札幌2歳S
レース展望
過去10年で1番人気は[3−3−1−3]で6連対。前走札幌芝で勝った牡馬は[3−2−0−0]。他場参戦馬は[1−0−0−2]で1連対のみ。2番人気は[2−2−1−5]で4連対、3番人気は[3−0−1−6]で3連対。連対馬18頭が5番人気以内、残る2頭は6、11番人気。最近5年の馬連は4倍、5倍、23倍、236倍、8倍。14年に5−11番人気で大波乱になったが、人気馬同士で堅く収まることが多い。
新馬戦は5番人気以内[5−5−1−18]、6番人気以下[0−1−4−43]。未勝利戦は3番人気以内[2−0−0−2]、4番人気以下[1−0−0−13]。前走新馬、未勝利を勝って人気になった馬が活躍している。クローバー賞勝ち馬は[1−0−3−1]だが、2着以下は[0−0−0−10]で不振。牡馬は[9−8−6−81]、牝馬は[1−2−4−26]。函館2歳Sとは違い、牡馬が活躍している。
タガノアシュラは函館芝1800mの新馬戦を逃げて4馬身差で圧勝。勝ちタイム1分49秒9(開幕週)はレコード。2着サトノアリシアはその後未勝利、コスモス賞を断然人気で連勝している。父はマンハッタンカフェ、母レイサッシュはステイゴールドの半妹。気難しい面があるため、2戦目で気の悪さを出さなければ。浜中騎手から武豊騎手に乗り替わる。武豊騎手は通算4000勝(海外&地方含む)まであと2勝と迫っている。
コリエドールは札幌芝1800mの新馬戦で中団から早めに上がってメンバー2位の34.9秒で差し切って優勝。直線でサトノアレスに交わされたが、最後に差し返した。超スローペースで勝ちタイムは1分52秒8。堀厩舎の管理馬で母はステイゴールドの全妹レクレドール。半兄にベルーフがいる。モレイラ騎手から福永騎手に乗り替わる。今年の重賞で福永騎手は1番人気[3−2−0−0]、2番人気[0−0−1−5]。
札幌芝1800mの新馬戦を勝ったインヴィクタ、ディープウォーリア、前走クローバー賞を勝ったブラックオニキス、同2着のトラスト(川崎競馬)、函館芝1800mの新馬戦を勝ったアドマイヤウイナー、トリオンフなど伏兵は数多い。インヴィクタは新馬戦で外を回っていい脚を長く使って差し切り勝ち。クィーンズベストの半弟で近親にヴィルシーナがいる。馬主は大魔神・佐々木氏。インヴィクタとは「無敵」という意味。
ディープウォーリアは新馬戦を早めに先頭から押し切り2馬身差で圧勝。ラスト3Fは12.1−11.7−11.7秒。ディープインパクト産駒でも切れより地力タイプか。ブラックオニキスは未勝利、クローバー賞を連勝。400キロ台の小柄な牝馬だが、勝負根性がある。トラストは川崎で2連勝し、前走クローバー賞で0.2秒差の2着。スクリーンヒーロー産駒で馬主は岡田氏。札幌&芝2戦目でどこまで変わってくるか。
函館芝1800mの新馬戦を勝ったアドマイヤウイナー、トリオンフは須貝厩舎の管理馬。過去10年の札幌2歳Sで須貝厩舎は[2−1−0−0]でレッドリヴェール(岩田)、アドマイヤエイカン(岩田)が勝ち、ゴールドシップが2着に入っている。アドマイヤウイナーは岩田騎手、トリオンフは浜中騎手が騎乗する予定。過去10年の札幌2歳Sで岩田騎手は[2−2−0−1]。昨年の小倉2歳S以来の重賞制覇なるか。
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