皐月賞
レース展望

過去10年で1番人気は[2−2−1−5]で4連対。前走良馬場で4角4番手以内なら[1−2−1−0]だが、5番手以下は[0−0−0−2]で不振。2番人気は[1−3−2−4]で4連対、3番人気は[2−0−2−6]で2連対。連対馬12頭が4番人気以内、残る8頭は6、6、6、7、7、8、10、15番人気。

06年から5年連続で6番人気以下が連対し、そのうち4年が馬連万馬券となったが、11年以降は全て4番人気以内で決着し、馬連は12倍、12倍、8倍、9倍、7倍で10倍台止まり。以前の波乱傾向が一変し、堅い決着が続いている。3着は8、3、3、8、4番人気。3着も人気馬が多いが、穴で8番人気前後に注意。

連対馬20頭のうち19頭が前走4着以内。前走8着から連対したサンツェッペリンは同コースの京成杯を勝っていた。最近7年の連対馬14頭のうち9頭が前走1着、4頭が前走2着。前走トライアルで連対した馬を重視。最近4年の勝ち馬は前走共同通信杯1、1、2着、スプリングS1着。共同通信杯組が活躍している。

スプリングSは1着[4−0−1−5]、2、3着[0−2−1−15]、4着以下[0−1−0−21]。弥生賞は1着[1−2−1−6]、2着[0−0−0−9]、3、4着[1−2−1−10]、5着以下[0−0−1−12]。共同通信杯は4番人気以内なら[3−0−1−1]。アーリントンC、きさらぎ賞、毎日杯は連対なく不振。

6番人気以下で連対した8頭のうち5頭が前走トライアルで2〜4着に負けていた。本番前に全力を出し切らないトライアルは力関係を反映していないことが多い。穴で前走トライアルで3着前後に負けて人気を落とした馬に注意。今年は上位3頭にかなり人気が集中するため、前走勝った馬でも配当妙味がある。

マカヒキは新馬、若駒S、弥生賞を3連勝。これは無敗で3冠馬を制した父ディープインパクトと同じ。レースのラスト3Fは新馬戦が11.6−11.1−11.2秒、若駒Sが11.4−11.0−11.1秒、弥生賞が12.5−11.3−11.3秒。ディープインパクト産駒で高速ラップの持続力が優れている。

前走弥生賞は出遅れて最後方から徐々に進出し、先に抜け出したリオンディーズをメンバー最速の33.6秒で交わしてクビ差で制した。2着リオンディーズはラスト2Fを11.3−11.3秒でまとめており止まった訳ではない。デビューから上がり3Fは33.5秒、32.6秒、33.6秒で全てメンバー最速。

末脚の威力は相当なものがあるが、今回は初めての多頭数のレースになる。能力は現時点で世界レベルかもしれないが、多頭数以外にも死角がない訳ではない。それを馬自身が乗り超えるか、陣営が把握できているかがポイント。ルメール騎手がサトノダイヤモンドに騎乗するため、テン乗りの川田騎手に乗り替わる。

リオンディーズは新馬、朝日杯FSを勝ち、前走弥生賞2着。新馬戦のレースのラスト3Fは11.8−11.1−11.0秒で尻上がり。先週の桜花賞を勝ったジュエラーも新馬戦のラスト3Fが尻上がりだった。キャリア1戦で臨んだ朝日杯FSは出遅れて最後方からメンバー最速の33.3秒で大外から差し切って快勝。

武豊騎手が完璧なレースをしたエアスピネルの上がりを0.7秒上回る強烈な末脚を繰り出し、最後は力で捻じ伏せた。前走弥生賞は4番手から早めに抜け出してメンバー2位タイの34.4秒でまとめたが、外からマカヒキに差されてクビ差の2着。スタンド前と向こう正面で少し掛かり気味だったことが影響したのか。

