フローラS
レース展望

オークストライアル。過去10年で1番人気は[5−1−0−4]で6連対。前走芝1800m以上で3着以内は[5−1−0−0]だが、前走4着以下は[0−0−0−3]で不振。2番人気は[2−2−1−5]で4連対、3番人気は[0−1−3−7]で1連対。6〜9番人気は4連対、10番人気以下は2連対。

最近5年の馬連は1035倍、7倍、8倍、59倍、11倍で堅いか波乱両極端。10番人気以下が連対した2年は273倍、1035倍。重賞実績馬が少なくメンバーレベルが低いと荒れる傾向がある。11年は9−15−3番人気、14年は4−6−13番人気で決着し、3連単は113万、108万馬券が飛び出した。

連対馬20頭のうち17頭が前走5着以内。残る3頭は前走フラワーC6着、毎日杯7着、500万条件9着。前走10着以下は[0−0−0−22]で出番なし。連対馬20頭のうち10頭が1勝馬、勝ち馬は10頭のうち4頭が1勝馬。OP以上で好走経験のある1勝馬と前走未勝利戦を勝った1勝馬に注意。

フロンテアクイーンは前走クイーンCで中団からメンバー3位タイの34.7秒で伸びて0.8秒差の2着。3着ロッテンマイヤーは次走忘れな草賞を制した。全兄ザトゥルーエアーは芝2000m以上で3勝。芝1800m[1−1−0−0]の実績から距離はこなすか。昨年以降の東京芝重賞で国枝厩舎は4番人気以内なら[1−2−0−2]で4着以内を確保。

パールコードは新馬戦1着、つばき賞3着、ミモザ賞1着。つばき賞でナムラシングン、ミッキーロケットに負けたが、まだ牝馬には先着を許していない。前走ミモザ賞は好位から早めに動いてメンバー2位の35.3でまとめて快勝。セレクトセールで1470万円で取り引きされた阪神JF2着馬シークレットコードの半妹。勝てば中内田厩舎は重賞初制覇となる。(今年13勝で現在7位)

前走アネモネSを勝ったチェッキーノ、前走フラワーC2着のゲッカコウ、前走チューリップ賞4着のクィーンズベスト、同7着のクロコスミア、同11着のエルビッシュ、2戦2勝のディープインパクト産駒ビッシュ、前走東スポ杯2歳S7着のアグレアーブル、共同通信杯5着があるファイアクリスタルなど。重賞連対馬は2頭しかおらず、勝ってもおかしくない馬が多い。

チェッキーノは新馬戦は2着に終わったが、未勝利、アネモネSを連勝。上がりは3戦ともメンバー最速。アネモネS3着のペプチドサプルは忘れな草賞で2着に入った。コディーノの全妹。ルメール騎手で1番人気になりそうだ。ゲッカコウは前走フラワーCで中団の内からしぶとく伸びて0.2秒差の2着。東京向きではなさそうだが、松岡騎手が強気な騎乗でも持ってくるか。

クィーンズベストは500万条件でサトノダイヤモンドの2着、チューリップ賞でシンハライトに0.3秒差の4着がある。東京芝2000mは新馬戦で逃げ切っている。前に行ってどこまで踏ん張れるか。クロコスミアはアルテミスS3着、阪神JF8着、チューリップ賞7着。小柄なステイゴールド産駒で速い上がりを繰り出している。勝浦騎手がテレグノシスの乗り方で持ってくるか。

エルビッシュはチューリップ賞で中団から伸び切れず0.8秒差の11着。高速上がりに対応できなかったため、距離を延ばしてきた。過去8年のフローラSで内田博騎手は[4−0−1−1]の好成績。ビッシュは新馬、500万条件を中団から差し切って連勝。小柄な牝馬だが、ディープインパクト産駒で末脚に持続力がある。セレクトセールで7980万で取り引きされた馬。昨年は同馬主のディアマイダーリンがフローラSで横山典騎手が騎乗し2着に入っている。

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