プロキオンS
レース展望

過去10年で1番人気は[2−3−4−1]で5連対。単勝2.9倍以下なら[2−3−3−0]。牝馬は[0−1−1−0]、6歳以上は[0−1−2−0]で未勝利。2番人気は[1−4−1−4]で5連対、3番人気は[1−1−0−8]で2連対。6〜9番人気は3連対、10番人気以下は1連対。

中京移動後4年の連対馬8頭のうち7頭が5番人気以内。馬連は349倍、23倍、5倍、17倍。12年は12番人気が逃げ切って万馬券が出た。連対馬20頭のうち13頭が前走3着以内、19頭が前走6着以内。前走7着以下は[1−0−3−45]で1連対のみ。最近の傾向から前走連対した馬を重視。

年齢別では3歳[0−0−0−4]、4歳[2−2−1−10]、5歳[3−4−3−37]、6歳[5−2−2−27]、7歳以上[0−2−4−49]で5、6歳馬の活躍が目立つ。速い流れで1分22秒台の決着になるため、スピードが問われる。ダ1400mで1分22秒台の持ちタイムがある馬に注目したい。

ノボバカラは昨年のユニコーンS2着馬。その後は1600万条件で善戦止まりが続いたが、1600万条件、コーラルS、かきつばた記念を3連勝。コーラルSでは2番手から押し切り、1分22秒7の好タイムで制した。中京ダ1400mでは1600万条件の納屋橋Sを1分23秒6(稍重)で逃げ切っている。

ダ1400mは[3−0−1−0]でベストの距離。3走前の納屋橋Sを勝ったMデムーロ騎手を乗せてきただけに勝負モードか。スピードの絶対値が高く、前に行ってしぶとい脚を使えるタイプ。ポメグラネイト、タガノトネール、ニシケンモノノフなど前に行く馬が揃っただけにオーバーペースにならなければ。

キングズガードは1000万、1600万条件、栗東Sを3連勝。昇級戦の前走栗東Sは1番人気に支持され、中団の後ろからメンバー最速の35.1秒で豪快に差し切り2馬身半差で圧勝した。ダ1400mは[6−4−4−1]で6着に終わったデビュー戦を除くと現在14戦連続で3着以内を確保している。

前3走の前半3Fは34.6秒、35.0秒、35.3秒。流れに関係なく末脚の威力で捻じ伏せている。右回りは[6−4−3−1]だが、左回りは[0−1−2−1]で2、3着が多い。ダ1400mで川田騎手なら[4−1−2−0]で複勝率100%。重賞初挑戦でメンバーは強くなるが、勢いで突破するか。

OP特別3勝のニシケンモノノフ、昨年の4着馬タガノトネール、同5着馬グレープブランデー、前走オアシスSを勝ったブライトライン、昨年の根岸S2着馬ワイドバッハ、前走夏至Sを勝ったカフジテイク、2連勝中のダノングッドなど。今年は高齢馬の出走が多いが、ダ1400m実績馬が揃っている。

ニシケンモノノフはダ1400m[4−4−0−4]でポラリスSを1分21秒5(重)で勝っている。重賞では黒船賞でダノンレジェンドに0.2秒差の2着がある。先行してしぶとい脚を使えるタイプ。昨年秋以降の重賞で岩田騎手は[0−6−9−49]。レース後のコメントの拒否を続けている真意は分からないが、競馬ファンにとって騎手のコメントは予想をする上で重要な要素のひとつ。それが理解できないのなら仕方ない。

タガノトネールは昨年南部杯と武蔵野Sで2着に入ったが、ベストは[4−4−2−5]のダ1400m。夏場に走る鮫島厩舎の管理馬。ハイペースでも粘れるが、テン乗りの松若騎手次第か。ダノングッドはダ1400mを使って2連勝。ダノンレジェンド(村山厩舎)の半弟が力をつけている。過去10年で前走1600万条件は[0−1−0−16]。コパノリッキーなどダート実績馬を多く出している村山厩舎の管理馬。

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