中日新聞杯
レース展望
12年に3月に移動した。過去4年で1番人気は[0−1−1−2]で1連対のみ。前走重賞連対馬は[0−1−1−0]だが、前走重賞3着以下と前走重賞以外は[0−0−0−2]で不振。2番人気は[0−1−0−3]、3番人気は[0−1−1−2]で各1連対。過去4年は6−9番人気、5−1番人気、10−3番人気、5−2番人気で決着し、馬連は55倍、14倍、60倍、18倍。5番人気以下を絡めて中穴を狙うが妙味。
連対馬8頭のうち4頭が前走3着以内、全馬が前走5着以内。ハンデ戦でも前走好走した馬が活躍している。前走6着以下は[0−0−1−39]で3着が1回あるのみ。前走重賞から連対した馬は前走2、2、3、4、4、4、5着。前走重賞を勝った馬は[0−0−0−1]、6着以下は[0−0−1−30]で不振傾向。前走重賞で2〜5着に入った馬に注目したい。穴で6〜9番人気になった前走重賞2〜5着馬に注意。
アルバートドックは前走小倉大賞典で重賞初制覇。1枠から内ラチ沿いの後方を進み、直線で最内からメンバー34.4秒で抜け出した。松田博調教師最後の重賞で川田騎手の一発狙いの騎乗が見事に嵌った。その後、須貝厩舎に転厩。前走重賞を勝ったことでハンデは2キロ増の57キロ、初の左回りと条件は厳しくなる。芝2000mは[1−1−1−1]でアンドロメダS3着がある。開幕週の馬場設定と枠順がポイントになる。川田騎手がサトノノブレスに騎乗するため、松若騎手に乗り替わる。松若騎手は中京芝2000mでは[4−1−2−32]、5番人気以内なら[4−1−0−8]で連対率38.5%。
サトノノブレスは日経新春杯、小倉記念勝ちがある実力馬。前3走はAR共和国杯4着、金鯱賞3着、日経新春杯3着と善戦を続けている。前走日経新春杯はトップハンデ58キロを背負って3番手から伸び切れず3着。武豊騎手は成績以上にハンデが見込まれたとコメント。今回もトップハンデ58キロを背負う。中京芝2000mは[0−1−1−0]で金鯱賞で2着(57キロ)、3着(56キロ)がある。14年9月のオールカマー以降ずっとG1、G2を使われてきた馬でG3に出走するのは、14年の小倉記念1着以来となる。実績的にG3なら58キロは妥当なハンデか。テン乗りの川田騎手に乗り替わるのが不気味。
昨年の弥生賞2着馬ブライトエンブレム、前走京都記念4着のヒストリカル、前走愛知杯を勝ったバウンスシャッセ、前走白富士Sを勝ったケツァルテナンゴ、同2着のファントムライト、AJCC3着馬ショウナンバッハ、同5着馬ヤマニンボワラクテ、中山金杯4着馬ライズトゥフェイム、前走勝ってオープン入りしたクルーガー、アングライフェンなど。ブライトエンブレムは前4走4、10、7、6着で勝ち馬とは0.4〜0.6秒差。前走中山金杯は6番手から伸び切れず6着。切れより地力タイプのため、超スローの上がり勝負では厳しかった。時計、上がりの掛かる中京で新馬戦以来となる左回り。再度ルメール騎手が騎乗する。
ヒストリカルは右回りの芝1800mがベストだが、アイルランドTを勝ち、京都記念4着とここにきて左回りも距離もこなしている。8歳時に天皇賞(秋)とマイルCSを連勝したカンパニーの半弟。田中勝騎手は中京のG3と相性がいい。バウンスシャッセは前走休み明けの愛知杯で馬体が22キロ増えていたが、メンバー最速の35.0秒で大外一気を決めた。今回は牡馬相手になるが、ハンデは据え置きの55.5キロ。愛知杯のように前崩れの展開になれば。藤沢和厩舎の管理馬だけに太め残りがないか、当日の馬体重に注意したい。
クルーガー(ドイツ語で賢者)は[4−2−2−1]で4着以内を確保。前走負かしたキャンベルジュニアは次走小倉の1600万条件を好タイムで圧勝した。芝2000mは[1−1−2−0]で3着以内を確保。ハンデは55キロ。テン乗りの福永騎手は復帰後重賞初制覇なるか。ライズトゥフェイム(石川騎手)はアイルランドTでヒストリカルに半馬身差の2着がある。3着ファントムライトは新潟記念と福島記念の3着馬。前走AJCCで11着に惨敗したことで一気に人気が落ちそう。体型は中山向きだが、時計の掛かる馬場は合う。中京の開幕週、左回り、距離を考慮して予想で狙う穴馬はもうひと押し必要な気がする。
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