福島牝馬S
レース展望

過去10年で1番人気は[2−0−1−7]で2連対。前走中山牝馬S3着以内は[2−0−0−1]だが、4着馬は[0−0−0−3]。前走中山牝馬S以外は[0−0−1−3]で不振。2番人気は[0−1−2−7]で1連対、3番人気は[2−1−2−5]で3連対。6〜9番人気が5連対、10番人気以下が1連対。

過去10年で10倍以下と万馬券は各1回のみ。最近5年の馬連は57倍、11倍、8倍、14倍、64倍で中穴決着が多い。3着に極端な人気薄が来ることが多く、3連単は14万、19万、23万、59万、79万など高配当が続出している。ローカルの牝馬限定重賞は波乱度が高い。3連単で一攫千金を狙う方策も一考。

最近5年の連対馬10頭のうち8頭が前走中山牝馬Sに出走し、7頭が3着以内を確保していた。最近5年で前走中山牝馬Sで3着以内に入った馬は[4−3−0−1]で連対率87.5%。今年の該当馬は15番人気で3着に入ったメイショウスザンナ。ちなみに4着はアルマディヴァン、5着はハピネスダンサーだった。

年齢別では、4歳[4−4−3−66]、5歳[5−6−4−45]、6歳[0−0−2−12]、7歳[1−0−1−6]で4、5歳馬が活躍している。重賞、オープン特別で好走経験のある4、5歳馬を重視したい。6歳以上は[1−0−3−18]で1連対のみ。データ面からは6歳以上の高齢馬は割り引きが必要。

メイショウスザンナはメンバー唯一の古馬重賞勝ち馬(クイーンS)。前走中山牝馬Sはメンバー3位の34.5秒で追い込んで0.1秒差の3着。芝1800mのG3では[1−1−2−0]で複勝率100%。昨年の福島牝馬Sは0.1秒差の3着。前走より1キロ軽い54キロで出走できる。高齢馬不振のデータを覆せるか。

シャルールは500万、1000万、1600万条件を3連勝してきた上がり馬。前走初音Sは3番手からメンバー最速の33.6秒で抜け出して2馬身差で圧勝。2着リラヴァティは昨年の福島牝馬S2着馬。芝1800mは[3−1−0−1]で福島では500万条件で2着がある。2ヶ月半ぶりのため、仕上がり面に注意。

前走中山牝馬Sからは4着アルマディヴァン、5着ハピネスダンサー、8着アースライズ、9着フレイムコード、11着キャットコイン、12着リーサルウェポン、14着ウインリバティ、16着クインズミラーグロが出走予定。ヴィクトリアマイル3着馬ミナレット、クイーンC勝ち馬キャットコイン、スイートピーS勝ち馬ディープジュエリー、紫苑S勝ち馬クインズミラーグロなど多彩なメンバーが揃った。

アルマディヴァンは芝1800m[0−0−0−4]だが、昨年の福島牝馬Sが0.2秒差の6着、前走中山牝馬Sが0.2秒差の4着と差のないレースをしている。距離は少し長いが、立ち回り次第か。ハピネスダンサーはOP以上では[0−0−0−6]だが、前2走小倉大賞典と中山牝馬Sは0.2秒差の5着。斤量はさらに1キロ重くなるが、この馬も立ち回り次第か。

リーサルウェポンは京都牝馬S10着、中山牝馬S12着に終わったが、3走前の愛知杯で0.2秒差の2着がある。前走中山牝馬Sは出遅れて最後方から大外ブン回しでは厳しかった。小回りの小倉芝1800mでは外から捲って2着がある。ディープジュエリーは得意の芝1800mで復活できるかどうか。クインズミラーグロは前3走9、11、16着と着順を落としている。

[Home]