ファルコンS
レース展望

過去10年で1番人気は[2−0−1−7]で2連対のみ。芝1400mに変更されてからは4、7、1、4着で1連対のみ。2番人気は[3−1−1−5]で4連対、3番人気は[0−1−2−7]で1連対。6〜9番人気が2連対、10番人気以下が5連対と多い。

最近5年の馬連は99倍、191倍、81倍、8倍、246倍。かなり波乱傾向が強い。昨年は14番人気のタガノアザガルが勝って大波乱になった。連対馬10頭が前走連対。前走OP以上で7〜9着に負けた馬が6頭連対している。前走10着以下は[0−0−2−35]。

前走500万条件は勝ち馬が4番人気以内なら[4−1−2−9]。今年の該当馬はルグランフリソンか。10番人気以下で連対した5頭のうち4頭が2勝馬。さらに4頭は前走OP以上で8、9着に負けていた。昨年のタガノアザガルは前走クロッカスS9着。穴で前走OP以上で負けた馬に注意。

シュウジは新馬、中京2歳S、小倉2歳Sを3連勝。デイリー杯2歳Sは逃げて折り合いを欠き、エアスピネルに3馬身半差の2着。前走朝日杯FSは4番手から伸び切れず5着。レースを使いながら心身ともに短距離向きにシフトしてきているため、距離が1F短くなるのはプラスに働く。

中京では芝1400m(稍重)の新馬戦と芝1800mの中京2歳Sを逃げ切っている。土曜に雨が降る予報が出ているが、渋った馬場は苦にしない。須貝厩舎に転厩したが、最終調教は坂路で好タイム。昨年秋以降の重賞で岩田騎手は[0−5−8−29]で未勝利。他馬より1キロ重い57キロを背負う。

トウショウドラフタは東京芝1400m[3−0−0−1]でスローペースで前残りになった京王杯2歳S5着を除き勝っている。前走クロッカスS(稍重)は中団の内からメンバー最速の34.1秒で差し切り3馬身差で圧勝。ひと息入れて馬体が10キロ増え、少しフックラとした仕上がりだった。

シュウジ、ブレイブスマッシュと同様に他馬より1キロ重い57キロを背負うが、左回りの芝1400mはベスト。勝てばアンライバルド産駒初の重賞制覇となる。萱野厩舎は02年のフローラSをニシノハナグルマで勝ってから重賞では[0−4−1−57]、11年以降は[0−0−0−12]。

サウジアラビアRC勝ち馬ブレイブスマッシュ、シンザン記念3着馬シゲルノコギリザメ、小倉2歳S3着馬レッドラウダ、前走芝1400mの500万条件を勝ったルグランフリソン、メイショウシャチ、クロッカスS取り消し明けのショウナンライズ、紅梅S3着馬タガノヴィアーレ、こうやまき賞を勝ったマディディなど。

ブレイブスマッシュはホープフルS7着、京成杯12着に終わったが、叩き3戦目、左回り、距離短縮で一変するかどうか。シゲルノコギリザメはクロッカスS4着、アーリントンC12着と精彩を欠いているが、シンザン記念4着のアストラエンブレムは先週のフローラルウォーク賞を勝っている。

レッドラウダは京王杯2歳S4着、クロッカスS5着と善戦止まりが多いが、地力&パワータイプでタフな馬場は合う。ルグランフリソンはからまつ賞でトウショウドラフタの2着がある。メイショウシャチは前走ソルヴェイグ(フィリーズレビュー1着)、ルグランフリソン(直線で外に立て直すロスあり)に勝っている。

先週のフィリーズレビューでメイショウスイヅキは大外枠に入れられた。メイショウシャチは好枠に入るか。鞍上は現在重賞で3戦連続3着の武豊騎手。ショウナンライズは芝1400m[2−1−0−0]でくるみ賞でルグランフリソンに勝っている。先週の中山牝馬Sをシュンドルボンで制した吉田豊騎手が持ってくるか。

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