京王杯SC
レース展望

安田記念の前哨戦。過去10年で1番人気は[1−0−1−8]で1連対のみ。前走高松宮記念出走馬は[0−0−1−7]だが、今年は1番人気になりそうな馬はいない。2番人気は[1−2−3−4]、3番人気は[1−2−2−5]で各3連対。6〜9番人気が3連対、10番人気以下が3連対。人気薄の激走が多い。

3番人気以内の決着がなく、馬連が10倍台までに収まったことはない。最近5年の馬連は29倍、225倍、26倍、69倍、26倍。人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。6番人気以下で連対した6頭のうち5頭が1000万条件以上の芝1400mを勝っていた。穴で芝1400mで速い持ちタイムがある馬に注意。

サトノアラジンは重賞[0−2−3−5]で未勝利だが、東京の重賞では[0−2−1−1]でエプソムCと富士Sで2着がある。昨年のマイルCSで0.2秒差の4着に入ったようにG1級の能力がある。芝1600mは[2−2−1−1]だが、芝1400mは初めて。芝1400mの速い流れを追走して速い上がりを繰り出せるかがカギ。ここで連対して賞金を加算しないと安田記念出走は厳しくなりそう。川田騎手に乗り替わる。

ロサギガンティアは芝1400m[2−0−1−1]でオーロC、阪神カップを2連勝。前走阪神カップは4番手から抜け出し、ダンスディレクターとの叩き合いをハナ差で制した。フジキセキ産駒で芝1400mは合うが、2連勝は稍重だった。良馬場の高速決着に対応できるかがカギ。Mデムーロ騎手では2戦2勝。騎乗停止明けの先週は駄乗が目立ったが、2週目で巻き返してくるか。藤沢和厩舎のため、当日の馬体重に注意。

前走ダービー卿CT6着のダッシングブレイズ、昨年の京王杯SC3着馬で前走阪急杯2着のオメガヴェンデッタ、3連勝で春雷Sを勝ったエイシンスパルタン、阪急杯3着馬ブラヴィッシモ、昨年のNHKマイルC勝ち馬クラリティスカイ、昨年の京王杯SC勝ち馬サクラゴスペル、14年のスワンS2着馬サンライズメジャーなど伏兵は多士済々。勝ってもおかしくない馬が多い。芝1400m未経験の人気馬が崩れると大波乱もあるか。

ダッシングブレイズは3連勝でリゲルSを勝ったが、東京新聞杯(浜中騎手)が競走中止、ダービー卿CTが6着。初の芝1400mに対応できるかがカギ。浜中騎手が落馬負傷した馬で復帰する。JRAは内を突かないように外枠に入れてくるか。オメガヴェンデッタは芝1400m[2−1−3−1]で京王杯SC3着、スワンS3着、阪急杯2着がある。少し詰めが甘いが、芝1400mでは堅実。前走騎乗した武豊騎手が騎乗する。

エイシンスパルタンは芝1400m[4−1−0−2]で東京の晩春Sを1分20秒0の好タイムで2着マジックタイムに2馬身半差をつけて圧勝している。スピードの絶対値が高く、高速決着に対応できるタイプ。藤岡健厩舎の管理馬。ジュエラー(骨折)の損失補填があるか。ブラヴィッシモは芝1400m[3−2−2−1]で東京の奥多摩Sを1分21秒4(稍重)で勝っている。前走高松宮記念は14着に惨敗したが、得意の芝1400mで巻き返せるか。阪急杯を1分20秒0で走ったが、本質的には少し時計が掛かった方がいいタイプ。

★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)

◆MR予想(万馬券MR)

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