阪神牝馬S
レース展望

今年から距離が1600mに変更された。過去10年で1番人気は[3−1−1−5]で4連対。460〜479キロは[3−1−0−1]、459キロ以下は[0−0−1−3]。阪神の重い馬場で小柄な馬は不振。2番人気は[1−2−0−7]、3番人気は[0−3−2−5]で各3連対。6〜9番人気が4連対、10番人気以下が1連対。

最近5年の馬連は36倍、221倍、23倍、6倍、52倍で中穴以上の決着が多い。人気馬と人気薄で中穴以上を狙う馬券作戦が有効。関東馬は[4−3−1−35]、関西馬は[6−7−9−87]。3番人気以内では関東馬が[1−0−0−8]、関西馬が[3−6−3−9]。人気の関東馬は過信禁物。

年齢別では4歳[7−6−3−53]、5歳[1−3−4−41]、6歳[1−1−2−18]、7歳以上[1−0−1−12]で4歳馬が活躍。1、2番人気の4歳馬は関東[1−0−0−4]、関西[3−2−0−3]で関東馬は不振。7歳以上の高齢馬は1連対のみ。今年はストレイトガールが該当する。

ミッキークイーンは昨年オークスと秋華賞を優勝。前走ジャパンCは中団からメンバー6位タイの34.2秒で伸びて0.3秒差の8着。3コーナーで狭い内に入ってきたナイトフラワーと何度もぶつかりバランスを崩していた。秋華賞を1分56秒9で勝った後で馬体6キロ減。目一杯のレースをした後で疲れもあったか。

休み明け、距離1600m、56キロと条件は楽ではないが、牝馬同士なら能力上位。阪神芝は[2−2−0−0]、阪神芝1600mでは未勝利戦を勝っている。前走の馬体重は428キロ。過去10年の阪神牝馬Sで439キロ以下は[1−0−2−18]で1連対のみ。本番前にお茶を濁さなければ。鞍上はルメール騎手。

スマートレイアーは14年の阪神牝馬S勝ち馬。阪神芝は[5−0−0−2]。前走東京新聞杯はスローペースで逃げ切り勝ち。昨年米子Sを好位抜け出しで勝ったように以前より脚質に幅がある。昨年の阪神牝馬Sは55キロ、稍重で4着に終わったが、今年は54キロで出走できる。陣営はMデムーロ騎手を確保。

昨年ヴィクトリアマイルとスプリンターズSを制したストレイトガール、京都金杯勝ち馬ウインプリメーラ、昨年の阪神牝馬S勝ち馬カフェブリリアント、前走うずしおSを勝って復活したアンドリエッテ、昨年のチューリップ賞勝ち馬ココロノアイ、近走大不振のG1馬メイショウマンボ、レッドリヴェールなど。

ストレイトガールは芝1600mのヴィクトリアマイルで1、3着があり距離はこなせる。休み明け、本番前、56キロで陣営がどう仕上げてどこまで走らせるか。ウインプリメーラは前走京都牝馬Sで0.2秒差の3着。2着マジックタイムは次走ダービー卿CTを制した。相手なりに走るタイプだが、阪神では3着が多い。

カフェブリリアントは昨年の阪神牝馬Sを4番手から抜け出して優勝。426キロの小柄な馬がデータを覆して重賞初制覇を飾った。その後は善戦止まりが続いているが、着順ほど負けていない。ココロノアイは芝1600mで54キロなら[3−0−1−0]。今年の阪神芝1400m重賞で武豊騎手は[0−1−1−0]。

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