ラジオNIKKEI賞
レース展望
3歳限定の中距離ハンデ重賞。過去10年で1番人気は[1−2−2−5]で3連対。前走500万条件は[0−1−1−0]、1000万条件は[0−0−0−1]、OP特別は[1−1−1−2]、G1は[0−0−0−2]。前走OP特別で連対した馬は[1−1−0−0]で堅実。
2番人気は[3−2−1−4]で5連対、3番人気は[1−1−0−8]で2連対。6〜9番人気が3連対、10番人気以下が3連対。最近6年のうち5年が5番人気以内の決着で馬連は18倍、13倍、13倍、404倍、18倍、14倍。時々極端な人気薄が激走して大波乱が起きる。
連対馬10頭が前走連対。前走4着以下から9頭が連対しており、前走1000万条件以上なら着順不問。8年で前走条件戦に出走した馬が連対しており、重賞実績は問われない。連対馬20頭のうち15頭が芝1700m以上で勝っていた。マイルまでしか実績がない馬は不振傾向。
前走500万条件勝ち馬は1、2番人気なら[3−2−1−5]だが、3番人気以下は[0−0−2−33]。人気になった馬に注目。6番人気以下で連対した6頭のうち4頭が53〜54キロの関東馬。穴で前走東京芝1600〜2000mで負けた53〜54キロの関東馬に注意。
ブラックスピネルはOP特別[2−2−1−0]、芝1800mでは[2−1−0−0]で萩S、白百合Sを勝っている。前走白百合Sは4番手からメンバー3位タイの33.5秒で差し切って優勝。得意の芝1800mで他馬より1キロ重い57キロを背負って危なげのない内容だった。
重賞ではホープフルS、京都新聞杯とも4着に終わったが、距離的な面もあるのだろう。今回はベストの芝1800mだが、直線の短い小回りコースでトップハンデ57キロを背負う。音無厩舎は昨年前走プリンシパルSを勝ったアンビシャスが56.5キロで優勝。ハンデは少し見込まれたか。
武豊騎手は福島の重賞では[2−1−1−1](全て3番人気以内)。12年の福島牝馬S・アカンサス3着以来4年ぶりの福島参戦となる。重賞で武豊騎手&音無厩舎のコンビは[3−3−2−20]、1番人気なら[3−0−0−1]。武豊騎手が重賞で社台の1番人気に騎乗するのである。
アーバンキッドは[1−3−0−2]、芝1800mは[0−1−0−0]で毎日杯2着がある。毎日杯は好位から最内を突いてメンバー3位の33.0秒で伸びて0.2秒差の2着。アーリントンCでは道中外を回って折り合いを欠いたが、内枠スタートから馬を前に置いて折り合っていた。
前走NHKマイルCは3番手につけたが、直線で一杯になって0.9秒差の16着。道中折り合っていたが、逃げたメジャーエンブレムに馬なりのまま突き放された。前走惨敗したことで芝1800m重賞で2着があってもハンデは56キロ。斉藤誠厩舎はストーミーシーと2頭出しになる。
前走プリンシパルS3着のゼーヴィント、前走白百合S4着のジョルジュサンク、ニュージーランドT2着馬ストーミーシー、2連勝中のアップクォーク、フェアリーS2着馬ダイワドレッサー、前走メルボルンTを勝ったロードヴァンドール、前走皐月賞12着のミライヘノツバサ、前走あやめ賞を勝ったナイトオブナイツなど。
ゼーヴィントは中山の未勝利、山藤賞をメンバー最速上がりで2連勝。前走プリンシパルSは出遅れて後方からメンバー最速の34.2秒で追い込んで0.3秒差の3着。内から捌いてきたが、前が残る展開で出遅れは致命的だった。ハンデは2キロ減の54キロ。石川騎手から戸崎騎手に乗り替わる。
アップクォークは全て芝1800mを使われ[2−1−0−1]。前走早苗賞は休み明けで馬体が18キロ増えていたが、後方からメンバー最速の33.2秒で最内から差し切った。直線で厳しい位置にいたが、いい脚を長く使っている。ストレンジクォークの半弟。ハンデは53キロ。
ダイワドレッサーはフェアリーS2着、クイーンC4着、オークス8着と重賞で善戦している。前走オークスはメンバー4位の33.7秒で追い込んで0.4秒差まで追い上げた。ハンデは53キロ。過去10年で牝馬は[0−0−2−16]。重賞で石川騎手は[0−0−1−28]。
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