エルムＳ
レース展望
過去１０年で１番人気は［２−０−３−５］で２連対。単勝１倍台は［２−０−１−１］、２倍台は［０−０−１−２］、３倍以上は［０−０−１−２］で単勝２倍以上は連対がなく不振。２番人気は［４−１−０−５］で５連対、３番人気は［３−１−１−５］で４連対。最近４年の連対馬は全て５番人気以内、馬連は２倍、２９倍、３４倍、１４倍で中穴までに収まっている。上位人気馬の組み合わせで中穴を狙うのが妙味。
連対馬２０頭のうち１４頭が前走４着以内。前走５着以下から連対した６頭のうち４頭が休み明け、かつダート重賞で実績があった。前走１０着以下から連対した馬は２番人気。前走惨敗馬でも人気なら注意。前走北海道のダ１７００ｍのＯＰ特別に出走した馬は［４−２−５−４１］で６連対。前走勝った馬は［２−０−１−６］、１、２番人気なら［２−０−１−１］。前走大沼Ｓ、マリーンＳを勝って人気になった馬に注目。
モンドクラッセはダ１７００ｍで５戦５勝、札幌ダ１７００ｍは３戦３勝。休み明けの前走大沼Ｓは２番手から早めに先頭に立ち、２着に３馬身差をつけて圧勝。勝ちタイム１分４１秒７（不良）はレコード。前走より１キロ軽い５６キロで出走できる。重賞では東海Ｓでアスカノロマンの２着がある。三浦騎手では［５−０−０−１］、ダ１７００ｍでは４戦４勝。実績的にかなり人気を集めそうだが、死角がない訳ではない。
ロワジャルダンはダ１７００ｍで２戦２勝（１０００万、１６００万条件）。昨年秋にみやこＳを勝ったが、その後は重賞で４、３、５、５、１０着で善戦止まりが続いている。右回りのダ１７００〜１８００ｍでは［５−１−０−１］で２走前のアンタレスＳ５着を除き連対を確保。前走平安Ｓは１０着に終わったが、間隔を空けたことでどこまで立ち直ってくるか。今週から短期免許で騎乗するモレイラ騎手で一変に注意。
前２年のエルムＳ２、４着のクリノスターオー、昨年の勝ち馬ジェベルムーサ、前走マリーンＳを勝ったショウナンアポロン、同２着馬ヒラボクプリンス、前走プロキオンＳ４着のブライトライン、前走１６００万条件を勝ったリッカルド、中央に戻ってきたナムラビクターなど伏兵は数多い。クリノスターオーは勝負どころでズブく、外から捲られると厳しくなることが多い。ジェベルムーサの大外捲りにどう対応するか。
ジェベルムーサは昨年のエルムＳを大外捲りで早め先頭から押し切って重賞初制覇。休み明けは［４−１−０−２］。一戦ごとに力を出し切るタイプで大型馬でも久々を苦にしない。岩田騎手は昨年の小倉２歳Ｓ以降、重賞で勝ち星から遠ざかっている。ブライトラインは休み明けの前走プロキオンＳで０．４秒差の４着。相変わらず詰めは甘いが、復調してきている。今年の北海道重賞で鮫島厩舎は２勝。叩き２戦目で福永騎手が騎乗する。
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