勝ちに拘るなら勝負どころでもっと早めに追い出してアドバンテージを取る方策もあったが、休み明け、トライアルのため負荷をかけたくなかったのだろう。トリッキーな中山で好位から尻上がり&持続ラップでまとめたことは本番に繋がりそう。Mデムーロ騎手は皐月賞で[4−1−0−2]。今週もMデムーロ騎手か。

サトノダイヤモンドは新馬、500万条件、きさらぎ賞を3連勝。重馬場の新馬戦は2番手から抜け出して2馬身半差で圧勝。レースのラスト3Fは11.7−11.7−11.5秒で尻上がり。稍重の500万条件は中団から差し切って3馬身半差で圧勝。レースのラスト3Fは11.8−11.7−11.3秒で尻上がり。

前走きさらぎ賞は中団から徐々に進出し、メンバー最速の34.2秒で抜け出して3馬身半差で圧勝。ルメール騎手は鞭を軽く1回入れただけで最後は余裕があった。レースのラスト3Fは11.7−11.9−11.3秒だったが、サトノダイヤモンドは尻上がりラップで上がっている。芝1800m、良馬場も問題なかった。

レース巧者で折り合いに不安がなく、渋った馬場もこなせる。池江厩舎が何かを注入したのか、さらに馬体の迫力を増している。現時点で世界レベルかもしれないが、それでも死角がない訳ではない。ルメール騎手は先週[1−4−2−10]、3番人気以内では[0−4−2−6]で未勝利だった。日曜は曇り時々雨の予報。

朝日杯FS2着、弥生賞3着のエアスピネル、スプリングS勝ち馬マウントロブソン、同3着馬ロードクエスト、共同通信杯勝ち馬ディーマジェスティ、若葉S勝ち馬アドマイヤダイオウ、同2着馬ナムラシングン、京成杯勝ち馬プロフェットなど。桜花賞と同様に3頭に人気が集中する。伏兵の突っ込む余地はあるのだろうか。

エアスピネルは朝日杯FSで0.1秒差の2着、弥生賞で0.3秒差の3着。前走弥生賞はリオンディーズと同じメンバー2位タイの34.4秒でまとめている。弥生賞は武豊騎手がトライアルの乗り方。今回は本番の乗り方をするはずだが、外枠に入ったことで少し乗り難しくなった。00年の皐月賞馬エアシャカールの近親。

ロードクエストは新潟2歳S(稍重)を4馬身差で圧勝。ホープフルS、スプリングSは追い込んで0.2秒差の2着、0.1秒差の3着。前走はいかにもトライアルの乗り方。今回は小島茂厩舎が本番の仕上げを施している。世界レベルの馬がいるメンバーで後方から大外一気では厳しい。池添騎手の腕に懸かっている。

ディーマジェスティは[2−2−0−0]で連対を確保。前走共同通信杯は中団の内からメンバー最速の34.9秒で差し切っり、1分47秒4(稍重)で優勝。12年以降、共同通信杯連対馬は皐月賞で[3−0−0−0]。二ノ宮厩舎の管理馬は時々強烈なパフォーマンスを発揮するが、大外18番枠がどう出るか。

アドマイヤダイオウは未勝利、梅花賞(重)、若葉S(稍重)を3連勝。前走若葉Sは後方から早めに動いて2番手に押し上げてハナ差で辛勝。重い馬場で勝っており、成績的には地力タイプだが、馬体の造りは少しイメージが違う。近藤氏はアドマイヤモラール、友道厩舎はマカヒキと2頭出し。福永騎手がどう乗るか。

★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
桜花賞 馬単1,950円(2点) 3連単20,330円(12点)的中![高確信度]
ころがしPJ回収率351%、穴馬は桜花賞・アットザシーサイド激走!
皐月賞は現在4連勝中!昨年は◎ドゥラメンテが勝ち、馬単・3連単12,360円的中!

◆MR予想(万馬券MR)
桜花賞 馬連960円 3連単20,330円的中![高自信度]
阪神牝馬S 馬連・3連単3.350円的中!厳選予想2戦2勝!
皐月賞は「自信の狙い馬」と「自信の穴馬」で高配当を狙います![高自信度勝負]

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