スプリングS
レース展望
過去10年で1番人気は[4−4−2−0]で8連対。単勝1倍台は[0−1−1−0]、2倍台は[2−3−0−0]、3倍以上は[2−0−1−0]。前走勝ち馬は[2−2−2−0]、前走2、3着馬は[2−2−0−0]。今年1番人気になるロードクエストは前走ホープフルS2着。
2番人気は[1−0−3−6]で1連対、3番人気は[2−2−0−6]で4連対。08〜10年は人気薄が激走して波乱が続いたが、最近5年は1番人気と3〜5番人気で決着し、馬連は14倍、7倍、10倍、8倍、10倍で10倍台止まり。最近は上位人気馬同士で堅い決着が続いている。
連対馬20頭のうち17頭が前走3着以内。前走G3で3着以内に入った馬が3番人気以内なら[4−4−2−4]。今年の該当馬はドレッドノータス。最近3年の連対馬6頭は全て前走勝っていた。今年の該当馬はドレッドノータス、ハレルヤボーイ、マイネルハニー、マウントロブソン。
重馬場で行われた12年は3−1−10番人気で3着に人気薄が突っ込んだ。スプリングSは昔から雨が降ると極端な人気薄が激走して荒れる傾向がある。中山は土曜に雨が降る予報が出ている。今年は渋った馬場で勝っている馬が多いが、馬場が悪化したら道悪巧者を頭で狙う手も一考。
ロードクエストは新潟2歳Sを最後方からメンバー最速の32.8秒で差し切って4馬身差で圧勝。2着ウインファビラスは阪神JFで2着に入った。前走ホープフルSは離れた最後方から大外を捲ってメンバー最速の34.1秒で上がったが、ハートレーに競り負けて0.2秒差の2着。
ここを絶対に勝ちたいという仕上げではなかったが、距離2000m、右回り、中山コースにメドを立てた。ハートレーは次走共同通信杯で9着に終わっている。もう少し馬体が成長して欲しいが、末脚は確かなものがある。本番に向けて中団あたりからのレースが理想か。今回から池添騎手が騎乗する。
ドレッドノータスは新馬戦、京都2歳Sを連勝。前半5F62.5秒、61.7秒のスローペースでラスト3Fを11秒台でまとめて2番手から押し切った。休み明け、距離1F短縮が課題だが、ハービンジャー産駒は中山が得意な馬が多い。先週のフィリーズレビューのように武豊騎手が前残りの展開に持ち込むか。
[2−2−0−0]のマウントロブソン、[1−3−0−0]のミッキーロケット、前走フリージア賞を圧勝したマイネルハニー、サウジアラビアRC&東スポ杯2歳S5着のハレルヤボーイ、京王杯2歳S2着馬アドマイヤモラール、芙蓉S2着馬プランスシャルマンなど。今年は馬場状態と展開がカギになる。
マウントロブソンは東京芝2000mの未勝利戦でディーマジェスティ(共同通信杯1着)にクビ差の2着がある。堀厩舎のディープインパクト産駒。シュタルケ騎手に乗り替わる。ミッキーロケットは芝1800m[1−2−0−0]で上がりは1、1、2位。相手なりに堅実に走るタイプ。陣営はルメール騎手を確保。
マイネルハニーは重馬場の新馬戦を逃げて7馬身差、前走稍重のフリージア賞を逃げて4馬身差で圧勝した。中山芝1800mの若竹賞は6着に終わったが、後方から追い込むレースだった。馬場が悪化したら要注意。ハレルヤボーイは大外枠から出遅れた中山芝1600mの未勝利戦(稍重)が強烈な末脚だった。
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