは中山芝[3−2−1−1]の巧者。ロゴタイプ、イスラボニータ、ドゥラメンテと3世代の皐月賞馬が揃った。テン乗りの田辺騎手に乗り替わる。逃げる手か。
昨年のジャパンC2着馬ラストインパクト、チャレンジC勝ち馬フルーキー、芝1800m[4−3−1−2]のレッドレイヴン、一昨年のオールカマー勝ち馬マイネルラクリマなど。ラストインパクトは角居厩舎に転厩した。厩舎が変わるとこうも調教の動きが変わるのか。芝1800mでは小倉大賞典を大外捲りで圧勝している。フルーキーは芝1800m[3−1−0−1]の巧者。相手なりに堅実に走るタイプ。角居厩舎は2頭出し。
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