日経賞
レース展望
天皇賞(春)のステップレース。過去10年で1番人気は[5−0−2−3]で5連対。前走有馬記念3着以内は[3−0−0−0]。単勝1倍台は[1−0−1−0]、2倍台は[4−0−1−1]、3倍以上は[0−0−0−2]。今年は前走有馬記念で連対したゴールドアクター、サウンズオブアースが出走予定。
2番人気は[0−3−1−6]で3連対、3番人気は[1−1−3−5]で2連対。6〜9番人気が4連対、10番人気以下が2連対。09年以降は7年のうち5年で6番人気以下が連対している。最近5年の馬連は3倍、484倍、40倍、59倍、21倍。人気馬と人気薄で中穴決着になることが多い。
中山で行われた9年の連対馬18頭のうち11頭に中山芝2000m以上の重賞で3着以内があった。今年の該当馬はゴールドアクター(有馬記念1着)、サウンズオブアース(有馬記念2着)、ディサイファ(AJC杯1着)、アルバート(ステイヤーズS1着)、ホッコーブレーヴ(日経賞2着&3着)、アクションスター(京成杯2着)。
6番人気以下で連対した6頭のうち4頭に芝2200〜2500mのG2で4着以内があった。さらに5頭には中山芝2200〜2500mで4着以内があった。穴でG2で4着以内、中山芝中長距離実績のある馬に注意。今年の該当馬はホッコーブレーヴ、コスモロビン。ホッコーブレーヴは日経賞で3年連続で馬券圏内なるか。
今年は過去10年で最低の9頭立てになりそう。人気になるのは、前走有馬記念を勝ったゴールドアクター、同2着のサウンズオブアース、同4着のマリアライト、前走AJCCを勝ったディサイファ、ステイヤーズS勝ち馬アルバート。ディサイファ以外は休み明け。まずは仕上がり面をチェックしたい。
先週の阪神大賞典は55キロの4歳馬シュヴァルグラン、タンタアレグリアで決着。日経賞はゴールドアクターが58キロ、ディサイファ、アルバートが57キロに対し、サウンズオブアースは有馬記念より1キロ軽い56キロで出走できる。マリアライトは有馬記念と同じ55キロ。ホッコーブレーヴは3年連続56キロ。
サウンズオブアースは福永騎手、ディサイファは武幸騎手、アルバートはルメール騎手に乗り替わる。福永騎手は先週の阪神大賞典とフワワーCを1番人気で制し、重賞3連勝が懸かる。武幸騎手は都大路S2着時に騎乗しておりテン乗りではない。アルバートは有馬記念でアッゼニ騎手が下手に乗っただけに乗り替わりはプラス。
休み明けはゴールドアクターが[3−0−0−0]、サウンズオブアースが[1−2−0−1]、アルバートが[2−1−0−1]、マリアライトが[0−0−2−1]。マリアライトは連対がないが、有馬記念で外々を回ってゴールドシップを沈めて0.1秒差の4着に粘っただけに同斤の55キロなら侮れない。
6番人気のホッコーブレーヴの激走がないと上位人気馬5頭で決着する可能性が高い。コース適性が証明されているたけに有馬記念上位馬でガチガチの決着もありえる。問題はどの馬を頭で狙うかどうか、点数を絞れるかどうか。予想では仕上がり面、騎手レベル、枠順、馬場のマッチングなどを総合的に判断したい。
サウンズオブアースの吉田照哉氏は2013年の京成杯AHのエクセラントカーヴ以降重賞を勝っていない。福永騎手はフィリーズレビューで1番人気のアットザシーサイド(吉田照哉氏)に騎乗し、2着に負けている。吉田照哉氏の所有馬はロゴタイプなど中山の重賞に強い馬が多い。
中山芝2500mで福永騎手は[1−1−3−25]で勝率3.3%、連対率6.7%、重賞では[0−1−2−10]で未勝利、日経賞では[0−1−1−3]でウインバリアシオン2着(5人気)、ルーラーシップ3着(単勝1.4倍の1番人気)がある。このデータ、見なかったことにするか(笑)
ディープインパクト産駒は現在7週連続で重賞制覇。日経賞にはディサイファ、マリアライト、毎日杯にはディープエクシード、ドゥオーモ、レプランシュ、高松宮記念ではウリウリ、サトノルパン、ミッキーアイルが出走予定。マーチSは出走馬なし。1986年以降の日経賞で牝馬は[1−0−1−15]で1988年にメジロフルマー(メジロライアンの半姉)が逃げ切っている。
★先週の予想結果
◆競馬道場(競馬アナリストGM)
◆MR予想(万馬券MR)
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